■ 亜人傭兵団奮闘記 その十三 ■ 『ゲッコー市にて その十』 ■登場人物■ ・パーティー 森にいる組 「ジャック・ガントレット」  人間 男 … 団長 拳闘士 「ドッグ・リーガン」  コボルド 男 … 副長 盲目 剣士 「ゴルドス」  ミノタウロス 男 … 副長 無口 ガチムチ 重戦士 「リゲイ・ダイマス」  リザードマン 男 … お調子者 剣士 「白頭のカーター」  人間 男 … 手練れ おっさん 魔法剣士 「尾長のエピリッタ」  リザードマン 女 … しっかり者 怪力 重戦士 「アルヴァ『ロストフェイス』ミラー」  人間 男 … 唖 魔法使い 研究者 市庁舎にいる組 「ファイ」  コボルド 男 … いい子 最年少 わぁい レンジャー 「ニコラ・トッポ・ビアンコ」  ラットマン 女 … 子供っぽい シーフ ・悪魔たち 「バンダルペイモン」  悪魔 男 … 三頭多腕の異形 蜘蛛の化身 「ジルベンリヒター」  悪魔 男 … 元『魔審官』 銀龍の化身 ------------------------------------------------------------------------------- あの忌々しい二つ足の獣ども。ヒト、エルフ、ドワーフ、ギガス(巨人) 彼らを殲滅する事こそが、我々悪魔の使命である。 そのこころがどのようにして生まれたものなのかは誰にも、我ら悪魔自身にも わからないことだし、少なくとも私は知りたいとおもわない 私の嗅覚は魔界の瘴気を知っている、私は魔界の炎を知っている 連綿と続く我ら「星公」の魂が教えてくれる。 知っていてもそれを嗅ぐ事も体に浴びる事も許されぬ いくら焦がれようともその度に、未だ地獄の門が開いてはおらぬという事実が 私を責め苛むだけだ 私は軽蔑する。 あの日和見主義者達を軽蔑する。 この世界にしがみつくもの達を軽蔑する 停滞を甘受する愚か者達を軽蔑する 我ら悪魔と同格になったと思い込んでいる元人間を、旋律の享楽に耽るだけの放蕩者を 下賤な血筋を持つ醜い女戦士を、悪戯だけを生きがいとする餓鬼を 箱庭に夢中の猪武者を、下らぬ色恋に現を抜かす売女を 知識を腐らせるだけの老人を、こそこそと嗅ぎまわるネズミを 動かぬ振り子を、取るに足らぬちっぽけな人間の餓鬼を 人間の王になる事を選んだ物狂いを、気鬱の地蔵面を 言葉遊びに興じる悪鬼を、物言わぬ肉塊を よからぬ事を企む炎塊を、小娘に心奪われた腑抜けを 人間どもの武器になる事を選んだあの男を ----------------------------------------------------------------------------------- 突如として目の前に現れた悪魔 ── ジルベンリヒター、というらしいが ── を見て、亜人傭兵団の面々は、恐怖に震えるよりも…呆気に取られてしまった。 それは、今まで傲然とふるまっていた蜘蛛の怪物がいきなり震えだしてしまったからでもあるし あまりに突然の登場だったからというのもあるのだが、なにより彼が 「少しも恐ろしさを感じさせない」からである。 「狂王」アドルファスや皇国軍に味方する魔王ジェイドの影響で、この頃は人間社会に 溶け込んでいる魔人達も少なくはない。 とはいえまだまだ一般的な存在ではないから、多くの人は、「魔人」というと 書物の挿絵に出てくる人間の身の丈をはるかに超えた怪物、というイメージしか持っていない。 そういった世間の魔人に対する認識の低さから考えれば、幾度か魔人と刃を交えた事のある 亜人傭兵団の面々は、魔人に対する知識は豊富といえるだろう。 彼ら魔人を仲間として戦ったことのあるジャックやゴルドスはなおさらである。 友好的であれ、非友好的であれ、また如何に人間に姿を似せようとも、いかなる気性の持ち主であろうとも 魔人たちはどれも異様な気を発している。 人間よりも霊的な存在に近いからなのか、それとも種族としての根本的な違いがそうさせるのか 理由は良く解らない。 魔人に対峙した人間はその強弱や種類はともかく、負の感情を抱かざるを得ないのだ。 好例は「ももっち」達だろう。全く持って無害な、むしろ愛玩対象として捉えてもよさそうな あの少女型の魔人たちは、いたるところで戦士達の凶刃に倒れている。 魔人将軍として有名な、皇国12軍第10軍団『裂攻軍団』の長クラウド=ヘイズも 召抱えられた当初は、むやみに決闘を挑んでくる兵士達をあしらうのに忙殺されていたらしい。 「えー…被告の蜘蛛君は…友人の記憶を借りると…えー…ロスマン君、でよいのかね?」 懐から取り出した手帳(革の装丁がされているが、その革がうねうねと蠢いている、まさに悪魔の持ち物らしい) になにやら書き付けているジルベンリヒターの声は、旧知の友人に話しかけるように 優しく、穏やかであった。 「…お…恐れながら魔審官殿…ロスマンは化身の際の仮の名にて…真名は『魔同盟小アルカナ 聖杯の…」 「あのくだらん連中がつけた称号など聞いてはおらんよ。ロスマンなのか?そうでないなら  なんと呼べばのよいのかね?あ、いやいや、そこまで恐縮せんでも。どうにもね、あの連中が  気に食わんもので。」 浮遊をやめ平伏している蜘蛛の怪物に、先程と変わらぬ柔らかな、だが少しの非難をこめて 「魔審官」と呼ばれた男は話しかけた。 未だ蜘蛛糸にがんじがらめにされたまま身動きの取れないリゲイの脳裏に、トカゲのマスターと ココアという娘の会話がふと浮かんだ (「うん、その…なんてゆーか…わたしと似たにおいがしたの!」) (「…お前と同じ血統、ってことか?まさかな…」) 彼女は恐らくミラーに宿ったこの悪魔のにおいを感じ取ったに違いない 血統云々といっているという事は恐らくあの娘はももっちだったのだろう。 (なるほど、イジメ甲斐ありそうな顔してたもんなぁ…) 同じ体を共有しながらもあの魔人はミラーの事を「友人」と呼んでいるので、恐らくミラーは 何らかの方法を使って魔人をその身に封じ込めたのだろう、と想像がつく。 あの口元を覆っていた呪符はその封印の一部だったのだろう。 だからこそ神代言語を操る事ができるのだし、またココアも「おなじにおい」を嗅ぎ取ったのだ。 そういった点では「人間までもが…(神代言語を操れるようになってしまった)」、と呻いた バンダイペイモンの狼狽は的外れだった事になる。 (後に学術都市の使者が語ったところによると、ミラーはこの魔人の肉体をその身に移植していたらしい。) 「ふむ…真名は『バンダルペイモン』…冥界出身で…受肉したのは…ええ、約150年前…と。」 ジルベンリヒターは相変わらずこちらを一瞥もせずに、悠々とバンダルペイモンの略歴を手帳に記している。 背筋を伸ばして堂々と立っているので、幾分大きくは見える…が、その背丈は小男というほどでないにしても 一般的な男性よりも一回りは小さい。 更に針金のように細い手足とそれを強調するかのようにぴったりした服装、青白く骨ばった顔つきが より一層彼を貧相に見せている。 彼自身よりもむしろ背中から生える二つの竜頭のほうが恐ろしく見える。 明らかな異形であるにもかかわらず、人に化けた魔人── 例えばロスマンや市長、秘書官 ── たちよりも、本能に訴えかけてくるものが少ないのは一体どうした事だろう? 「バンダルペイモン君…うむ、ちと長いな。ペイモン…だと神々の名前になってしまうから…  君だって恐れ多くも神々の名前をつかわせていただくなんて、嫌だろう?はは、は。  ではバンダル…うーむ…『バン』の響きが気に食わんな…ダル…ダルはなぁ…  よし、『ヴァン』でいこう!いいかい、この『ヴァ』が重要だからね。わかったかい、ヴァン。」 「はっ!恐れ多くも魔審官殿に呼び名を頂戴するなど…」 「ああ!ヴァン、ヴァン!何故君はそのようにかしこまった物言いしかできないのだろう!  いいかい、私達はただ、裁くものと裁かれるものに分かれているだけで  ほんらいは友人なのだよ!それに、いいかい、ここには私たちの他に見ているものなんて  一人もいないんだ!」 「私達は蚊帳の外、ってわけね。随分と偉い方でいらっしゃるのねぇ」 呟いたエピリッタをバンダルペイモンの蜘蛛糸が襲い、彼女は他の三人のように地面に転がる事になった。 「痛っ!」 したたかに後頭部を打ち付けてしまったエピリッタであった 「お、縛られ仲間じゃん。」リゲイが笑いかける。どうにも暢気なものだ。 「うっさいわね!少しは抜け出す努力をしたらどうなの?」 「先程から試みてはいるのだが…なんともならん。指一本動かす事ができんうえに  どうも縛られた者の魔力まで奪うようでな…。」 眉間に皺を寄せながらカーターが答える。 「魔審官殿のお言葉は主の言葉よりも重きもの、ましてや貴様らの如き虫けらの  汚らわしき鳴き声が魔審官殿の御耳を煩わすなど、あってはならん事だ!」 「ヴァン!それぐらいにしておいてあげたまえ。『たかが虫けら』に心煩わされるなど  高潔なるものに、それこそ、あってはならん事だよ!」 「は、申し訳ございません魔審官殿。」 「ふふ、ふ。冷静に、冷静にいこうじゃあないか。激情に身を任せるものは、信頼を失っていくのだよ?  私と君、お互いに信頼しあっていなければ、納得のいく裁きを下す事もできないだろう?  彼らに非があると解るまでは、彼らに手を出すのは止めたまえよ。」 「仰せの通りです。」 「ふむ…では私は君の言葉を信頼しよう、君も私の裁きに身を任せてくれたまえ。」 「勿論の事。」 爆炎飛び散るさっきまでの激戦が嘘のような、拍子抜けするような静かさが森を支配した。 蜘蛛の怪物はその巨大な脚をたたみ、亜人傭兵団の面々は空気に飲まれて身動きが取れない 獄炎は一欠片も残らず消え失せてしまったし、魔術師ミラーはどこかに消えてしまった ただ突然に現れた銀髪の男を照らす魔法の明かりだけが、青白い光を発して 燃え尽きて燻る周囲の惨状を映し出している。 (さて…どうしたもんかな、これは) バンダルペイモンに殴りかかった体勢のまま、地面に横たえられているジャックは思案をめぐらせた 逃げ出そうにも、リーガン以外にまともに動けるものはいないし、第一ゴルドスが 銀髪の魔人のはるか後方にノビている。 良く解らないがあの銀髪の魔人は、 こちらに害意はないだろう…とおもわれるが… 悪魔の気まぐれさと、残忍さは折り紙つきだ、笑顔で味方を裏切る事を むしろ美徳とするような者たちだ。 結局の所亜人傭兵団の面々にとっては窮地である事は変わりないのである。 「さてさて、ヴァン。私はね、わが友人たる魔術師ミラーの要請によって  やってきたわけなのだ。彼の言うところによるとこうだ『悪魔が一匹、罪を犯している』  いや、実のところ私は舞い上がってしまってね、ふふ、ふ。なにせ久しぶりに体を  動かす事ができるのだから。…確か、君らのお仲間に人間に体をのっとられてしまった  大間抜けがいただろう…名をなんと言ったか…。」 「剣のA、魔鎧ザーフリド殿のことでしょうか…。」 「おお、それだ。ふふ、ふ、彼の気持ちが解ったような気がしてね。いや、実に窮屈なものなのだよ  人間の体に押し込められるというのは。」 「計り知れぬ屈辱をお受けになっていたのですね、私も胸が痛みます。」 「しかしね、屈辱を感じつつも、ある種の尊敬の念を抱かざるをえんよ。脆弱なる人間の魂が  ここまでわれわれに抗う事ができるものなのか…とね。」 少し顔を上げた彼の顔には自嘲とは違う笑みが浮かんでいた。 「魔審官殿ともあろうお方が、何をそのような!今その脆弱なる魂を打ち破っておられるでは  ありませぬか!」 「ふふ、ふ、まぁ、そうだね。君も同じく、な。」 ここでジルベンリヒターは初めて亜人傭兵団の面々に視線を向けた。 軽蔑でも、哀れみでもない、意外なほど穏やかな。 ばっちり目のあってしまったリゲイが慌てて視線をそらす。 「全くの不覚だったとしか申し上げられません。」 「友人の記憶によると、どうも君に命じられたのは彼らの監視と口封じだったように見受けられるが  それに関して説明をいただけるかな?」    *   *   *   *   * 全くもって厄介な事になったものだ。愛用の椅子に身を沈めて一人深いため息をつく。 視線の先には無残にも真っ二つに折れた魔剣がある。 「まさかキミが斃れることになるとはな…。」 手元におかずどこかに潜伏させておいた方が、都合がよかった。 いなかった事にするにはもう遅い、彼女はいろいろな所に存在が知れてしまっている。 だが「死んだ」と言った所で死体を見せるわけにもいくまい、死体など存在しないのだから。 後々不都合になる可能性を知りつつも常に行動を共にしていたのは、彼自身が知らず知らず の内に魔剣に魅入られていたからである。彼は決して認めないだろうが。 彼女が斃れた事は、「市長」の立場としての問題だけでなく、魔同盟の一員としての問題でもある。 むしろ後者のほうがより厄介だ。 彼女のほんらいの所有者であるヴァニティスタに何を言われるか解ったものではないし(どうせろくでもないことだ) それはアルダマス老の面子を潰す事にもなりかねない。 さらに、元の通りに直すのであれば、フィジェ・ホロワと魔剣王の力を借りなければならない訳だが これもまた大きな問題だ。 魔剣王はしばらく前から人間の元に「降りている」し、フィジェは魔剣王以外からは法外な見返りを 求めるので有名だ。魔剣王を探す為に世界中を探し回る事ができるほど暇ではないし それ以前にフィジェに修復を依頼した時点で「正常な精神」だとか「魂の半分」などを持っていかれていることだろう。 「まやかしとはいえキミの体が失われてしまうのは少々もったいないが…  まぁ私の魂が失われるよりはマシだ。しばらくは眠っていてくれたまえ。」 後はこの二匹の賊… 今ここで始末してしまうよりは、むしろ精一杯活用させてもらうとしよう。 「身代金目当てに賊が侵入、警備の者の奮闘も空しく秘書官は攫われてしまったが  内二名は捕らえる事ができた」 とでも発表しておけばよい。 彼にはその嘘を真実にできる力がある。 あとはヤパルラの森に向かった連中と、バンダルペイモンが首尾よくやっていれば万事解決だ。 『杖の3 虚星公爵ソルフィスト』の切り札は『言霊』である。 「部屋の中」だけでしか使えないという制約があるものの、彼の言葉を理解したものは まったく彼の思い通りに認識を作り変えられてしまう。彼はこの能力を使って様々な不都合を闇に葬ってきたのだ。 当然ニコラとファイに自らを「身代金目当ての賊」と思い込ませるのも簡単な事だ。 …そのためにはまず彼らをたたき起こす必要がある。 万が一にも抵抗されないように厳重に縛り上げる。 「くっ…何故高貴な私がこのような力仕事を…」 悪魔貴族「星公」の一族は「契約」を司る強力な力を持つゆえに、それ以外の能力はからっきしな者が ほとんどである。特に直接相手に危害を加えるような力は皆無に等しい。 イェガンツラの闘いに全く手出しをしなかったのも、手助けになるような事は何もできないからだ。 ニコラとファイを縛り上げているのも、『言霊』が彼らの耳に届くまではソルフィストは完全に無防備になるからである 「おい、起きろ!」 憎しみを込めてファイの腹を思い切り蹴り上げてやる。 「う…ぐうう。」 まだ幼さの残るあどけない顔を苦痛にゆがめてファイは目を覚ました。 その様子を見てソルフィストはご満悦だ。 「痛むか、んん?痛むだろうなぁ?」 「…。」言い返す力も無い。 「いいか小僧、貴様らが余計な事をしてくれたおかげで、私は大変困難な思いをしている。  本来なら貴様らの命で償ってもらうところだが…私はとても寛大だ、素直に命令に従えば  命だけは助けてやろう。」 悪党の決まり文句だ。 あえて『言霊』を使わずに話しかけているのは、屈服する瞬間を楽しむ為であろう。 ファイはソルフィストに唾を吐きかける事で答えた。 「ふふん、それが精一杯の抵抗かね?まぁこれで交渉決裂というわけだ、ならば無理やりにでも  従ってもらうよ。」 ソルフィストは喉を奇妙に鳴らした。『言霊』を使う準備をしているらしい。 そして思い切り息を吸って発音しようとした瞬間 ニコラの腕がソルフィストの首に巻きついた。 「ぐっ!?」 「縛り方が甘いよ、市長さん。」 盗賊のニコラにはこの程度の縄抜けは朝飯前だ。 強い力は無くても、片腕だけでも、ニコラの腕は確実に頚動脈を締め上げ、気管を潰している。 「く…く…!」 もはや『言霊』どころではない 人間が大気中の酸素を呼吸するのと同じように、魔人たちは大気中の魔素を呼吸しているのだ それが途絶えた結果も、人間の場合と同じである。 ソルフィストは必死でニコラごと壁に体当たりして振りほどこうとする が、離れない 手を伸ばして左肩の傷口を抉ってやる それでも離れない 机の上にあったペーパーナイフで思い切り突き刺してやる ニコラは離れない 遂に抵抗する力がなくなり、膝が勝手に落ちる 「(そんな、バカな…)」 そこで愚かな魔人の意識は暗転した。 「ファイ…生きてる?」 「なんとか…」 「とりあえずこのバカ縛り上げるから、手当てはちょっと待っててね。」 先程まで自分を縛っていた縄で、魔人を雁字搦めにしてやる。多分指一本ぐらいしか動かせないだろう。 口にはカーテンの切れ端を突っ込んで更に猿轡を噛ませ、呪文の詠唱も防いでおく。 かなり傷を負っているので時間はかかっているものの、その手際のよさは目を見張るものがある。 「随分手馴れてますね…。」 カーテンの切れ端で腹の傷を押さえながらファイがつぶやく 「まぁ、実際良く使うからねー。」さらりと答えるニコラ 「ど…どんな状況で…?」 「な・い・しょ☆」 つづく -------------------------------------------------------------------------------------- 虚星公爵ソルフィスト http://www23.atwiki.jp/rpgworld/pages/473.html 名前だけ フィジェ・ホロワ http://www23.atwiki.jp/rpgworld/pages/967.html 魔剣王シュナイデン http://www23.atwiki.jp/rpgworld/pages/194.html 魔王ヴァニティスタ http://www23.atwiki.jp/rpgworld/pages/179.html 魔王アルダマス http://www23.atwiki.jp/rpgworld/pages/151.html