〜ナナシサークル〜 ももブル「むしゃ〜むしゃ・・むしゃ」 メイド長ブル「・・ももブルは相変わらずの食欲ね・・ふふふ」 ここは北方の暗黒帝国グリナテッレにある学院の部活塔 その中でも特に小さい部屋にて魔人ブルズアイとメイド長ブルズアイがしゃべっている ももブル「えっ〜・・・そんなことないな〜、 まだおやつ分も食べてないよ」 ももブルの後ろには天井に届くほどのお菓子が積まれていた メイド長ブル「・・・本当・・・うらやましい限りだわ」 ももブル「一個もやらないぞ〜」 メイド長ブル「・・いらないわ。 ・・・うっ見ているだけで胸焼けが」 ももブル「ところで、こんなものを手に入れたんだけどやってみる?」 メイド長ブル「・・・どんなの?」 ももブル「クリスタルゲームってあったじゃない? ・・それのソフトが屋敷の地下にあったの見つけた。」 クリスタルゲームとはクリスタルの魔道力を使って動く玩具である。 メイド長ブル「ちょうどここにもってきてたからちょうどいいわね。」 ももブル「・・本体だして」 メイド長ブル「・・ところでソフトはなんなの?」 ももブル「・・ポチッとな〜」 メイド長ブル「・・・あっ」 ももブルは勝手にゲームを出してスイッチを押してしまう。 ステージが始まる ーーー武器を選んでくださいーーーー ももブル「・・・あっこれ選ぼう」 メイド長ブル「・・・も〜かってなんだから」 メイド長ブルは怒りながらも武器を選択していた。 ももブル「さ〜はじまるよ」 ーーーGameStart----- だだっ広い平原に二人はいた メイド長ブル「何か来るわ」 ももブル「・・・なんか角張ってるキャラが今見えたような?」 遠くに大勢の人影がどんどん近づいてくる。 メイド長ブル「・・・あっあれはもしかして」 ももブル「・・・どこかでみたような」 ・・・・時間経過・・・・・ メイド長ブル「・・・ぜぇゼぇぜぇ」 ももブル「・・・ぜぇぜぇぜぇ」 二人はモンスターたちの群れを倒しゲームをクリアしていた。 メイド長ブル「・・・あれはももブルだったよね」 ももブル「・・・本当驚いた・・・アドちん・・・帰ったら仕返ししてやる」 ももブルは目くじらを立てながら猛烈に怒っていた。 ももブル「・・・それとメイブル・・あなた私を間違えて殴ったでしょう?」 メイド長ブル「・・・何のことかしら?」 ゲームの中の敵キャラが全てももブルであったのは言うまでもない。 メイド長ブル「ここにめずらしいお菓子があるんだけどいる? ももブル「えっ本当? 頂戴 もぐもく」 単純なももブルであった。 ももブル「そういえば、 あなた屋敷に帰らなくていいの?」 メイド長ブル「うちのメイドは優秀です〜大丈夫!?」 ももブル「・・・そんなこと言って屋敷に戻ったら一人だったってことになってたりして」 メイド長ブル「それはそれでメイドたちは幸せになってくれるから良いんです。」 ももブル「・・・そういうもんだんだ。 あなたは誰か主人ほしくないの?」 メイド長ブル「・・・考えたことない」 ももブル「一度も?」 メイド長ブル「うん。 なったらなったでたのしいんだろうけど。 想像つかないや」 ももブル「メイドのシステムはちょっとうらやましいかも」 メイド長ブル「あなたにはアドルファス様がいるからいいじゃない?」 ももブル「・・・アドちんはそんなんじゃないよ」 ももブルはちょっとあわてるように言った。 メイド長ブル「そういうことにしておくわね。・・・ふっふっふ」 ももブル「あっ・・・そうだあのゲームの仕返し・・いいこと思いついた・・・ふっふっふっふ」 メイド長ブル「えっ・・どんなこと?」 ももブル「耳かして・・・あなたにも協力してほしいの」 メイド長ブル「なになに?・・・えっそれはかまわないけど。 ・・・おもしろそうね」 二人は互いに上機嫌に笑いながら部屋を後にした。 ・・・・その夜 ???「おかえりなさいませご主人様〜☆」 アドちん「・・・なんのつもりだ。 珍獣」 そこにはメイド服を着たももブルの姿があった・ ・・・・・・ 完。