「ルナっ!なぁルナッ!!」 「大丈夫・・・それより皆は・・・」 森だった場所は今。荒地へと姿を変えていた、横たわる天使や龍に力はもはや残されておらず 主を休ませる背もたれ程度にしか役目を果たせずにいる 「はぁ・・・っはぁ・・・ヴェータ・・・」 「僕は大丈夫だ・・・アリシアは?」 その中にはいるはずの黒き騎士の姿がない。ヒースの姿も・・・ 「ヒースさん・・・何で・・・」 そう、これは少し前に遡る事になる 黒騎士と終わり 「えぇい・・・またか」 ラグナロクの襲撃を受けていた。キロロソウ数機で何が出来ると、俺が出る前にヴェータ達がケリをつけたのだが 精神攻撃さえ受けなければ、そんなに強くはなく高速移動が出来るズメウ達には分が悪いか 「これでおわ・・・?」 雲が急に出てきた、と思うほど暗くなって上を見てみると、それは雲なんかじゃなかった 巨大な何かが大量に落ちてきた。それは黒い装甲をした重騎士のようなロボットだった 「新手か!?」 「らしいな、随分と数を持ってきたな・・・」 大体の数は15くらいか?だが動きは遅そうだし、これならズメウやソードマスターに任せれば大丈夫だろう 大きい身体では攻撃も当たりやすい、これならメディナたちの魔法も簡単に命中・・・ 「ラグナロクの新型か?随分と数をそろえっ!!」 「ヴェータ!きゃあっ!」 なっ!速い!!見た目の何倍ものスピードでまずズメウとソードマスターに、それぞれ4機で襲い掛かる 残り7機のうち4機がペルソルナに襲い掛かり、最後の3機はアンジェラとアン・ギェーラへと迫った 「うぁああっ!ぱ、パワーが凄すぎるよ!」 「ルナっ!このままじゃみじん切りにされる逃げるんだ!」 パワータイプではないペルソルナには、つばぜり合いは望ましくない。体中が刃とも言えるソードマスターなら まだスピードタイプだが、切り払う事で戦えたが。ペルソルナは二刀流だが4機相手には数が少ない 「来る!アリシア後ろに行って!」 「は、はいっ!」 最後の3機相手には、メディナとアリシアは魔法メインだ。となると接近戦は不有利である アン・ギェーラはいくらか接近戦は出来るが、それでもペルソルナが苦戦する相手には・・・ そんな事はさせない。すぐに禁忌で飛び出したのだが・・・ 「っ!!」 レーザー!?バカな何もなかったはずなのに!辺りを見回すと・・・新手か! そこにいたのは、双頭の狼のようなSDロボだった、レーザーはどこから・・・それだけじゃない パイロットの腕や経験では抑えきれないほどに速い。これはまさか・・・ 「強化人間!!」 「そのとおりだよ!」 なっ!?下からだと!?いつの間にか禁忌の足元にスライムが溶けて現れ、禁忌の足に絡み付いていた 「くそっなんてパワーだ!」 「エキドナ、速くやっつけなよ」 「・・・わん」 その隙に、また双頭の狼が襲い掛かってくる。だがそう簡単にやられる訳にはいかない 足に絡み付いているスライムの大本と、絡み付いてる部分を切り離し 一瞬の隙を突いて逃げたおかげで何とか逃げ切れた。 「くそっ何してるのさエキドナ!」 「・・・ごめん」 喧嘩している当り、チームワークはゼロか・・・聞いたところ少女のようだし 「NIの強化人間か・・・」 「当りです、お久しぶりですねヒース君」 声?誰だと振り向いた先にはトンボイジャー・・・そしてこの声、そうか・・・ 「ドラグノフ!貴様か!!」 そう、NIのドラグノフだ。この強化人間と機体もNIの物だとウスウス感づいていたが・・・ 「しつこい男だな・・・」 「えぇ、自分でも自覚してます」 随分と大群で攻めてきたな。だが余裕をかましている暇はない。ヴェータやウェンディ ヤカリとペルソルナが大ピンチだった。 「NIだと!ヒースを狙ってきたか!」 「ヴェータ危ないっあぁあっ!」 槍で2体分の巨大な真紅の剣を防ぐが、残りの2体がまだ襲い掛かり、胸の龍の顔が防いでいる ソードマスターは足の刃まで使うが、それでも押され気味になっていた 「やべっ二人とも!ルナなんとかできねーのか!」 「無理だよ!数が多い!」 ペルソルナはそのフットワークで巨大な騎士型の剣を受け流し、逃げ切ろうとするが 騎士型も光の翼を展開して追いかける。1対1なら勝てるだろうが数が多すぎる 「アリシア!いつまでバリア持つ?!」 「後3分です!」 アリシア達は虫の息、こっちは強化人間が2人もいる・・・面倒な事になってきた 「・・・・」 双頭の狼のの突撃が来るが、こっちにも考えがあった 加速するならば木にぶつけてやれば良い、ぎりぎりまでひきつけて逃げれないようにすれば 「っ!」 よし、うまく行った!風で禁忌が転びかけるが・・・・なっ! 「残念だったね、浅知恵で良くがんばったよ」 「・・・」 スライムがそれを防いだ、自らの身体でクッションとなったのだ。仲が悪いと思ったがそれほどでもないのか 弱点・・・弱点はどこだ!あの二人の機体の弱点さえ分かれば突破口は切り開ける 「・・・わん」 俺が考えている間にも、攻撃は続いて双頭の狼はまた俺に飛び掛ってくる。禁忌のパワーと盾を使い 振り払うのだがくるくると回転して着地、再度の攻撃を仕掛けるように見せたが 「こっちを忘れてるなんてバカ以下だね!ロボットの癖に」 まだいた、あのスライムが溶けていきなり襲い掛かってきた。足元を注意しないといけなかったか・・・ だが今度はただではやられない、盾で殴り飛ばせば溶けようが何だろうが面積的に逃げれまい 「くそっ何を・・・うそっエキドナ!!」 「・・・っ!!」 何だ?あの双頭の狼が動きを止めた。もしも突き進んでいればあのスライムの胸部分になるな、ぶつかるのは 何かが胸にあるらしい、だったら俺にも考えがある。スライムタイプだが何とかなるだろう 「反撃開始か」 剣から鞭に持ち帰ると、まずは狼から狙いを定めた。狼を捕まえてスライムに投げ飛ばせば 加速と面積的に逃げれないだろう、それを防ぐためにスライムは反撃に出るはずだ 「両方倒れれば儲け物か」 スライムに追いつかれないように走り、狼の攻撃を受けては防ぎ、かすかな隙を探すが これが中々見つからない。タイミングを見極めようとしたのだが・・・ 「・・・」 背中が変形して、まるで蛇のようにうねりながらこちらへを向いたのだ、何かが来る 警戒を少しでも遅くすれば、スライムのほうに飛んで捕まっていただろう 「うわっ!!くそっこれがレーザーの正体か!」 それからはレーザーが発射されたのだ。いや性質的にビームなのだろうが弾速は早い 何だこの機体、寄せ集めのように良い武器を持っているな・・・だが 武器をビームに集中した事で、鞭で捕まえるタイミングが出来たのだ 「・・・いまだ!」 ビームが発射される寸前、鞭で腕を捕らえるとそのまま大きく振り上げて、宙へと浮き上がらせると ビームが照準を狂わせてスライムへと襲い掛かる、タイミングはバッチリで防がれた後は 「でぇい!」 「ちょっこのままじゃ!?」 視界を爆煙で塞いで、その隙に叩きつけたのだ。胸の辺りに向けて振り落としたからか けっそうを欠きながら腕で防ぐが、吹き飛ばされて二体とも転がっていった 「ぜぇ・・・はぁ・・・つ、次だ!」 「遅かったようですねぇ・・・」 ドラグノフの声にハッとした、俺は自分の戦いに夢中になっていたせいで大切な事を忘れていた 皆は?皆はどうなったんだ?アリシアとメディナは・・・そんな・・・ 「ぐぅ・・・」 「メディナちゃん・・・」 アンジェラとアン・ギェーラは地面にひれ伏していた。止めを刺すべくジリジリと重騎士型の機体が近づく 他の皆はまだ動けない、このままでは間に合わない・・・ヴェータ達も重騎士型をそれぞれ1機は落としたが 残りの機体に取り押さえられて動きがとれず、実質的な人質状態にされていた 「や、やめろ!!」 「こちらに来るなら、止めますけど如何しますか?」 答えは簡単だ。ドラグノフとて迂闊ではないだろうし、もしもこれ以上攻撃すれば俺が暴走する事も考えてるはず 誘いに乗ろう・・・素直に他の皆を置いて帰っていくはずだ 「ダメです!ヒースさん!」 「良いだろう、ただし仲間にこれ以上は手出しをするなよ?」 禁忌の武器を次元層に返すと、黒い機体に捕まりトンボイジャーへと運ばれて行く暴れれば・・・と思ったが ヴェータ達が勝てないのが数体、つまり俺一人で勝つ事は不可能だ。盾が使えれば別だが使えるはずも無い。 NIの研究所は嫌いなんだがな。最後に次元層の物を荷台に出しておいて後腐れをなくしておいた 「それでは良い夢を、引き上げますよ実験台に欲しい物は沢山ありますが目標はヒース君だけと命令されましたしね」 最後に覚えてるのは電気ショックを浴びせられた事だけだった、ここで俺の記憶は一度途切れた・・・ これが全容である。ヒースはNIに連れ去られヴェータ達は己の無力さに打ちひしがれている。 だが最低限の事はしておいたのか、上空からキルコプターのローター音が響き渡った 「これは・・・随分とまぁ・・・」 「・・・タガメ、回収してくれ」 「・・・」 「ヴェータ・・・皆も元気出してよ・・・」 僕らは暗黒帝国へ一度帰還、その後にアリシア達をディオールへ送り届ける事になってる 僕らのせいでヒースは・・・数だけじゃない・・・奴らは強かった・・・ 「私のせいで・・・」 「アリシアのせいじゃないわ・・・私だって・・・」 「皆・・・落ち着こうぜ、今は如何するかだ」 ヤカリの言うことは正しい、正しいのだがまだダメなんだ。ショックから立ち直れない・・・ 頭の中が混乱している。きっと皆同じだろうな・・・ 「ヤカリ・・・それは無茶だよ、皆まだ・・・」 「そうだけどよ!そうだけど・・・」 そのときのヤカリは気が強いヤカリらしくなく、大粒の涙を浮かべて声もかすれていた・・・ そのままいすに座り込んで、ペルソルナを抱きしめたまますすり泣いていた 「くそっ・・・」 悔しい、NIの奴らはヒースを狙っていたのは分かっていた。前の侵略ロボ軍団の時といい 力が足りず仲間が奪われるのは、死ぬほど悔しかった・・・ 「・・・随分と手ひどくやられたようですね、敵はNIの新型と聞いていますが」 「あぁ、1体で僕らとほぼ同じだろうな。何とか1機は落とせたんだが・・・」 何とか一機だけは落とせた、だがその後に次々と襲いかかられて、防戦一方だった 一機倒すのが限界だった・・・もしも1機でも追加されてたら、持ちこたえる事も出来なかっただろう 「NIも随分とまた・・・」 「タガメ、ヒースは・・・ヒースはどうなったの?」 タガメは無言でまだ分からないと言うのは雰囲気で分かった 奴らの目的は大体分かっている。ヒースを解体して調べたいんだろう だがヒースの事だ、きっと上手くやってくれるしあれだけの技術だ、大規模な研究所を使うだろう 「ヴェータ様、そろそろ到着いたします」 「分かった・・・アリシア達はディオールに?」 「はい・・・ヤカリさんも行く場所がないでしょうし・・・」 ヤカリとアリシアは前回と同じでディオールへ、メディナとウェンディと僕は暗黒連合に一度戻る事に あの時と一緒か・・・いや、前よりも酷いな・・・今回は完全に実力で負けてしまった 「アリシア王女一行はあちらの者達が、ヴェータ様達にはレヴィア様に一度ご挨拶を」 タガメの案内で、アリシア達と言葉少なに別れると姉さまの下へ・・・何故だろうな もう二度と・・・二度と皆で旅が出来ない、そんな気がして不安で胸を切りむしられたようだ 「お母様、ただいま戻りました・・・」 「アリシア・・・今度はNIだそうね」 あれから帰ってきて、お母様に謁見してこれまでの事を話すと、お母様は難しい顔をしていました 今度ばかりは相手が悪いんでしょうね・・・前回は敵が侵略者と言う理由がありましたが 今回はロボットが奪われただけ、そんな小さな事で国が動けるはずもありません・・・ 「・・・アリシア、分かっているでしょうが」 「はい・・・」 「アリシア・・・やっぱりそうだよな・・・」 ヤカリさんも薄々と国を頼れないのは分かっていたらしく、落ち込みこそしていましたが 平気そう・・・いえ、平気なフリをしてるだけで本当は悲しんでいるのでしょう 「アリシア・・・ヤカリちゃん、ごめんなさいね・・・」 「お母様が気に病む必要はありません」 「NIが・・・NIが悪いんだ・・・ちくしょう・・・」 ヤカリさんの悔しそうな、小さな小さなうめく様な声は忘れれません・・・この時ほど ヤカリさんが小さく見えたのは初めてでしたから・・・ 「・・・アリシア、ヤカリちゃん、そしてペルソルナちゃん・・・ヒースさんを助ける方法はあります」 「姉さま!本当ですか!」 ヒースを救う手段がまだある、姉さまが確かにそういっていた、今NIと国とが干渉するわけにはいかないが それ以外の方法でならあると言う、場をわきまえずに声を荒げてしまった 「はい、国が動けなくても個人でなら」 「あの、レヴィアさんお言葉ですが・・・NI相手に個人で戦える人なんてそうそう・・・」 だがウェンディの言うとおりだ、よりによってNIを相手にするのに、僕らだけでは力不足だ・・・ それなのに姉さまは何故?なにか考えがあってなのだろうか・・・・ 「お母様、何か考えが?」 お母様だって無責任に言った筈ではありません、きっと何か考えがあるのでしょう・・・ 「良いですかアリシア、一番それらしい理由があるのはアリシア達です。」 「姉さま、つまりNI側のヒースを強奪したと言う事実を突いて僕らが報復行動に出ると」 なるほど、ヒースを奪ったから奪い返しただけ、それなら奴らも文句は言えないか だが問題点が一つある。ヒースを奪ったNIに僕らは完膚なきまでにやられているんだ 「NIも流石に文句は言えませんよ、ヒー君は今じゃ支持してる国の方が多いですもの」 「ですが姉さま、恐らくヒースの護衛に新型が・・・」 NIもあの新型を護衛にまわしているだろう、潜入して取り戻してもあのスピードでは 追いつかれるのがオチだ。ヒースを奴らから取り戻しまた皆で一緒に旅をするには・・・ 「力が足りません・・・」 「アリシア達がNIの機体に負けた事は聞いています」 「ならば何故・・・」 「不毛な事ですが、力で立ち向かうしかないなら力しかありません」 力で立ち向かう?それはつまり・・・ 「新しく力を身につけるのですか?」 「はい、あなた達には新しい力が必要です」 けどどうやって?アンジェラに関しては私のアンジェラを改造すれば何とかなるかもしれません けれどもヴェータさんのズメウやウェンディのソードマスターは改造できるのか・・・ ペルソルナちゃんにいたっては戦闘用に改造できる見込みがありません。 「その事ですが、情報が届いた時に考えは出来てます」 「ダクエルちゃんのお話では、ヴェー君とウェンディちゃんの力を底上げする方法はあるそうです」 「あの・・・レヴィア様、私は・・・」 「メディナちゃん、貴方には闇の国でアン・ギェーラの強化パーツが作られてます」 これで僕らの方は出揃ったと言う事か、問題はアリシア達なのだが・・・ 「アリシア、貴方のアンジェラにもORを元に強化パーツが開発されてます」 「となるとヤカリさんとペルソルナちゃんですか・・・」 「二人にはダークエルダーちゃんが何らかの装備を見つけたから、探せば力になってくれるそうです」 新しい力・・・戦いは戦いを呼ぶけど、あえて力を手に入れて戦わなければならない時もある そういうことなのでしょうね・・・・ 「アリシア・・・ヤカリさんペルソルナちゃん・・・最後の決断を下すのは」 「「貴方達です」」 「話は聞いているな?」 「はい。皆さんも同じですね?」 私達が選んだのは戦う事、ここで引き下がりはしません・・・新しい力を手に入れる手段それは ヴェータさんはオブリビオ付近にある烈火の王国バニア、その王への協力を求めること ウェンディは風の神がいると言われる未開の山岳王国エベリウスへ メディナちゃんは現在開発されたアン・ギェーラ強化ユニットを 私も同じようにアンジェラ強化用ユニットの完成を待ち ヤカリさんとペルソルナちゃんは、とある遺跡に眠ると言われる古代遺産を 「まずはメディナのアン・ギェーラからか」 「完成はもうしてるらしいわ。今日にでも取りに行きましょう」 「次点で一番近いバニアか」 「その次がエベリウス」 「最後に私とペルソルナの古代遺産のある遺跡か」 「アンジェラのパーツは完成し次第ですね」 予定は出来て、後は実践あるのみ・・・ヒースさん待っててください必ず助けに行きますから・・・ 「・・・最後に聞きたい、過酷な事になるが覚悟が良いか?」 「今更ね、覚悟ならとっくに」 「ヴェータとなら地獄にでも、皆でヒースを取り戻そう!」 「私もパワーアップするのちょっと興味あるし平気!」 「ルナと同じだな、変なのだったらヤだけどな」 「ヒースさんを取り戻すため、全力を尽くしましょう」 皆の考えは変わらず、ヴェータさんも安心したのか、フっと笑って手を差し出しました 握手・・・決意の表れなのでしょう、皆で手を結び合うと不思議と力がわいてきました 「今日は皆休んでて、パーツだけなら私で取りにいけるから」 「分かった。皆リラックスして置かないと仕損じるかもしれないか」 リラックス・・・一度ディオールに戻って、お母様達にも顔を出しておくべきですね ヤカリさんとペルソルナちゃんもこちらの方が慣れているでしょうし 「ヤカリさん、今回もディオールに来ませんか?」 「ありがとよ・・・行く場所も無いから助かる」 「またお世話になります。」 ペルソルナちゃんがお辞儀をすると、私達はまた転移用の魔方陣まで戻ってディオールへと帰り メディナちゃんは闇の国で開発されたアン・ギェーラの改造パーツを取りに ヴェータさんとウェンディは暗黒帝国に残り、バニアとエベリウスの事を調べるようです 「皆さん、また明日」 私達の旅は一度ここで途切れてしまいました、けど終わりではありません ヒースさんを取り戻すための戦いが、ここから始まるのでした 続く