前回のあらすじ 和平の為にディオールに到着したヒースたち、そこでディオール侵攻部隊の司令官、バルス・ビン・ケムトサラームと合流。 闇黒連合を抜け、ディオールで闇黒連合との和平を促していた、蒼紫=ヤンダガレックに案内され ついにディオールとの和平交渉が・・・ ディオールの中に初めて入ったが、どこか不思議な感じだった、先進国だけあって化学は発達してるが 魔法と融和してる、暗黒帝国と違い、化学のほうが強い感じがした。 「・・・」 城への道で、ここの住民が俺達を見て不安がっている、それもそうだろう ヴェータとバルスが敵対国家の王族、さらに俺は世界一の賞金首・・・少しため息が出た 「よく見るとここにいるのは、闇黒連合に関わってたり、関わった奴だけだな。」 「そういえばそうだな・・・」 「おいおいヴェータよ・・・おい蒼紫、ヴェータに言ってやってくれよ、お前見捨てたって暗いんだぜこいつ?」 バルスがヴェータの声を聞いて、蒼紫に文句を言うようにだらけた口調で言う、それを聞いてか 騎士型のロボットが、ズメウのほうを向いて立ち止まった。 「ヴェータ様・・・あの時の事を僕は気にしてません、あの時ヴェータ様は僕の為に、最後まで残ろうとしてたじゃないですか。」 「だが・・・お前を見捨てて逃げたのは事実だ、ここがディオールじゃなかったらきっとお前は・・・」 「・・・あの時、ヴェータ様は見捨てると思ってました・・・けど、ヴェータ様は僕を救おうと撤退を拒否した それだけでも嬉しいんです、貴方がその事で苦しんでると、僕まで悲しくなりますよ。」 「・・・僕を許してくれるのか?」 心配そうなヴェータが、蒼紫に恐る恐る口を開くと、蒼紫が明るい声で返した 「許すも何も、最初から恨んではいませんよ。」 「・・・ありがとう。」 吹っ切れた感じのヴェータの声で、バルスがにやっと笑った気がする、ズメウの手のひらの上から立ち上がってる 「それじゃ行こうぜ、俺は故郷の土をまた踏みてーよ。」 「そうだな、さて急ごう蒼紫。」 「はい、それではこっちに」 また騎士型ロボが歩き始める、城までしばらくかかりそうだが、町を見ながらなら暇ではないはずだ。 「ほぉ・・・ディオールと闇黒連合が手を結んで、禁忌を匿うと?」 「そうです、いずれはカリメアの敵になるかと。」 さて、ここは世界でもかなりの軍事力を持つ、カメリア合衆国の超頭領の仕事場、そこにいるのはカリメア合衆国 超頭領ビッゲスト・ファットマンにNIの重役が、闇黒連合とディオールの、和平の話で何かたくらんでいた 「オォウ何と言うことだ、善良な先進国ディオールと闇黒連合が!これはもう武力介入しかあるまい!!」 「スカイーグルの増産は完了しております、お買い上げなさいますか?」 「もちろんだ!ディオールと闇黒連合と戦うには、これしかない!何としても禁忌の独占は阻止する!」 NIの重役がにやりと笑い、仕事場から出て行くとケータイを取り出し、どこかへと電話をかけた 「ドラグノフか?あぁ、やはりカリメアは煽るのが簡単だ・・・あぁ、それではな」 NIの黒い刃は、自らの手ではなく他者の手で振り下ろされる、ヒースの命運やいかに 「到着しました、機体はドッグへ運ばせるのでトレーラーへお願いします。」 さて、城に到着して俺達は機体から降りて、歩いて客間まで行く事になった。 「客間にてテレサ様がお待ちです、客間に着いたらテレサ様が会議室まで案内します。」 「わーった、んで行くのは俺とヴェータだけなのか?」 「だろうな、気を引き締めていくぞ?」 「おう、まっこの国の優しい女王様だ、恐らくお前のねーちゃん見たいに、お茶会交じりかもな」 流石に国家間の事に、俺が関われる事はない、ヴェータとバルスがディオールの女王と話すらしい。 「ウェンディ、アリシア様がお前に会いたい、と言っていたよ。」 「アリシアが?まぁ久しぶりだしね・・・分かった、後で会いに行くわ。」 ウェンディも王族に呼ばれたらしい、俺は如何するべきか・・・ 「なぁ、俺はどうすればいい?」 「城の内部を歩き回っててください、ただしくれぐれも保守派と革命派にお気をつけて。」 「なんだ?革命を狙うやつらでもいるのか?」 何のことかわからないか、恐ろしい響きだ・・・蒼紫に詳しい話を聞くことにした 「えっと魔道ロボの開発の覇権で、かっこいいロボットを押す保守派、美少女型を押す革命派に分かれてるんだ。」 「なるほど・・・ありがとう蒼紫、気をつける。」 なんだか少しくだらない気もするが、きっとやる事が恐ろしいに違いない、俺は警戒しながら城を歩く事にした 「それじゃあ一時離れ離れだな、問題を起こすなよウェンディ?」 「するわけないでしょ!私はアリシアと仲が良いのよ、そっちこそ問題起こして和平パーにしないでね?」 「クッハハハハ!なんとも、賑やかだなヴェータ?お前がねーちゃん以外の女と口利くとは。」 なんとも賑やかな別れをして、ヴェータとバルスが客間へ、ウェンディがどこかへ行き 俺はあてもなく歩く事に、どこへ行こう・・・城の中は洋風の城のようだが、所々最新技術を取り込んでる 何かで聞いた事のある言葉を使うと、100年後の技術を組み込んだ城、とでも言うべきか。 古きよきを残しつつ、未来へと進んでいる・・・ん? 「なんだ・・・?」 気配がした、何か否や予感の・・・俺が後ろを振り向くと 「きゃああああ!?どいてくださーい!」 俺が覚えてるのは、三つ編みの女性が俺にポットをぶちまけて、熱湯の後に重いポットがゴツンと当たった所までだ 「お久〜元気だったアリシア?」 皆と別れて、私は城の中を少し歩いて王族の部屋がある所まで行って、兵士に顔パスで進んで、2番目の部屋をあける 「お久しぶりですウェンディ、闇黒連合に所属したと聞いて、一時はどうなるかと思いましたよ。」 中にいた白いドレスを着た金髪の王女様、エヴァック=アリシア=ディオールが微笑んだ 「アリシアは元気そうだね、なんかあった?」 「蒼紫君が頑張ってる事が特記すべきかな、キャスカも頑張ってるみたい。」 アリシアとはディオールの時、一緒に戦った中で、機士団の皆と一緒に闇黒連合と戦ったりもしたなぁ 今じゃ、あの頃が嘘のように思えてくるなぁ・・・ 「このごろヒーローになってと聞きましたけど、どうなんですか?」 「えっここまで広まってるのー!?」 あちゃー・・・恥ずかしいなぁ、私はしぶしぶ首を縦に振ると、アリシアがすごいすごいと喜んでた。 「・・・それにしても、なんだかウェンディ変わりましたね・・・」 「へっ?どこら辺が?」 変わったと言われて驚いた、太ったかな・・・いや、太った自信がないと言うより、痩せた自信しかない 「・・・恋でもしましたか?」 「なっアリシア!?」 恋!?そんなはずない!確かにヒースやヴェータと一緒に旅してるけど、そんなはずない!絶対ない!! 「冗談ですよ、ふふっけどその分だと、知らないうちに誰かが好きになってるのかも、知れませんね。」 この王女様は時々とんでもない爆弾発言をするなぁ・・・まったく・・・けど、少し思う事もある はぁ・・・イヤになるなぁ、私・・・誰か好きなのかな・・・自分でも分かんないや 「うぅ・・・・」 さて、最後の記憶から俺は今どうなってるかがまったく謎だった、ここはどこだ? 「あっ起きましたねよかった〜」 「ここは・・・」 「すまないな客人、ここはディオール機士団の休憩室だ。」 「私はローザ=ブライトナー、ディオール機士団の団長でさっきぶつけた人です、ごめんなさい・・・」 「マーク=グリフィス、副団長だ隊長はよくドジをするんだ、許してほしい。」 三つ編みの女性はローザ、ぼさぼさの髪の男性はマークと言うらしい、なるほどドジを良くするのか 「いや、仕方がなかった事だ・・・世話になった、ありがとう。」 「あっもう大丈夫なんですか?」 「あぁ、さてどこに行こう・・・」 「そういやリーゼロッテが呼んでたぜ?案内するか?」 マークが出て行こうとする俺を止めた、リーゼロッテが俺が来たのを知ってたらしい、手間が省ける 「あぁ、頼むマーク。」 「了解ヒース、んじゃついてきてくれ、隊長留守番頼みますよ?」 「はーい、お気をつけて〜。」 マークの案内を受けて、俺は機士団の休憩室から出てリーゼロッテに会いに行く、ナナミがあの時いなかったのを教えなくては。 「これにて会議は終了、ディオールと闇黒連合の和平締結を完了します。」 会議時間30分、何と早い事だろうか、たった今闇黒連合とディオールの間で和平が結ばれた 相手側もこちら側も和平を望んでたからと言え、恐ろしい早さだった。 「さて、本国に連絡したいのでこれで。」 バルスが席を立とうとすると、女王エヴァック=テレサ=ディオールが待ったをかけた。 「何でしょうかテレサ女王?」 言葉遣いの荒いバルスも、場をわきまえて敬語を使って振り向く、女王は何か聞きたい事があるんだろうか? 「せっかくですし、お茶でも飲んでいってください」 「・・・分かりました、ありがたくいただきます。」 「ヴェータ君のお姉さん、今度行った時、お茶会しましょうって約束したんですよ♪」 姉さまらしい、お茶会で友好を深めるつもりだろう(もしかしたら素でお茶会したいのかも。) 女王もお茶会が好きと見た、こんなおっとりとしてる人だ、きっと姉さまと仲良くできるんだろうなぁ 「この前バクフ国のお茶の葉が手に入ったの、それで良いかしら?」 「緑茶ですね、私は好きです。」 「それでは僕も緑茶でお願いします。」 バルスの代わりっぷりには驚く、いつもの野蛮なあいつは、どこへ行ったんだと思った・・・ 女王がにっこりと笑いながら、メイドがお茶を持ってくるのを待ってるのを見て、なんとなくこっちも表情が崩れた やはり女王たるもの、姉さまのように教養と人を魅せる力があるのだな・・・ 「失礼します。」 メイドが入ってきてテーブルクロスを敷いて、お茶と菓子(バクフ国の物だろう)をテーブルの上に並べていき さっきまでの会議室は、一瞬でお茶会の会場へ変わってしまった。 「それでは始めましょうか♪」 「案内ありがとう。」 「団長の事もある、これでアイコって事で頼むぜ?」 「あぁ、恩に着るよマーク」 リーゼロッテの部屋の前、俺はマークに別れを告げて、ドアをノックしたが。 「ヒース?ごめんなさい今着替えてるの。」 どうやら着替え中らしい、俺はマークと顔を見合わせて、しばらく雑談をする事にした 「なぁマーク、ここの機士団の団長はあれで大丈夫なのか?」 「あぁ、戦闘時には才能を開花させてな、強い。」 なるほど、局地的に強くなるわけか・・・ 「普段があれだろ?たぶんメガネかければ、視力がよくなるはずだ。」 「そんなものか?」 「たぶんな。」 ふっとマークが笑い、今度はマークが話題を振ってきた。 「なぁ、闇黒連合に所属してるらしいが・・・聞きたい、闇黒連合は・・・本当に和平を望んでるのか?」 「大丈夫だ、腹黒い考えはないだろう。」 「そうか、スマナかったな変な事聞いて・・・」 「無理もないさ、さっきまで戦ってたんだからな。」 俺は直接軍に所属して戦った事はない、だがヴェータたちは今までここと戦ってたんだ・・・ 「まっ闇黒連合と戦わないですむなら最高か、後はアウトバーンとかが攻めてこなけりゃいいが。」 「あそこか、来たら進入禁止とでもシェルガードナーに、貼り付けておけばいいさ。」 その姿を想像したせいか、俺とマークはつい噴出してしまった、マークとは仲間になれそうだ 「着替え終わったわよ。」 「っふっ・・・・あぁ、分かった・・・じゃあなマーク」 「あぁ、またな、今度それやってみるよ。」 マークと今度こそ分かれると、俺はリーゼロッテの部屋に入っていった。 「お久しぶりね・・・ねぇ、ナナミの情報は手に入った?」 「いや・・・だが、この前俺はNIの大攻勢を受けた、その時にナナミがいなかった。」 少し残念そうな、リーゼロッテの頭を撫でて、俺はヴェータたちに助けられた時の事を話す事にした。 「ナナミがドラグノフの下にいるなら、俺を捕まえる時いてもおかしくない・・・」 「じゃあなんで・・・ナナミは今ドラグノフの下にいないの?」 さすがドラグノフが攫っただけはあるな、考えてたのを省いて、俺はさらに話を進める事にした 「それか動けない、強化手術中か機体が動けないかだろうな。」 「ナナミ・・・」 「俺が知ってるのはこれだけだ・・・リーゼロッテ、焦るな・・・ナナミは必ず救えるさ。」 俺がリーゼロッテを撫でて安心させようとしてると、いきなりドアが開いて白衣の男達がやってくる。 「なんだ!?」 「大変だヒース君!君の禁忌が暴走した!とめに来てくれ!」 「なんだと!?分かったすぐ行く!」 禁忌が暴走しただって!?理由は謎だがしゃれにならん!!俺は急いで白衣の男達についていった。 「あっヒース!あー・・・どうしよう・・・保守派の連中だ・・・」 「シャーワ大佐!もう少しでディオールのレーダー圏内です!」 「よし、全トンボイジャーステルスモード切替。」 ディオール近くの空、トンボイジャー20機が雲にまぎれて、ディオールを目指していた 目的はディオールへの攻撃だ、レーダーに悟られぬよう、ステルスモードになっていた 「・・・機士団と暗黒皇子と闇の王子を相手にするか、フフフ・・・腕が鳴る。」 この太った赤い軍服の男は、シャーワ・アワバブル、カリメア空軍の最強エースの一角。 紅の流星の異名を持つ彼が、今回の作戦において、戦闘隊長をまかされたのだ 「NIの借り物だが、接近戦機のようだが精神がもろいと聞く、援護の際巻き込まれるなよ?」 「ハッ!了解いたしました!!」 シャーワが猛獣を見るように、バイザー越しにトンボイジャー置くに眠る、黒い猛獣を見て苦い顔をする 「・・・あれが戦場にか、悲惨な時代だ。」 そのパイロットを思ってか、シャーワが目を閉じて祈ると、己の愛機赤いスカイーグルに乗り込んだ。 「オネエチャン・・・マッテテネ・・・」 「今回は私の国の科学者がご迷惑を・・・」 「いえ、お気になさらないでください本当。」 現在テレサ女王が、俺に頭を下げてこっちも頭を下げた、理由は簡単だった。 さっき俺に禁忌が暴れてると、嘘の情報を言い、禁忌を弄らせてくれと言う奴らだ。 危うく俺が捕まりそうになり、そこで暴れて科学者を倒していざこざになった 「頭を上げてくださいテレサ女王、こちらも気をつければよかったのですし。」 「そうです、どうか気を病まないでください。」 ヴェータとバルスが何とかテレサ女王を説得して、顔を上げてもらうと、俺はほっと顔を上げた。 「どうか御気を悪くなさらないでください・・・この後ですが、今日はここで休んで行かれください、明日は暗黒帝国へ向かいます。」 「急に来なくてもよろしいのですよ?時間を置いて・・・」 「いえ、一刻も早く和平の証を残し、私達の戦いを本当の意味で終わらせなくては。」 強い眼差しを見て、ヴェータもそれ以上何も言わず、分かったと頭を振った・・・この後どうする・・・ 「娘のアリシアは今、ウェンディさんと遊んでいます、用がある際は王室の兵士に言って下さい。それでは」 「ごきげんようテレサ女王。」 王族と知り合いか・・・ウェンディは顔が広いんだな、ようやく重荷から開放されてヴェータもため息を吐いた 「ふぅ・・・何とか上手く行った、後はテレサ女王を暗黒帝国へ運ぶだけか。」 「足はダークネス・フォートレスか?」 「あぁ、侵略の為に使うはずのあれが、まさか和平の為の足になるなんてな。」 フッとヴェータとバルスがふざけて笑ってる、ウェンディは今頃どうしてるのだろうか? 「やっぱりウェンディはドレスが似合いますね・・・」 「そうかな?動きにくくてあまり好きじゃないや。」 今私は着せ替えタイム、アリシアは私に服を着せるのが何故か好き、本人が言うにはいつも同じ服で 折角の美人が泣いてる、らしいけど動きやすい服のほうが好き。 「こっちのドレスは?それともこっちがいい?」 うきうきと私を着せ替えるアリシア、それで今5着目だけど・・・ 「・・・アリシアのドレスと同じね。」 「サイズが合わないから、新調してもらったの♪」 「・・・動きやすいけど、なんだか恥ずかしいなぁ・・・」 女の子らしい格好で、ドレスなんて個々何年着てないだろう?復讐に頑張りすぎて、女だって事も忘れた時期もある ヒースやヴェータにあってから、本格的に女だって事を思い出してきたのよね・・・ 「少しぐらい女の子らしい格好のほうが、剣士のイメージを打ち消して殿方は振り向きますよ?」 「だ、だから私に好きな男なんていないってば!」 あー!なんだかアリシアのペースに乗せられてる! 「ささっ次はこっちを♪」 「あぁもう・・・ままになれ!」 私はアリシアになされるまま、着せ替え人形モードになる事にした・・・女の子らしい格好かぁ・・・ 場所は変わってディオール防衛ライン上空。 「カリメアに栄光あれ、スカイーグル隊発進せよ!!」 トンボイジャーから、続々とスカイーグルが発進する、ついにカリメアの攻撃が始まったのだ 「なんだあれ?」 「ん?何かいるか?」 シェルガードナーのパイロットが、空を見たときは遅かった、スカイーグルのビームクローが上空から鋭く襲い掛かった 「敵襲ー!」 シェルガードナーのパイロットが叫ぶ、上空からの脅威にカノン砲を発射しようとした・・・が 何かが通り過ぎて、シェルガードナーが一気に消え去った 「遅いな・・・動く事を忘れたカメムシめ。」 シャーワの赤いスカイーグルが、シールドの張られてない部分を、一気にビームアックスで切り裂いたのだ。 「本部に報告を!カリメアの敵し リーダー機の指示が終わるまでに、赤い剣がリーダー機を後ろから貫いた、後ろには何もいなかった。 だが貫かれたのだ、そんな事が繰り返され、シェルガードナー部隊はいつの間にか全滅していた。 「・・・恐ろしいな、これがNIの強化人間か」 シャーワが驚きの声を上げる、シェルガードナーを全滅させた機体 それは悪魔のように黒くそして、紅き狂気のよりも鋭い剣を持つもの・・・ 「アハッ・・・♪」 ディリアッシュ!! 続く