前回のあらすじ 和平に成功した闇黒連合とディオール、だがNIの陰謀でカリメアとの戦いが勃発した!! カリメアの空軍相手に、飛べないから落ち込むヒースそこへ保守派の科学者が現われた 「はぁはぁ・・・」 「何とか全滅ね・・・」 「やりましたね・・・けどまだ、スカイーグルはいます・・・」 上空で疲労しきったヴェータ、ウェンディ、アリシア、何とかスカイーグルの大部隊を全滅させるが 倒したのは大部隊一個、まだスカイーグルは大量に別の空を飛んでいる。 「きりがないな・・・」 「しょうがないわよ、行くわよヴェータアリシア!」 「はい!力の限り戦い抜きましょう!」 「でぇえええい!」 「アハハハハハハ!!」 その頃別の上空、ディリアッシュと大暗黒八武将二人の、壮絶な戦いが繰り広げられていた。 「反応が早いな、強化人間にしちゃ早すぎる。」 ミグレビッチの重粒子砲がディリアッシュを狙うが、ブレードが斬り防ぎ、ディレオライザーの斬撃も ディリアッシュの爪が受け流し、残った爪で殴り飛ばした 「うぁっ!」 「うかつに接近してもダメだな、銃も防がれんぞ。」 間合いを取りつつ、ディリアッシュとにらみ合うバルスと蒼紫、数分にも及ぶにらみ合いを崩したのは。 「えーい!」 「隊長外さないでくださいよ?」 「当たれ!」 補給を完了したディオール機士団だった、ウィンディ・アルファとアンジェラとロードハイローの 一斉射撃がディリアッシュを襲う、確実に命中したであろう、土煙が舞う 「やったか・・・」 「おいおい機士団さんよ、どうやら敵さんまだ生きてるぜ?」 「らしいな・・・回避運動とってくれ!」 土煙の中から、赤い剣が四方八方に飛び迫る、ディリアッシュは無傷だった、装甲が薄いディリアッシュが 先ほどの攻撃で無傷なのは信じられない事態だった。 「リーゼロッテちゃんの話とぜんぜん違いますねー、装甲薄いはずなのに。」 「恐らくバリアフィールドでしょう、過去に私がバリアフィールド機と、戦いましたから分かります。」 「チッ!ずいぶんとゴテゴテだな・・・おい!」 バルスが舌打ちをする、敵はオールレンジ攻撃だけでなく、防御用のバリアユニットまで搭載しているのだ。 「団長、副団長、どうしますか?」 「バリアは接近戦じゃ使えない、と思うがどう思う蒼紫、バルス?」 「危ないというべきですね、相手は接近戦も達者です。」 「蒼紫の言うとおりだ副団長、こいつは厄介だ。」 5機がディリアッシュとにらみ合っていると、ディリアッシュが痺れを切らして、ブレードを動かし始める 「遊んでよ、ね?」 ブレードが囲むように動く、ミグレビッチが魔法フィールドを張るも、少ししか持たないだろう 「バリアフィールドか、俺たちは右側でそっちは左側頼むぜ?」 「いいぜ、お互い死ぬなよ?」 「・・・無論だ。」 「そろそろバリアが壊れますよ!」 「皆頑張りましょ〜!」 バリン、バリアが壊れると同時に、機士団と暗黒八武将はブレードを迎撃し始めた。 激しい剣のぶつかり合い、果たして・・・ 「・・・・」 俺は少しいらだってた、禁忌の飛行ユニットはいつになったら出来る?ディリアッシュがいるというのに 何とか倒して、リーゼロッテの下へナナミを助けてやりたいが・・・ 「おいまだなのか?」 俺が科学者共に、怒鳴り気味に聞くが、科学者達は子供のように笑って作業を続けるだけだ 「本格合体が出来ないのは惜しいな」 「いいではないか、後で作るぞ!」 「これぞロボットの真髄!かわいさなんぞいらんわー!!」 はたして、この戦いが終わる前に出来るのだろうか?どんどんとくみ上げられるパーツを見ても 何故か不安になる、リーゼロッテは・・・会いに行ってみるか。 俺はリーゼロッテの部屋まで走った、出撃していないといいが・・・ 「シャーワ大佐!なんちゅう酷似してるんですか!」 「すまん、何とか出撃できそうか?」 その頃トンボイジャー、シャーワが整備班に起こられていた、どうやら機体の負荷がすごいらしい 「出来ますが、それがこのスカイーグルの最後の戦いです。」 「そうか、名残惜しいが仕方がない・・・急いでくれよ、私は死ぬ前の風呂を浴びてくる。」 「不吉な事言わんでくださいよ、シャーワ大佐なら生き残りますよ。」 「ありがたく受け取っておこう。」 フっと整備班に親指を立てて、シャーワはシャワールームへ向かった 「よっしゃ!このスカイーグル最後の戦いだ最高に飾ってやれ!」 「はぁはぁ・・・」 「なんて硬いブレードなの・・・」 「あぁ折角補給した銃弾がなくなっちゃう!」 「くそっ接近できない!」 「まさか5人がかりで押されるなんて・・・」 その頃ディリアッシュと戦ってた5人だが、ブレードと飛んでくる腕に苦戦していた 「こうなれば私が囮になる!」 「だめだよ!アリスさん特攻する気でしょ!」 「なぁ、強化人間の弱点とかしらんかい?」 マークがバルスへ連絡すると、バルスがめんどくさいと思うような弱点ならある、とめんどくさげに言った 「あー・・・あるんだけど言うのもめんどくさいぞ?」 「ふむ?」 「強化人間は精神が脆い、耐久レースだ。」 「なるほど、確かに面倒だな。」 「だろ?」 「笑ってる場合か!」 少し余裕を見せ笑う二人だが、生真面目なアリスが怒っていた、確かに余裕を見せる暇もない。 「プリンセスアンバーはかなり撤退してるか・・・」 上空を心配そうに蒼紫が見つめる、上空は鷹の群れで覆われていた・・・ 「はぁはぁ・・・」 「ちょっと絶望的ね・・・」 「頑張って二人とも!」 絶望的な数の差に、3機は危うく落とされそうだった、プリンセスアンバーはほとんどが後退していた 別の地区で、数機のロードハイローと、プリンセスアンバーが戦っているが だが3人はプリンセスアンバー後退のため、敵に囲まれてしまったのだ。 「アリシアのバリアで何とかなってるけど、攻撃しないと終わらないわね・・・」 「まだ必殺技は使える、二人は防御に徹しててくれ・・」 「ヴェータさん・・・はい、何とか敵を一部に集中させます!」 プリンセスアンバー復活まで後どれぐらいだろうか?ヴェータ、ウェンディ、アリシアの運命は プリンセスアンバー隊の復活にかけられた、しかし・・・希望はそれだけじゃない 「リーゼロッテ?いるか?リーゼロッテ?」 俺はリーゼロッテの部屋の前で、何度かノックをしたが反応がない、いやな予感がする・・・ 「リーゼロッテ・・・すまんが入らせてくれ。」 俺が部屋に入ると、中にはリーゼロッテの姿がなかった。 「・・・出撃したのか・・・」 恐らくナナミの事を聞いて、リーゼロッテは行ってしまったのだろう、急いで追いかけなくては 「くそっ早く作り終わってくれよ・・・」 保守派の奴らが、禁忌の飛行ユニットを開発し終える事を願いつつ、俺はドッグへとまた走った。 「ぐっ・・・」 「アリスちゃん大丈夫?無理なら後退しても・・・」 「この程度大丈夫です、まだいけます。」 ディリアッシュと5人の戦いは、ダンダンと5人が負有利になってきた、最年少のアリスは体力的に 他のメンバーは、体力が持っても、機体の武器はダンダンとガタを言ってきた。 「このままじゃ負ける・・・やっぱり危ないが、接近戦仕掛ける」 「それしかねーな・・・行くとするか。」 「援護はまかせてくださーい!」 ミグレビッチと、ウィンディ・アルファが覚悟を決めて、ディリアッシュに接近戦を仕掛けようとする が、それは突如現われた熊に阻止された。 「あん?なんだあれ?」 「リーゼロッテか!?」 「オネエチャン!オネエチャンなの!?」 「ナナミ・・・」 現われた熊は6機、リーゼロッテのスレイベアと無人機たちだった、無人機がディリアッシュに接近戦を仕掛ける 「おねえちゃん!おねえちゃん!!」 狂ったように、ナナミはリーゼロッテへおねえちゃんと叫び続ける、ブレードの動きが激しくなり ディリアッシュが、爪で接近してきた無人スレイベアを貫く。 「ナナミ・・・ケリをつけましょう。」 「お姉ちゃん、遊ぼう・・・お姉ちゃん♪」 スレイベアが無人機を盾代わりに突き進み、ディリアッシュと切り結ぼうとするが、ディリアッシュはそれを 一本背負いの要領で吹き飛ばし、逆に迫撃を仕掛ける 「くっ!」 空中で体勢を立て直し、リーゼロッテが迎え撃つも、圧倒的パワーのディリアッシュがそれを吹き飛ばす。 「リーゼロッテちゃん!」 「くそっブレードが折のようだ!」 「ディリアッシュは僕らを閉じ込め、リーゼロッテと戦う気だ・・・」 折のように囲い、遅い来るブレードを捌きながら5人は、リーゼロッテの戦いを見るしかなかった 「ナナミ・・・必ず助けてあげるからね・・・!」 「やっと完成したか!」 「おう!見たまえこの素晴らしき5体の機械獣を!」 やっと禁忌のフライトユニットが完成した、どうやら動物型でライオン、コウモリ、ドラゴン、オオカミ、トラ それをモチーフとしてるらしい、どうやって飛ぶのだろう? 「スーパーエアディスカバー搭載でオールレンジ攻撃可能で・・・」 「説明はいい、どうやれば飛べる?」 「残念だな・・・まぁいい、郊外へ急ぐぞ!そこにつくまでに教える!」 カーゴトラックに乗るように言われ、俺はカーゴトラックへ飛び乗る、トラックが発進すると 科学者が説明を始めた、同時に何か紙を渡された 「まずはこの説明書のセリフを言いながら合体、そしたら後は使いたい武器で暴れればいい。」 「なるほど・・・だが何故戦場で?」 「目を引いて攻撃を弱める、こっちはバリアフィールドをはって無傷だ。」 「それじゃあ技名を叫ぶのは?」 「なんとなくだ、がんばれ!!」 「・・・まぁいい、急いでくれ!」 カーゴトラックが郊外まで走り、そして郊外へ到着すると、俺は急いで禁忌へ乗り込んだ。 「さぁ!行けヒース君!王すら欲し!悪魔すら怯え!恐怖で世界が雫をこぼす!その力は!!!」 騒がしく騒ぐ科学者を無視して、俺は禁忌を走らせて、戦場の中心へたどり着く、一緒にフライトユニットもついてきた 「来い!フォビドゥンアニマルズ!!デスライオ!ダークバット!ヘルドラゴン!マリスウルフ!デビルタイガー!!」 説明書のとおり叫ぶと、エネルギーフィールドが張られ、禁忌が浮き上がる。 敵が俺を警戒して攻撃するも、銃弾は弾かれ、フライトユニットと合体が始まる。 ライオンが胸に、こうもりが翼に、ドラゴンは腕に、狼とトラは足になる 「全てを無に!われの前には破壊のみ!!終焉合体!!きぃいいいいんんだぁあああああん!!!」 そして、最後に名乗りを上げて、禁忌は確かに宙へ浮いた、なんとも恥ずかしいが別にいい 「なんだあれ!?」 「かまわん!落とせー!!」 スカイーグルのミサイルが迫るが、スカイーグルのミサイルは、禁忌に届いても禁忌に傷を与えれない 「ヒース君!合体後は5分しか使えん、5分でサポートユニットは爆発する!」 「なんだと!?5分か・・・いいだろう!!」 「その息だ!まずはタブーナックルで攻撃だ!」 タブーナックル、パンチの波動を発射する攻撃か、禁忌の腕を前に突き出し、スカイーグルの大群に狙いを定める 「タブーナックル!!」 放たれた巨大な拳の衝撃波は、当たり一体のスカイーグルを一瞬で全滅させた、不便な機体だがすごい威力だ。 「次は・・・ヘルサターンボンバー!!」 右足の狼が咆哮すると、音波で残ったスカイーグルも爆発していった。 「すごい・・・ヴェータ達は・・・あっちか!」 あたりの敵を片付けて、ヴェータやウェンディのいる場所へ急いだ、かなりのスカイーグルに ズメウとソードマスターとアンジェラが囲まれている、俺はスカイーグルを殴り倒し進み行く 「禁忌・・・?ヒースか!」 「あぁ!飛べるようになった!」 「なんか知らないけど、ヒーローみたいよヒース!」 「どういたしまして、行くぞ!」 周りのスカイーグルは、禁忌の今の姿を見て笑っているらしい、攻撃が止んでいた、それもそうだろう だがすぐにうろたえ始める、そう・・・禁忌から恐ろしいまでの、エネルギーがもれてるのだ。 「これか・・・はぁあああ・・・」 「なんていうエネルギーだ、禁忌のいつものエネルギーが外に漏れてる・・・」 「たぶん、保守派の方々が改造したんでしょう・・・」 ヴェータが禁忌のエネルギーに驚き、アリシアが理由を言い当てる、保守派の連中もいい活躍をする・・・ 「必殺!オメガファイナルエンド!!!」 当たり一体が光に包まれると、スカイーグル軍団は光の中へ消え去っていった・・・ 「すごい・・・これが禁忌の力なのですね・・・」 「リーゼロッテは・・・あっちか!」 俺はディリアッシュを見つけて、飛び急いだ、タイムリミットは後2分!! 「ヒース!僕らは別の場所へ行く!」 「分かった!お互い生きて合おう!」 ヴェータたちと別れると、俺はディリアッシュと、戦っているスレイベアの間に割って入った。 「禁忌!?ヒースなのね!」 「遅れた!無事かリーゼロッテ!」 「えぇ何とか!」 スレイベアは右腕を奪われていた、近くではマークたちがブレードに囲まれて、苦戦している このディリアッシュ確実にパワーアップしている!! 「ヒース!そいつはバリアをはってやがる!接近戦だ!」 「マーク!わかった!」 剣と盾を次元層から取り出し、俺はディリアッシュへ接近していく 「この前のお兄ちゃんだ、あそぼー!!」 ディリアッシュの腕が飛んでくるが、それを剣で切り払う・・・いや切り裂いた 「あれ?」 ナナミがきょとんとした、爪の部分と当たったが、それでも切り裂かれたのだから無理もない 「でぇええええい!!」 盾で胸に一撃与えると、ディリアッシュが一気に吹き飛んだ、さらにもう一撃殴りかかる。 「ヒッ!?」 「眠れぇええええ!!」 その一撃が全てを決めた、ディリアッシュから凄まじい悲鳴が聞こえ、そしてディリアッシュは動かなくなった。 「ブレードが・・・終わったんですね〜」 「よし、ありがとうヒース!俺らは別の地区を援護してくる!」 マークたちが別の場所へ跳び急ぎ、俺はディリアッシュを抱え、スレイベアへ手渡した。 「ヒース・・・ありがとう、あなたまるでヒーローみたい・・・」 「ふっ・・・時間か、俺にかまわず今すぐ帰るんだ。」 俺がリーゼロッテの背中を押すと、禁忌に合体していたパーツが全て爆発して、俺は地面へ真っ逆さまに落ちていく 「ヒース!」 「安心しろ!戦いが終わったら帰るから、先に帰っててくれー」 リーゼロッテが戸惑いながらも、帰っていくと俺と禁忌は、ドンドンと地面に近づき・・・ドンっと衝撃が走る、俺はしばらく寝た 禁忌の参戦により、戦況は一気にディオール・闇黒連合側に傾いた・・・ 「バルス!蒼紫!無事だったか!」 「ローザさんにマークさんそれにアリスちゃん!」 ディオール機士団と大暗黒八武将が、ヴェータ達と合流し、戦況はさらに傾いた。 「アリシア様!何とかなりましたよー」 「禁忌の援護でこちらまで。」 「ヴェータ、禁忌はこっちに来てないみたいだな・・・」 「彼もいずれ来るだろう、さっさと終わらせよう!」 遅い来るスカイーグルを、ウィンディ・アルファのガンブレードが切り裂き、アンジェラのライフルが撃ち抜く。 さらに奇襲をかけてくるも、ミグレビッチのレーザーソードとディレオライザーに切り裂かれた。 「あぁ、ヒースは無事だろう・・・きっと。」 「そうよ、さっヒースが来る前に鳥さんを狩りつくしましょう!」 ズメウの竜の首が吼える、その先にいたのは・・・シャーワのスカイーグルだった。 「あっ!紅の流星さんだ!」 「この数なら負ける気がしないな、団長これならやれますよ。」 「8対1、私達に圧倒的に利がある。」 「なんだか、卑怯な気がしますわ・・・」 「いいのよ!敵は強いんだもん!」 「だな、紅の流星なんて大物、一人死ぬかもしれねーぜ?」 「アリシア様は優しいんですよ、そういう方なんです。」 「さて、相手は・・・」 シャーワは、戦場を見回すが・・・勝ち目がないと悟ったらしい 「今回は引き上げよう、これ以上部下を殺すわけにも行くまい。」 どうやら、この戦いがやっと終わりを告げた・・・夕日がくれていくなか、カメリアの軍は撤退していく。 ディオール・闇黒連合は、何とかカリメアの攻撃に勝利したのだ。 「やりましたね・・・」 「やっと終わった・・・さっさと帰ろうぜ。」 ディオールに撤退していく、ヴェータ達だが・・・ヒースと禁忌が地面に埋もれてるのは、誰も気がつかない・・・ 「ふぅ・・・やっと終わった〜」 「疲れましたね・・・」 つかれきった顔で、続々と機体から降りる面々、ヴェータとバルスは服を着崩して、マークは疲れて眠ってるローザを抱え ローザを寝かせに部屋へ、アリスは疲労の限界で部屋へ直行、ウェンディはよろけるアリシアに肩を貸した。 「すいませんウェンディ・・・ウェンディも疲れてるんです、私は大丈夫だから休んでください。」 「大丈夫なの?」 心配そうなウェンディが、アリシアの後姿を見るが・・・流石王族、部屋まで大丈夫そうだった。 「ふぅ・・・あっ」 フラッとウェンディが、倒れそうになると・・・体が、宙に浮いたような感覚になった。 「お前は倒れそうで如何するお姫様。」 ヴェータがウェンディをお姫様だっこしてた、意識が少し朦朧としてるが、あの時ドレスを着たまま出撃して 今の自分の格好がドレスのままと気づき、恥ずかしいのか顔を伏せてた。 「・・・あんがと」 「例はいらない、部屋まで運ぶ。」 ウェンディを抱えたまま、ヴェータがウェンディの部屋まで歩き始める、ウェンディがヴェータの腕の中で眠ったが それは別の話・・・として、バルスはドッグに座ってた。 「・・・借りは返したいが、あいつ帰ってきてないか・・・ん?」 バルスがドッグで寝てる少女・・・リーゼロッテを見つけ、軍服を脱ぐとリーゼロッテにかけた。 「んな所で寝てると風邪引くぞ。」 ヒースがいないのではしょうがない、バルスはそのまま、部屋へと帰る事にした 「ヒース・・・ZZZ・・・」 ヒースが帰ってきたと全員思い込んでたが、ヒースが帰ってないのは皆には秘密。 「・・・」 目が覚めたら夜だった、どうやら戦いは終わったらしい・・・ディオールと闇黒連合の勝ちか 町の明かりを見て、俺はそれを確信した・・・ 「いい月だ。」 帰ろうかと思ったが、俺はもう少しだけ月を見てることにした・・・ 「明日はいいことがありそうだ。」 何故かそんな気がした、きっといいことが・・・あると思いたい。 続く