前回のあらすじ 狂気のノコギリに追いかけられ、森の中で一晩過、と思いきやNIの差し金で ラグナロクに狙われるハメに、何とか撃退するも全員、早い目覚めになった 「ラグナロクが・・・本当かヒース・・・いや、本当だから伝えたのか」 「あぁヴェータ、奴らの目的を聞いて伝えた方が良いと思った」 あれからしばらくして、俺はバイクを動かしながら、前に貰ったマジックアイテムの手紙で ヴェータにラグナロクの事を話してた、ラグナロクはテロ組織だし、暗黒連合も危ないかもしれない 「姉さまに伝える、奴らしばらく動きが無かったと思ったが・・・」 「役立ったみたいで良かった、そっちは何かあったか?」 ラグナロクの事は伝わったし一安心して、プライベートに入ると、ヴェータが少し気まずそうだった 「いや、特に無いんだが・・・」 「ヴェータってば、私に悪い虫が付かないよう訓練所で、私と戦ってばっかりなのよ?」 「ウェンディ、どういう事だ?悪い虫が付かないようにって」 割り込んできたウェンディの話によると、訓練所じゃウェンディと手合わせしたい男が多数 美人だからとか、強いからで大量にいるらしい、それでウェンディを狙う奴がいるのではないかと ヴェータはウェンディと戦いまくってるらしいのだ、ヴェータらしいと言えばヴェータらしいか 「あっヴェータってば赤くなってる、かわいい〜」 「おいウェンディ!ったく・・・」 二人のやり取りに微笑んでると、また二人に会うためにも負けてられないと、元気が沸いてきた こうやって離れてる所でも、話せるというのは本当に心強いな、そんな事を思っていると アリシアがいるし、手紙を変わってみるかと思った、ヴェータと俺のマジックアイテムだが良いだろう 「ウェンディ、アリシアとかわるか?」 「あっそれじゃお願い」 アリシアを呼んで手紙を渡すと、首をかしげていたが、ウェンディの声を聞いたとたん 楽しそうに喋り始めた、荷台の方へ引き返させると、俺はバイクを少し飛ばした それから数十分、走り続けた先には・・・広がる青い景色、海だ 「海か・・・懐かしいな」 一度バイクを止めると、荷台の窓からメディナが顔を出して、海に心が奪われている ヤカリはスケッチブックを出して、海をスケッチし始め、アリシアはウェンディにそれを伝えてる 「綺麗・・・海なんて久しぶり・・・」 「海ですよ、映像送るから詠唱してください、それじゃあいきますね〜」 しばらくここで、停車してお昼としよう、3人がはしゃいでるのを見てそう決めると スタンドを下ろして、ここで昼飯にすると言い、アリシアが荷台から降りてくる 「ありがとうございました、久しぶりにウェンディと話せました」 手紙を返してもらうと、アリシアはお昼はパエリアだと言い、魚介類を出していた 近くに港町があるだろうし、魚介類を豪勢に使っても大丈夫だと言ってるし 確かにそれもそうだ、海沿いの港町なら新鮮な魚介類が、売られているはずだ 「パエリア・・・豪勢だね、いつもはインスタントだよ」 「食材いっぱいあるしね、ここまで旅荷物が多いの、私達ぐらいじゃない?」 それもそうだ、次元層に荷物つっこんで、それで馬車・・・じゃない、バイクか? バイクで引っ張る荷台は、凄まじく広いスペースを誇ってる 「まっ特殊な環境だな」 からからと笑うと、それもそうだと納得してヤカリはスケッチを再開、俺達は アリシアがパエリア作り終えるまで、海を眺めている事にした 魚介類は迂闊に手伝うと悲惨だ、数十分してからアリシアの声がした 「こっちもスケッチ完成したし、ちょうど良いタイミングだね」 アリシアがフライパンから、パエリアを人数分に分けて、もう食べる準備はできていた 「将来いい嫁さんになれるよアリシア、いただきまーす」 「や、ヤカリさん!?もうっ・・・」 照れながらアリシアが、照れ隠しするように、パエリアを口に運んでいく ヤカリも後を追って口に運ぶと、よっぽど美味しいのか万遍の笑みを浮かべてる 「・・・確かにうまいな、流石アリシアか」 あっという間にパエリアを平らげて、いつものように洗っていると、ペルソルナが さっきから隠れてるのに気が付いてちょっと疑問に思った 「どうしたんだペルソルナ?そんな浮かない顔して」 「うぅ・・・錆止めクリームないから潮風が・・・」 なるほどな、ペルソルナは鉄でできてるし錆びちゃうか、ペルソルナを撫でて荷台を出ると 皆を乗せて何処か町を探す事にした、港町があると思うのだが、はたして・・・ 「何だこの気温の変化は・・・」 しばらく走っていると、一気に温度が変わり始めた、人工的に暑くなり始めてる さっきまで暖かかったのが、急になぜだろうか・・・荷台のほうから 悲鳴が上がり始めた、窓が開いて幕も全開にして、少しでも風通りを良くしようとしてる 「大丈夫か皆?」 「あっちぃ・・・待てよ、何だこれ・・・不自然だ・・・」 「オーバーヒートするー」 「あぁ!何よこれ近くに炎の魔神か炎龍でもいるの!?」 「あ、暑くて死んじゃいそうです・・・」 皆死にそうだ、早く町にでも行って涼しい場所で休みたいが、どうしたものだ 俺一人なら我慢できるが、3人が暑さでバテたりしたら困る とにかく、さっさと涼しい場所に行かないと、おっ?港町・・・だな 「よし休める、皆もう少しの辛抱だ」 この時はそう思ったいたが、それは大間違いだった・・・行けば行くほど 逆に暑くなる、何故だ?町に何か原因があるのか? 「ひぇ〜あついよ〜」 「ルナわっ!?装甲あっちぃ!!」 ペルソルナの装甲はもう熱したフライパン、アリシアとメディナはフラフラしてる メディナは服が服だし、アリシアは・・・露出こそ高いが、嫌な予感がする 「アリシア、宿に着いたら着替えておけ、白は汗で透けるかもしれん」 「えっ・・・あっ分かりました・・・」 目に毒だ、さっさと町に・・・暑い、なんだこれ・・・家の中から異常な熱源を感じる 宿屋の看板を見つけて、ドアを開け 「うぁっ!?」 暑い!窓を全開にしてるのに!あれはクーラか?ん? なんだ!?熱風が出てる!!あっガスヒーターまで!? 「おいおい・・・」 「いらっしゃい、お一人様ですか?」 泊まりたくないが、ここしかないし、しょうがないとカウンターで部屋を頼むと 何でこんな暑いのに、ヒーターを焚いてるか聞くと、少し苦い顔をしてる 「ほら、今大笑いして歩いてる爺がいるだろ?」 「ん?あぁ・・・元気な男だな」 外から聞こえてくる笑いに、振り返ってみるとこの暑さを物ともしてない男性が 元気に歩いている、あの男が村長のセニョールメラメラ、極度の寒がりで各家に暖房を強制的に付けてるらしい 「ひどい話だな、講義しないのか?」 「ははっしたいけど、あの独裁村長に逆らったら牢獄行きさ」 もっと酷い話だ、しかも村長は死ぬまで村長を辞めないと、勝手にルールを作ってるらしい 住民が気の毒だと思いながら、部屋を見ると、4人分のベッドがある広い部屋だった すぐに皆を呼んで、ダラダラと宿に入ると、4人とも具合悪そうにフラフラしてた 部屋にたどり着くや否や、アリシアはふらりとベッドに倒れて、ヤカリは窓を急いで開けて メディナはフラフラとさ迷い、終いにはベッドに倒れこんでしまった 「んー・・・致命的だな、水貰ってくるよ」 さて、その水だが・・・持ってくる間に温くなった、氷は金がかかるらしい しょうがなくなり、自販機で冷たい物・・・がない、全部ホットだ・・・ 「ちっこれも村長の差し金か、外で買うしかあるまい」 そして外に出て店を回る事にしたが、なんとも・・・魚屋の魚は、維持費がかかって高く アイスの類も同じだ、冷えたジュースなんて普通の場所よりもちろん高い 諦めて帰ろうとした時、道端に人が倒れているのを見つけた、熱中症のようだ 「おい、しっかりしろ今病院にいくからな」 意識が無い男を、病院までおんぶしていくと、病院を見て唖然としてしまった 熱中症で倒れた患者で、溢れかえっていたのだ、これは酷いな 病院に男を置いていくと、後の事を考えてスポーツドリンクを購入、次元層に放り込んで 皆の下に行くと皆、完全にダウンしてい眠っていた、眠れば暑さから逃げれるかだが 俺が腰掛けて本を読んでいて数分すると、メディナがうなされ始めて、アリシアもうなされ 最後にヤカリとペルソルナがうなされてる、この暑さではしょうがないか・・・あっ起きた 「はぁはぁ・・・おはようございます・・・」 「あ、暑い!」 二人にスポーツドリンクを渡すと、幸せそうな顔をして飲み始める 少し遅れてヤカリに渡すと、額に押し付けて冷たさを噛み締めていた 「くそっもうヤだ!」 少ししてヤカリが起き上がると、バッといきなり服を脱ぎ始め、上はサラシだけ 下もズボンだけになり、さらに脱ごうと・・・ってダメだ! 「やめろヤカリ!せめて俺が出てから脱げ!」 「ヒース!このままじゃ発狂する!」 俺が止めるまもなく、ヤカリが下着だけになってしまった、流石に恥ずかしくて 俺の顔が真っ赤になってくる、くそっ顔が熱い・・・部屋から出よう 「メシの時間とかは伝える、俺は外でまってる!」 「あー・・・行っちゃった・・・なー、二人とも脱いだら?」 「な、ダメですはしたない!私は遠慮します!」 ヒースが去ってから、ヤカリが二人にも脱ぐのを勧めていた、がアリシアは王族として 羞恥心が強く脱げずにいた、メディナは軍に所属していたからか、ある程度は我慢できた 「アリシア・・・私からも脱ぐの勧めるわ、この暑さ尋常じゃない・・・」 下着だけになったメディナを見て、どうするかアリシアも悩んだが、やっぱりはしたないと 着替えた半袖とミニスカートで我慢する事にした、がこれが後に悲劇を呼ぶのだが 「ふぇ・・・もうだめ、ヤカリ私もう思考停止するから後で起こして!」 「あっずりー・・・ダメだ、喧嘩する気もでない」 ペルソルナは目を閉じて機能を停止し、ヤカリは下着のままバタンと、ベッドにまた倒れた やってくる風も暖かく、3人はうーうーうなされ、無事なのはペルソルナだけだった それから数時間、3人はまた眠っていたが、それはもう気絶したような感じだった・・・ 「おーい、夕飯だぞー?」 あれから数時間して、もう夕方・・・まだ蒸し暑いが、皆を起こしに来たのだが 反応が無い、嫌な予感がしてきてドアを開けるとそこには寝てる4人がいた 「・・・・無防備すぎやしないか?」 やれやれと、皆の頬を叩いて・・・アリシアが起きない、いや起きてるのか? だが苦しそうにうめいてる、ただ熱いだけじゃない、これは・・・ 「アリシア!?おいしっかりしろ!」 俺が騒いでると二人も気が付いて、メディナは急いで服を着ていたが、俺はそれどころじゃなかった 「二人とも先にメシ食べててくれ!アリシアが変なんだ!病院に行ってくる!」 「はっ!?まって何よそれ!私も行くわ!」 「暑さでやられたか、水飲ませたら急ぐよ!起きろルナ!」 アリシアに残ってたスポーツドリンクを飲ませると、今度は病院へ急いだ、熱中症かどうか分からないが もしもそれより酷いと、最悪死に繋がりかねない、病院まで禁忌を出して急ぐが メディナたちもついてくると、禁忌に5人乗りして、病院まで走ると人が案外空いていた 理由は慣れてるから、夕方になると少しでも温度が下がるかららしい 「先生、どうなんです・・・?」 「熱中症だよ、こんな高温には慣れてないからだろうな・・・」 ふぅっと一安心したが、そうとも言ってられない、医者の話ではまた熱中症にかかるかもしれないと言う 冷房は禁止されてるため、外から来た俺達は危険があるらしい、これには流石に我慢できない さっきの熱中症患者の数と言い、この狂った規律を正すように頼み込もう 「やめておきなさい、捕まって牢屋に入れられるのがオチだよ」 「大丈夫さ、流石にこんな酷いんじゃ黙ってるわけに行かない」 立ち上がるとヤカリとメディナも、着いていくと立とうとしたが、二人とも暑さで疲労が限界だろう アリシアを任せたと言うと、渋々だが了承してくれた。 「絶対帰ってきなさいよ?終わったらアイス皆で食べましょう」 「頼むぜヒース?風の噂じゃ相手はロボット使うらしい」 「もしもの時は私だけでも行くよ、気をつけてくださいねヒース」 「旅人君、君がメラメラを説得できたら、この村もまともになる・・・少し期待してるよ」 病院から出ると、俺は話を聞いて村長のセニョール・メラメラの家まで、まっすぐ走っていった 走っていくに連れて、段々とさらに温度が上がって、人どころか野良犬や虫すらいなくなってきた この暑さじゃ寄るによれないか、苦笑いする気も起きず、さっさと家の前に着くと、まずはチャイムを押した 「んー?誰かね?」 「旅の者です、セニョールメラメラに用があってきました、あけてくれませんか?」 門はあっけなく開いて、その中からあの時の厚着の男が出てきた、汗一つかいてないのは 少しおかしいと思いつつ、それを喉で抑えて、用件を話し始めた 「突然なのですが、この村は流石に暑すぎるかと、村人に暖房を強要するのはどうかと・・・」 「村長であるワシが寒いんだ、これぐらいいいではないか、どうだ一緒に鍋でも」 この熱いのに鍋・・・いや、今は考えないでおけ 「いえ、熱中症で村人が倒れてますし、危険なのでは・・・」 「なんじゃ?村長のワシに文句があるのか?」 「まぁそうなるかと、この村はこのままでは人が住むに耐え 「えぇい!貴様何を言うか!もう許さん!」 言葉を言い終えるより早く、メラメラが門の近くにあったレバーを引くと、地響きと共に 家の庭が割れて、そこから・・・なんだ!?球体か! 「お前は牢屋行きじゃ!覚悟しろ!」 メラメラがそれに梯子で登って、乗り込むとそれが次第にこっちへやってくる、ロボットだったか 戦いは避けれないようだ、禁忌を呼び出すと鎖を体に巻きつかせ、一気に飛び乗った 「セニョール・メラメラ!俺が勝ったら家から暖房を外せ」 「フンッ!もう10回は聴いた言葉だ!お前も牢屋に行けー!」 おそらく頭であろう砲塔がこっちを向いて、弾を発射されそれをかわすと、回りが火の海へ変わった ナパームか、さらに今度は両腕から炎が出てくる、完全に火力に特化したらしい機体のようだ 「その程度の炎!ヴェータのに比べたら!」 だが俺は過去にヴェータと戦い、ズメウの炎を真正面から受けたんだ、こんな炎マッチの火程度だ 盾で炎かきわけながら、先に進んで行くと、ガスタンクのような機体は後ろに下がるが 圧倒的に遅い、禁忌が先に攻撃範囲に入り、そのまま盾でタックルを仕掛けてやった 「うひゃあ!」 「まだまだ、これからだ!」 ガスタンクが攻撃をやめると、そのまま盾で何度か殴りつけて、ガントレットを取り出して 一気にパンチを連続して叩き込んだ、するとガスタンクはコロコロと転がって 壁にぶつかり、壁を半壊させながらやっと動きが止まった、案外弱いな 「どうする?降参するか?」 「ひいいっ!まった!降参する!」 どうやら諦めたらしいな、立ち上がらせようと近づいていくと、ガチャリと何かが外れる音がした ガスタンクを見ると、ガスタンクがギザギザにひび割れている、やりすぎたかと思ったその時だ 「かかったな!マークTバイト!!」 ギザギザにひび割れたガスタンクが開くと、その下からまたガスタンクが出てきた、が問題はそこではない ギザギザに割れたガスタンクが、大きな口をあけたように襲い掛かってきて、禁忌に迫ってきた 「ワハハハ!砕けてしまえ!」 「なるほど、確かに強力だろうが・・・」 こんな攻撃、何度も受けた事がある、襲い掛かってきたタンクを掴んで、そのまま引っ張ると 固定していたアームごと引きちぎりそれを捨て、大槌を取り出した 「そ、そんなバカな!?」 「さて、まだ試してない必殺技だが・・・」 「まて!ワシは寒かったんじゃ!だからこんな事を・・・な?分かってくれ!」 盾に槌を差し込んで、青白いオーラを纏わせると準備は完了して、そのまま大きく振りかぶる ちょうどボールのようだし、まるでゲートボールだなと思った 「クラッシュアンカインド!!」 ゴツン!という鈍い音と共にガスタンクは大空へ飛び上がり、そのままキラリと星になった 一応陸地の方へ飛ばしたが、いったいどこまで飛ぶ事やら 「ぬぅううううわぁああああ!!」 「・・・次の選挙戦しないといけなくなったな」 そんな事を思いながら、禁忌を次元層に返すと、壊れた壁からそのまま病院へ向かった さて、皆で今日の夕飯のデザートにアイスでも食べるとしよう 帰ってみると、医者は意外そうな顔をして大喜びしていた、アリシアも気が付いたらしく これでハッピーエンドだ、皆で宿屋に帰る頃には、全ての暖房がやっと休んでいた 「ふぅ〜急に涼しくなったな、お疲れヒース」 「ヤカリ触って!装甲がもう冷たくなってる!」 涼しくなった宿屋で、俺達はやっと休めていたこれで安心して寝れる、冷たくなったペルソルナに ヤカリが抱きついて気持ちよさそうにしてる、メディナもちょっと薄着になったが涼しそうだ 「ヒースさんありがとうございます、私あのままだったらどうなってたか・・・」 「テレサと約束したしな、元気になって何よりさ」 アリシアも元気になった、安心して寝転んでいると、アリシアがベッドに腰掛ける 「次の場所ですけど、決まってないなら船で移動したらどうでしょう?」 「船か・・・まっ別の港町まで行くらしいし、いいかもな」 明日にでも船を探してみるか、そう思ってるとどこからか腹の虫がなった ヤカリのようだ、そういえば今日は皆、夕食をまだ食べてなかったんだな 「夕食と行くか、冷たい物食べ過ぎて腹壊すなよ?」 「子供じゃあるまいし、そういえばアイス奢るって言ってたわよね?」 「あっそうだな、それじゃ私チョコパフェで」 本当に腹を壊さないか、そんな事を考えつつ食堂の方まで歩いていくと 外には人がいっぱいだ、どうやら村長を倒して感謝されてるらしく、もうお祭り騒ぎになっていた ん?あれっ何だか俺、胴上げされて・・・皆から離れていく! 「おい!待て!落ち着け!ぬぉおおお!?」 「ヒースが!アリシア!アンジェラアタックよ!」 「そんなダメです!ヒースさんを返して下さい!」 「あっちゃー・・・こりゃ夕飯抜きかも」 「あはは、ヤカリ残念だったね〜」 結局、俺達がアイスを食べれたのはそれから2時間もしてからだった、今回の件でいろいろ村人が親身になってくれて 明日の船の予約が取れた、明日は皆と一緒に海の上か、ダークネスフォートレス以来、ちょっと楽しみだ。 続く