前回のあらすじ いろいろあって手合わせの約束をしていたシオンと、練習試合をするヒース、負けそうな時に新技 タイトゥンズ・オープンを使うも、これが遠距離武器ではなく命中した相手を強化する技だった 何とか勝利を手に入れるも、保守派と革命派に連れ去られたり転んで、アリシアやメディナを押し倒すなど 散々な目にあいながらアリシアの旅支度を終えたのだった。 「えっとだ、格好はそのままでもある程度、大丈夫か?妹さんの格好もそれっぽいし。」 「分かりました、髪はどうしましょう?切ります?」 「おいおい、そんな綺麗な髪を切るなんて冗談じゃない、もしもの時は変装に使えるし残しとけ。」 今俺はアリシアと旅の事でいろいろ話してた、服装の事やらで話し合っていた、俺自身 お世辞にも普通の旅人と言えず、正しい判断か少し微妙かもしれないが。 今まで考えてなかった衣食の事で考えさせられる、メディナが魔法でシャワーとかやってるし 幸い衛生面はある程度、大丈夫だろうが食の方は結構、厳しいかもしれない。 「アリシア、お前「こんなお下品な料理食べれません」とか言わないよな?」 「王族として一流の味に、慣れ親しんではいますけどそんな事はないですね、食べ物はありがたく食べさせてもらいます。」 「行儀が良いな・・・そういえば、料理作れるらしいが頼めるか?俺はあまり得意じゃない。」 メディナも得意じゃないらしいし、俺が出来るのは洗濯とかその程度だし、アリシアが作ってくれるとずいぶん楽だ 「私でいいのなら、お掃除に洗濯に何でも頑張ります!」 「頼もしいなありがとう、アリシア後はそうだな・・・」 後は特に注意するべき点はない、と思ったが結構あったな、ちょっと下品だがアリシアには注意してもらわないと 「えっとだ、一人のときは人に素直に着いてかない、後は酒場とか路地裏に入らない。」 「どうしてです?」 首をかしげるアリシアは分かっていないが、アリシアほどの美人となると、誘拐される可能性もある 酒場に入って、女日照りの男に路地裏まで連れ去られ、されてしまう可能性も捨てきれないのだ。 「///分かりました・・・」 「まぁそういう事だ、これくらいか?」 大体の話は終わったし、後は特にない・・・と思ったが、かなり大切な事を忘れていた 旅の足だ、徒歩の場合はメディナが心配だが、馬車なんて扱える自信がない バイクはサイドカーにメディナがいる、何かいい手段を考えないといけないか 「あっその点なら、大丈夫だとお母様が言ってました」 「ふむ?なら大丈夫か」 「終わったの?」 確認するべき所は全部、確認し終えたし一安心か、部屋で本を読んでたメディナがこっちを見ると 俺が親指を上げて終わったと伝えると、メディナがアシリアの隣に座って 本の内容を楽しそうに話してた、表紙からして童話だろうが、メディナはあぁ言うのに疎いのだろうか 「こんな童話もあったのね・・・」 「よければ差し上げます、このごろ読んでないしメディナちゃんの手元にあるほうが、本も嬉しいと思います。」 「本当?ありがとうアリシア!」 こんな時のメディナはいつもの、目つきが悪いふんぞり返った態度のメディナと違い 可愛らしい歳相応の笑いをするのだから、何だかこっちまで口元がにやけてしまう 二人だけにしてもいいか、楽しそうな声が少し名残惜しいが、こっそりと部屋から出て ゴタゴタで離れた機士団の下へ行くことにした、皆どうしてるだろう? 「ふふっ・・・キャスカが二人いるみたい。」 「むっどういう事かしら?あんな、ちんちくりんの虫刺されと・・・」 むっと膨れるメディナだが、アリシアを見てると自分とキャスカが五十歩百歩に思え 少しむすっと落ち込んでいると、アリシアは心配そうにメディナを覗き込んでた 「本当に、あの虫刺されのお姉さんなの?全然似てない・・・」 「あの・・・虫刺されって誰です?」 ため息をついて、メディナがキャスカの事だと言うが何故、虫刺されか分からないらしい 少し言い辛いが、胸の事だと言うと少し考えてたが、なるほどと苦笑していた 「何でそんなに大きいのかしら?妹の分まで取ってるの?」 「遺伝ですよ、お母様の胸は大きいし・・・キャスカもその内、大きくなります。」 少し悔しそうにメディナが膨れて、アリシアは困った感じにメディナを撫でると またメディナが膨れていた、目つきが悪いがそこか子供っぽく可愛くもあった(子供だけど) 「いつか虫刺されに追い抜かれるのかな・・・」 「胸のサイズなんて気にしちゃだめですよ、そこで全部が決まるわけじゃないですし。」 「・・・でっかい奴が言うと、むかつくわ・・・」 またむすっとメディナが羨ましそうに、アリシアを胸を見てると、アリシアは困ってしまってた 妹には言われた事があるが、同い年くらいの女の子とはどうすればいいのか、分からなかった。 「あの・・・メディナちゃん?」 「うー・・・」 むすっとメディナがいじけてる頃、ヒースは機士団の休憩室に到着、部屋の中で 眼鏡を掛け忘れたローザの熱くて硬い、転んでやかん直撃を食らっていた 「ぐふぅっ・・・」 「だいじょーぶか?」 ベッドで横になってる俺に、つんつんとマークの指がほっぺたに触れる、左手が義手なせいか ほっぺたに冷たい感触が来て気持ち良い、顔にダイレクトにかかって本当、熱いし痛かった 「ごめんなさーい・・・」 「気にするな、次から気をつけてくれ。」 「やっぱ団長は眼鏡を・・・」 「眼鏡萌え・・・キモイ」 何かよく知らんがマークは眼鏡が好きらしい、いや違うのか?マークは否定してる・・・ ローザが眼鏡を掛けて、改めて俺にコーヒーを淹れてくれると、やっと一安心した 「シオン、さっきので何か影響は?」 「特に無いです全部、元通りです。」 どうやらタイトゥンズオープンを使うと、エネルギーを使い果たすまで強化されっぱなしらしい ベッドから起きて、タイトゥンズオープンの事を頭でまとめていた、強化かこういうのは仲間が・・・ 「そういえばナオミは?」 「ん?ナオミならアリスとパラムの尾行だとさ、何でも写真に収めるらしい。」 何か知らんがお楽しみ、そういう事にしておくか、そんな時だった ノックの音がして、シオンがドアを開けると・・・メディナ? 「ヒースいる?」 「メディナ?どうしたんだ?」 ちょっと怪しい目で皆がメディナを見てたが、すぐに警戒を解いてローザがコーヒーを淹れて メディナに渡すも、砂糖がないと飲めないと遠慮されて、少し残念そうだった 「今から寝るまで、アリシアはお母さんとしんみりタイムなのよ、鈍いわね。」 「アリシアが・・・なるほど、そういうことか。」 ずずずっとコーヒーを飲みながら、メディナの言う事に納得ができた、アリシアがしばらく旅に出るし テレサも寂しくなるか、話じゃかなり娘に甘えてるらしいしなぁ。 「へぇ、お話で聞いてたより良い人なんですねぇ〜」 「ふんっそれよりヒース、今日あんたの部屋で寝るから連れて行きなさい。」 落ち着けると思ったがしょうがない、少し飲んでてぬるくなったコーヒーを 一気に飲み干して、後からやってくる苦味に顔をしかめて、機士団の休憩室を後にした 「ご馳走様、お休み皆。」 「おやすみなさーい」 「おーう、明日もあるがうちのお姫様を頼むぜヒース。」 軽く手を振ると、部屋から出てメディナを俺の泊まってる部屋に案内して 俺はどうするか少し悩んだ、このまま寝るか起きてるか 明日に備えると、メディナはもうシャワー浴びて寝るらしい。 「まだ20時、リーゼロッテか機士団は起きてるかなっと。」 まぁ機士団はまだ起きてるだろう、メディナにまた出かけると言うと 適当に頷いて、ベッドは貰うとシャワールームへ入っていった 「さて・・・行くか。」 「こうやって、二人で話すのも少しおあずけね・・・」 「そう落ち込まないでお母様、永遠の別れではないのですし。」 テレサの部屋では、テレサとアリシアが旅立つ前に、親子で別れを惜しんでいた 泣きそうなテレサを娘のアリシアが、慰めてると言うどこか、逆に思える関係に 第三者がいれば苦笑いしてるだろう。 「けどキャスカも貴女もいなくなると、キャリコは甘えると怒ってくるし・・・」 「キャリコは中々お母様と、遊んでくれませんけど・・・我慢してください。」 よく誘拐されたりしてる一番下の妹を思い出し、苦笑いするアリシアに テレサは胸をうずめて、子供のように泣きじゃくっていた。 「お母様、こんな時もありますよ・・・」 「ぐすっ・・・キャスカが旅立った時も、こんな気持ちでした・・・ねぇアリシア、今日は昔みたいに お母様と一緒にお風呂に入って、背中流して一緒に寝ましょう?」 はいはいと優しくなだめて、まるで母と子が逆転したようなアリシアは、慣れっこなのか 母親をぎゅっと優しく、それでいて暖かく抱きしめて、少し時間を置いていた 「ねぇアリシア、ちゃんと連絡はしてね?キャリコもきっと寂しがるから・・・」 「大丈夫ですよ、キャリコはしっかりしてるし。」 驚異的な誘拐回数のキャリコは、ディオールの姉妹の中でもかなり、しっかりしてて 年上のキャスカや母親のテレサよりしっかりしてたりする。 「さっお風呂入りましょう?」 「うん・・・」 ぐすっとまだ泣いてるが、さっきより良くなったテレサを、浴室へ連れて行き お互いドレスを脱いでさっそく、暖かいシャワーを浴びタオルに石鹸をつけて 体を洗いあっていた、しばらくこんな事がなかったからか、テレサが楽しそうだった 「ふふっ昔はアリシアが、一生懸命になって手を伸ばさないとダメだったのに・・・」 「1ヶ月に1回くらいは一緒に入ってるけど、何だかこうやって特別な時、一緒に入ると不思議ですね」 フワフワとした泡を流して、テレサを洗い終わると今度はアリシアだ、流石に母親 娘の体を洗うのは慣れてて、うまい具合にアリシアの体の、痒い所を洗い流してる 「むー・・・また大きくなった」 「きゃっお母様!?」 娘の成長を、揉んで確かめてるとアリシアがビックリして、シャワーを放してしまった しかもお湯が出ていて、グルグルとシャワーが暴れて二人にお湯が襲い掛かり 「きゃあ!?」 「お母様ったら・・・」 恥ずかしそうに、アリシアが胸を押さえると、反省してテレサはアリシアの髪を洗い始めた 「懐かしいわ、キャスカがシャンプーがイヤで暴れて、シャンプーハット被っても逃げて・・・」 「そうですねぇ・・・あの頃は、私もちょっとお転婆でしたね。」 「えー?アリシアは今よりは活発だったけど、絶対にお転婆じゃないよ〜」 アリシアの長い金髪を洗い流して、タオルを巻くと二人は湯船に使って、幸せそうに 脱力して眠そうになっていた、本場バクフ国と違って、いきなり熱いという訳ではないのだ 「こうしてると・・・また子供の時を思い出すわ、キャスカは10まで数えたくなくてアリシアは100まで数えてましたね。」 「それでのぼせてから、お風呂の中でゆっくり100数えるのはやめたんですよね・・・」 クスクスと昔を思い出して、アリシアが笑っていると、いきなりお湯が顔にかかって ビックリすると、テレサが水鉄砲をしてアリシアを狙っていたのだ 「もう!ビックリしたじゃないですか・・・」 アリシアも水鉄砲をしようとするが、構えがヘタなのか自爆して、自分にお湯が遅いかかって 小さく悲鳴を上げていた、それを見てテレサは迫撃をしかけて、子供っぽく笑っている 「アリシアはヘタで、いつもキャスカにやられてたわね・・・懐かしいわ」 「うー・・・・いーち、にーい・・・」 アリシアも昔が懐かしくなったのか、子供の時のように数字を数え始めていた 流石に100まで行くと長いから、10までで終わらせているが テレサも昔を思い出して、また娘と一緒にお風呂に入ったら、昔みたいな事をしよう そう思いながら、アリシアが10で上がるのと同時に、湯船から立ち上がった 「アリシア、旅は辛いだろうけどがんばるんですよ?」 「分かっています、私が望んだ旅ですもの・・・」 強い決意が燃える瞳に、安心したテレサはドライヤーでアリシアの髪を乾かして 自分の髪も乾かすと、ネグリジェに着替えてちょっと欠伸をしていた 「寝よう、今日はアリシア抱っこしてね?」 「えっと・・・いつも私が抱っこしてるし、今回はお母様が。」 アリシアの言葉が意外だったのか、少し考えていたがすぐに二つ返事で、テレサはアリシアを抱きしめて ベッドの中に潜り込んで、しばらく離れ離れになる温もりを、名残惜しげに抱きしめていた 「大好きよアリシア・・・キャスカもキャリコも、いつか皆で一緒に寝よう・・・」 テレサが先に眠りの中に入ると、愛らしい母親の寝顔を胸に刻んで、アリシアも眠りへと付いた 月明かりが二人を照らし揺り篭のように揺れる頃、ヒースは・・・ 「・・・・」 リーゼロッテはもうナナミと寝ていた、二人とも幸せそうに寝ていて、何だか安心して 今度は機士団の休憩室へ、行ったは良いが、マークとローザが銭湯まで行って シオンは見たいテレビがあるらしく、自分の部屋に戻って行ったらしい。 誰もいない、休憩室を後にして戻ろうとした時、会いたくも無い女に出会った 「イブニング、さっき振りねヒース。」 「ミーナか・・・何だ?もうタイトゥンズオープンは使わんぞ。」 ミーナがいた、また研究に付き合えと言われるかと思ったが、そうではないらしい 壁に寄りかかってるミーナを、避けて行こうとしたが様子が違う 「言わなきゃいけない事があるの。」 「・・・何だ?」 ミーナが俺の前に、何か紙を出してきてなんだと思ったら、アンジェラのプロフィールだ これがどうしたと思ったが、俺に関係があるらしく、少し低い声で話が始まる 「アンジェラは古代文明の機体、それは知ってるわね?」 「知ってるがどうした?アンジェラに関する演説なら遠慮してもらう。」 「古代遺跡の壁画、それがどれぐらいの年数の物かを調べる機械があるの、それは古代壁画には対応してた。」 どういう事か分からず、しばらく俺は黙って聞いている事にした、もしもアンジェラの演説なら すぐに帰れば良いだろうし、そんな軽い気持ちで俺は、壁によりかかって話を聞き始めた。 「けど貴方から禁忌の装甲を、少し採取してその後・・・その後、その機械にかけたら壊れたの これがどういう事か、あなたなら分かるはずよ。あなたは古代ロボなのよ。」 「おいおい何で俺が古代ロボなんだ?大体無理があるぞ?俺が目覚めたのは平原だった。」 無理があると否定したが、ミーナの次の一言である程度、説得力が出てきた 「けど機械が測定不能で壊れて、挙句に貴方のスペックはこの時代では、明らかにオーバースペックなのよ?」 少し言葉が詰まった、確かにそれで俺はドラグノフに狙われたんだ、だがいろいろ可能性は捨てれない 過去に戦った、ガンスロートだって個人開発で、凄い性能を持っていたんだし 「機械の故障なんじゃないか?」 「そういわれればそうね、けど頭の隅においておいて、貴方の記憶はもしかしたら古代文明に関係してるかもしれない。」 古代文明ね・・・実感がわかないが、一応ヒント程度に考えておこう、部屋に戻ってみると メディナがもうベッドで寝ている、安らかな寝顔を少し撫でると、俺もそろそろ寝ることにした もしも本当に、俺が古代ロボなら・・・この世界に、俺の記憶は・・・いや、考えないでおこう・・・ 次の日の朝、俺達はさっさと朝飯を食べて着替えると、窓の外を見てみた 晴天なりか・・・気持ち良い天気だ、部屋を出て王の間に行くと 準備をしたアリシアとテレサがいた、ついに出発だ。 「最終確認だ、ちょっと待っててくれ。」 「足りない物があれば、言って下さい」 次元層に放り込んだ、服に食料にその他、生活に必要な物を確認して 全部あるのを確認すると、親指を上げて大丈夫と合図しておいた 「アリシア、貴方に精霊の加護がありますように・・・」 「行ってまいります、どうかお元気で。」 最後に抱き合って、別れの挨拶をし終えると、テレサの案内で 城の入り口までやって来た、そういえば俺達の足は・・・ 「旅の足に、本来なら3人乗りではないから、こうするしかなかったのですが。」 馬車・・・ではない、馬車のような荷台があるバイクか、旅用に荷台には屋根がある 俺が車も運転できる免許があれば、何とかなるかも知れんが・・・ 「出発はこのゲートでお願いします、街中は目立つので。」 「了解、テレサ元気でな。」 バイクに乗って、二人も荷台に乗り込んでゲートまで行こうとした時 別れを告げに何人かやって来た、アリシアが旅立つんだし当たり前か 結構な数に囲まれつつ、マークやリーゼロッテを見つけると、見えるか分からないが 手を振ってみた、あっ気づいてくれたみたいだな・・・ 「さよーならー!ヒースさーんお元気でー」 「また来いよ〜アリシア様をよろしく頼むぜー」 「お手合わせありがとうございましたー!次は負けません!」 「ヒース!気をつけて、ナナミもバイバイって言ってたよ!」 ゲートに飲まれていく中、エマがこっちを見ている・・・また睨まれると思ったが そうではなく、何か頼るような目で俺を見て手を振りながら、一礼してきた。 「アリシア様をどうかお守りください!」 「あぁ・・・分かってる、さらばだ。」 なるほど、俺を恨んでるだけじゃなかったか・・・何だか安心した。 「お母様ー!行って参ります!!」 「ばいばいアリシア!絶対に無事に帰ってくるんですよ!」 「ふぅ・・・旅の始まりだな。」 緑の防衛線を後にしつつ、俺達の旅がついに始まった、女二人にロボット一人 ヴェータやウェンディに後で連絡だな、さてどこに行こう・・・ 「どきどきしますね・・・・メディナちゃんは慣れてるの?」 「当たり前・・・って言いたいけど、慣れてはいないかな。」 「二人ともどこに行く?特に無いならブラブラ移動するぞー」 俺の新しい旅が始まる頃、タガメの言っていた悪が密かに胎動・・・ そして牙を研いで、俺に向けてくるのだが、それは別の話だ 「目的地なしか・・・行くぞ!」 続く 「はっ!?しまったアンジェラ返してもらうの忘れてた!」 「あのミーナさん?レヴィアの話じゃもう、あれはメディナちゃん専用に改造されて・・・」 「いやー!?私のアンジェラー!!」