カーメン戦記第一巻登場人物(幻想世界事典より) ・カーメン関係者 カーメン・バルイ・マルネイザ13世 砂漠の大国カーメン王国の国王。 カーメンの王は代々金色のマスクで顔を覆っており、その素顔を見る事が出来るのは極一部の側近のみ。 王国の中心には巨大な金鉱山が密集しており、金山から産出される金細工が主な産業。 殆どの金山の所有権は王家が握っており、鉄鉱山などは貴族と民で分けて所有している。 王国内は点在するオアシスを中心に都市が発展しており、他の地域は砂漠な為に農業はあまり盛んではない。 鉄鉱山から質の良い鉄が取れるので鍛冶師が多い土地柄でもある。 良質の鉱物資源に支えられ、カーメン騎士団は良質の武器と防具を装備している。 ルマダ・アイコフ 38歳 男 カーメン王国に仕える日の騎士団長。 犬の面に巨大な曲刀と太陽を象った盾を持つ黄金の騎士。 面を取ると太陽のように禿げ上がった頭がまぶしい。 大柄な人物で性格も大雑把だが、王への忠誠心は誰にも負けない。 その巨体から繰り出される一撃は一兵卒を軽々と吹っ飛ばす。 なんと12人もの子の父で4歳年下の奥様は今でもスレンダー。 年下の奥様だが現状かかあ天下なのは否めない。 タニア=アテン 25歳 女 小柄な褐色肌の女性。黒髪パッツン、セミロングの眼鏡っ子。 胸に金の首飾り、体格に恵まれておらず軽装を好むが、戦場では鎧を着る。 隼の面を付けるカーメン王国・日の騎士団の副団長。 とても臆病で心配ごとが絶えない。 その性格は退路や補給線確保の手際の良さに表れている。 国の為というよりも団長であるルマダ・アイコフに心酔して副長を務めている。 士気の高いルマダ隊は連携も巧みで非常に強く、今のところ負け無しだが いつか根性と剣だけでは打ち破れない敵が現れたらどうしよう・・・と心配中。 最近は兵に鉄砲や大筒などの技術を学ばせ戦術の近代化を図ろうとしている。 とても正確な腹時計を持っているようで、挟撃や奇襲のタイミングを外した事が無いのが密かな自慢。 彼女自身に得意な武器は無く、戦場では指揮棒を持つ事が多い。 ビヨンド・ヘルマ・グリムヘッド 21歳 男 カーメン王国に仕える、月の騎士団長。王家を遠縁に持つ家系の出身。 鋭い眼光と黒のロングヘア、細身だが筋肉質で褐色の肌。 蛇の鉄仮面と漆黒の皮鎧、二本のジャマダハルが武器。(西洋におけるカタール ジャマダハルの刃には蛇毒が塗られており、かすり傷でも致命傷になり得る。 知性溢れる若者だが、出世欲が強く目的の為なら手段を選ばない。 前団長が引退したのは彼の毒で体調を崩したから、と裏で囁かれている。 黒い噂は絶えないが国家間の情報戦から夜間の集団戦闘、単独での暗殺技術に至るまで 彼の団長としての資質は群を抜いており、誰も逆らえない。 血の滲む鍛錬と天性の才能で結果を出し続け、 弱者を蔑んで生きて来たので友と呼べる人間がおらず、病弱な妹だけが心の支え。 アロマ・ハルシオン 26歳 女 カーメン王国・夜の騎士団に所属する香術師。女性のみが所属する香術隊の長。 長い黒髪と褐色の肌の魅惑的な女性。丸い眉毛が特徴的。戦場では蛇の仮面を被る。 香術隊に所属する者達は魔力とお香を組み合わせる事により精神に働きかける魔法を扱う。 甘い香りで騎士達の心を癒したり、捕虜の意識を朦朧とさせて自白させたりと、彼女らの活躍の場は多い。 普段は町の占い師として市民の間で囁かれる風評や流言などを調査しているが いざ合戦が始まると、自軍のどの部隊よりも素早く敵部隊の風上に移動し、強烈な催淫香を焚く。 彼女らの出撃した戦場に陣取った敵軍は、恍惚の表情を浮かべながらナニをおっ立てて死んでいくという。 「可哀想に・・・皆パンパンになってるじゃない。斬られたら出ちゃうかもね」 ・エルドクリア関係者 イザベラ・ジョルジェット・ルドワイヤン 女性、17歳 実り豊かな農業国、エルドクリア。王の権勢をさえしのぐルドワイヤン大公家の長女。 男子禁制の女宮をまもる「紅宮警護隊」の隊長をつとめる女騎士。 裏表なく高慢で意地悪な性格。つまりは傍若無人。 警備隊の隊員で、やはり大貴族の娘二人を取り巻きとして従えている。 趣味は、本来まもるべき対象であるエルドクリアのお姫さま、気弱な性格のキアラ姫をいぢめること。 でも実は愛情の裏返し。 さすがに主君の娘は押し倒せず、取り巻き相手に欲求不満を晴らす日々である。 サラ・デギュジス(画像右下) 女性、18歳 エルドクリア、デギュジス子爵家の次女にして「紅宮警護隊」の隊員。 イザベラの取り巻きその一。 寡黙でクールな策略家。 イザベラとは幼馴染。幼い頃から、暴走しがちなイザベラの抑え役だった。 といっても彼女の悪事を止めるのではなく、より効果的に、都合の悪いことは露見しないようにと サポートするのが使命。 態度には出さないが、イザベラを手のかかる妹のように思っており、世話を焼くことを生甲斐としている。 陰湿で用意周到な分、どうかするとイザベラよりたちが悪い。 氷雪を発する家伝の宝槍「ランスドグラース」の使い手。 大きめの八重歯がコンプレックスで、普段はスカーフで口元を隠している。 ・帝国関係者 皇帝 年齢17歳 中原に覇を称える皇国の若き皇帝。 前の皇帝の庶子で庶民。王位継承権はなかったが、帝位を争う皇太子たちが全員死亡したため皇帝 となった。 後継者争いで内戦になりかかり、下がった国力を上げるため、生まれの貴賎に関係なく才能ある 者を集め国力の回復に勤しんでいる。 徹底した利益主義者で冷徹、「利益が無ければ戦争に意味は無い」としておりバーズワースの戦いに 参加しなかったのも単に利益が無かったから。利用できる物は何でも利用するため自分の配下に 魔族がいようとも重く重用し、無能な者は容赦なく切り捨てる。 唯一、勇者であるガチ=ペドに命令が出来る立場にあるが基本的に好きにさせている。 冷徹かつ冷酷に思われているが、己の理想「誰もが平等に生きれる世界」を目指している ■『神童』 エレム=P=エルンドラード 15歳 女 皇国12軍団第3軍団「神記軍団」軍団長、武勇智謀共に優れた大天才 元は皇国にある神殿における教皇だった、皇国が知識の手助けをさせて貰うべく 彼女を雇ったのだが、神の啓示を聞いたと言い。そのまま皇国の軍団長を務める また、これほど無いまでに非常に武勇に優れており 現軍団の軍団長を同等かそれを凌ぐほどにある 小さい体、白髪ショートカットで、花の髪飾り 顔意外全身白い鎧に覆われており、胸部には獣の顔が咆哮して象られている 剣先から放たれる白き炎が優雅に舞う。 彼女の率いる沢山の僧侶を携えて 愛馬「セフィロート」を引きながら一騎当千の実力を博す ある最凶の勇者とは深いつながりがある ロロ 皇国第六軍団「瞬閃軍団」軍団長 宝剣の鞘と立方体のでかい冠の装備以外何もない全裸の小女(こおんな) 外見からは見受けられないほどの異常な身体能力をもつ 弓矢を握らせれば一秒に六回のパワーショットが撃てたり 一人で白兵戦のガチ勝負に持ち込めば全兵無傷で文字通り"ふっ飛ばす"など ムチャクチャする。よって魔人の類かという噂もたっている 遊撃部隊を率い、常に本能のまま行動する事より部下には密かに「ボス猿」と呼ばれている 子供の頃、事象存在と言われる龍に育てられ今に至る だが、なぜ現在皇国の団長をやっているのかは謎である 魔物と話すことができ、説得しそれに乗ってはどこか遊びに出かける ヘタをすると人間より魔物の友達のほうが多いのかもしれない