抱きしめて! 私が――イクまで!! After☆  ぜんかいのすじ  サイオニクスガーデンの放課後、校舎裏にとある男の子と女の子が向かい合っていた。 ラブレターで呼び出された女の子はどう断ろうかと悩んでいたんだけど、そこに突然痴女 が現れたんだよ。  痴女は女の子を裸にしてえっちぃことを始めちゃった。それを見た男の子は我慢が出来 なくなった女の子にむりやりえっちしちゃうんだ。  可愛そうな女の子、この先どうなっちゃうのー?  まぁそんな感じ、んじゃ続きいっとくー?  その5  蓮宮による陵辱は続いていた。  体位を変えながらもやることは同じく腰を振り付け、ひたすらに貪る。  後ろから獣のように突く、伊万里の巨大な胸が重力に従い垂れ下がり、腰の動きに合わ れて振り子のように大きく振れ動く、蓮宮はその胸を抱え上げるように揉み込む。  下から天頂まで貫くように突き上げる、その度に伊万里の胸は上下に揺れる。  前から突く、横から突く、突く、突く、突く、突く――  そうやって伊万里を激しく責め立て、奥深くに精を解き放つ。  一番最初こそ悲鳴を上げ、苦痛に顔を歪めていた伊万里であったが、今は何事も発する ことなく虚空を見つめる。その瞳に力はない、焦点は合わず光は失われている。  伊万里は声を出さずに唇を動かしていた。  ただ同じ言葉を繰り返す。  音もなく続ける。  蓮宮は伊万里の中に3回目の射精をし終わったあと、力尽きたと見えて伊万里の胸に倒 れこむ。心地よい倦怠感を全身に感じ、まどろむように柔らかな感触に身を任せる。  女の子の体がこんなにも気持ちいいものだとは思わなかった、何せ自分の物を触っても オナニーにしかならないし。それに伊万里の胸は本当にすごい、大きさも張りも柔らかさ も、これ以上すばらしいものはこの世にないに違いない。それを一時でも自分だけの物に 出来たという喜びが全身を駆け巡る―― 「――ッ?」  一瞬だけ違和感を感じる、体から何かが抜け出すような、射精にも似た妙な感覚だ。  伊万里の胸に埋もれただけでまたイってしまったのか? と思い、深くは考えないこと にした。次の瞬間股間がズキズキと痛み出したが、きっとヤリすぎで腫れているからだろ うと思った。  伊万里の体が自分から離れていくのが分かる、それまで感じていた暖かさと重みが失わ れたことに少し不満を抱くが、まだもう少しこのまま横になっていたいと思った。 「いやー、結局4回も出しちゃうなんて、若いっていいわねー」  うんうん、と頷きながらミサミサは満足げな表情で、折り重なる二人の様子を見入って いた。さすがに今日はコレでお開きだろうと思い、その場から立ち去ろうと身を翻した。 「それじゃあお二人さん、末永くお幸せに〜」  手をひらひらと振って歩き出す、途中で脱ぎ捨てた制服を拾い上げて歩を進める。今日 は超能力キューピットとして満足のいく仕事が出来た。  ふと背後で物音が聞こえた、ひょっとして5ラウンド目? などと思いながら肩越しに 見やる。視線の先で蓮宮くんがゆっくりと立ち上がったのが見える。  その蓮宮くんはかすれた声で何事か呟いている。 「ん? どうしたのかな蓮宮くん。お礼ならいいのよー、私が好きでやったことだから」  ミサミサは満面の笑みを蓮宮に向ける。しかし当の蓮宮くんはうつむき加減にして視線 を合わせず、先ほどよりも少し声量を上げて呟いた。 「…ざ……な…」  どうにも様子がおかしい、怪訝な顔をしてミサミサは振り返った。 「おーい蓮宮くーん、ヤリ過ぎて壊れちゃったのかな?」  おどけた調子で声をかける、蓮宮はそれに応えるわけでもなくまた呟く。 「ふ……るな…」  蓮宮は顔をキッと上げてミサミサを見据えた、その顔には憤怒の相を貼り付けている。 「 ふ ざ け る な !! 」  蓮宮は声の限り怒鳴り上げた。  空気がビリビリと震え、衝撃がミサミサの体に伝わる。  蓮宮は殺気立った眼光でミサミサを睨みつける、もし蓮宮に邪眼の能力があれば、ミサ ミサは既に絶命していたかもしれない、それほどに憎しみのこもった目である。  その表情にミサミサは戸惑いを覚える、先ほどまで幸せそうに腰を振っていた男が、次 の瞬間に自分をあんな顔で睨みつけるものだろうか?  その時ふと彼女は伊万里の能力を思い出した。 「あなたひょっとして…」 「ああ、僕は伊万里、伊万里白乃だ!」  その6  蓮宮(白乃)はミサミサを睨みつけたままで一歩踏み出す。 「よくも…よくも僕の妹の純潔を穢してくれたな…」  また一歩踏み出す、それにあわせてじりっとあとずさる。 「やーねー、やったのは蓮宮くんよ?」 「やらせたのは君だ」  踏み出す、下がる。 「蓮宮くんも望んでいたわ」 「僕は望んでいなかった、それに更乃も」  二歩踏み出す、一歩半下がる。 「君は女は男の期待に応えることだと言ったな、当然君も応えてくれるんだろうな…」  蓮宮(白乃)はまた歩み寄る、下半身は剥き出しで、精を出しつくしたはずの屹立がそ こにはあった。  無言のまま後ずさるミサミサを追って蓮宮(白乃)は走りだす。全裸のままのミサミサ はそれを悠々とかわして距離をとる、常時であれば男女の体力さもあり、蓮宮(白乃)は 簡単にミサミサを捕らえることが出来たであろう。しかし今の蓮宮の体は四回射精によっ て、体力を激しく消耗しており、正直まっすぐ歩くのもやっというところである。  それ故に蓮宮(白乃)の手はミサミサを捕らえることなく虚しく空気を握り締める。  それに焦れてより早く走ろうとするが、足がもつれて転んでしまった。 「ほら、無理しない方がいいよー? 今日は疲れてるみたいだし、また今度、ね?」  ミサミサが半分引きつった顔で諌めようとするが、その言葉はかえって白乃の憎悪をか きたて、ままならない自分に歯噛みする。  その時蓮宮の体の奥で蠢く何かを感じた、その感触をじっくりと確かめる。じわりと周 囲が動くのを感じる、コレならいける。  蓮宮(白乃)はしばし四つん這いのまま黙考し、考えを纏める。その様子にミサミサは 怪訝な表情で注視するが、結局そのまま静観するすることにする。  結局それがミサミサの二度目の逃亡チャンスであったのだが、その時のミサミサはそこ まで事態を重大視していなかった。その判断ミスが命取りになるともしらず…  テレポートで逃亡しないミサミサを内心でほくそ笑み、膝をついてからゆっくりと立ち 上がる。まっすぐとミサミサを見据え、右手をミサミサに向けて捧げ上げる。  ずずずっと周囲の景色が蠢く、そして蓮宮(白乃)の差し出した手の前に凝結される。 それは蓮宮の力、『粒子操作』によって圧縮された校庭の砂である。  そして力を行使する蓮宮の肉体にも変化が現れる、小柄ながらも引き締まった四肢は丸 みを帯び、僅かながらに胸が膨らみ、短かった水色の髪は腰に届くぐらいに長く伸びる。 何より顕著に変化したのは股間である、それまでそこにあった屹立は急激に縮こまり、そ の姿が見えなくなる、その代わりにその場所に縦の裂け目が生まれる。  いまや蓮宮の体は男のものから、完全に女のそれに変わっていた。  能力者としても極めてまれな現象であるが、蓮宮は超能力を使うたびにその副作用で肉 体の性別が入れ替わるのである。  一方蓮宮(白乃)の作り出した砂隗は、やがて刃の形になりミサミサに襲い掛かった。 「――ッ!?」  突然の攻撃に驚きながらも、短距離テレポートで攻撃をかわす。一瞬先までミサミサが いた場所を砂の刃がなぎ払った、校庭に深々と砂刃の痕跡が穿たれる、もしまともに食ら えば人体などたやすく両断可能であろうその一撃に、ミサミサの背筋は凍りついた。  そしてそれ以上に驚いたのは… 「どーして伊万里ちゃんが蓮宮くんの力を使えるのよ!?」  ミサミサは驚愕しながらも考えを巡らせた。  超能力なるものが如何なものに根付くのか、それは超能力研究の重要なテーマの一つで ある。そしてそれは一般的に個々人の魂、原初のエネルギーと結びつくもので、肉体を入 れ替える能力を持つものでも、移り変わった体の先でも自分の能力を失うことは無い。  それが定説として存在し、逆に移り変わった相手の能力を使えるようにはならないと考 えられている。少なくともミサミサは座学でそう教えられていたが。 「どうやらそうでもないらしい」  ミサミサの考えを読んでいるかのような蓮宮(白乃)の言葉に、ハッ――と気がついて 再び跳躍する。今度は砂の散弾が一面に浴びせられた。  攻撃は強力であるが、動きは十分に見切れる。まだ蓮宮の力に慣れていないのか、攻撃 は単調で直線的なものばかりである。  蓮宮(白乃)は舌打ちし、焦りの滲んだ声で吼える。 「それならコレでどうだ!!」  砂の刃が、弾丸が連続して襲い掛かる。ミサミサは短距離テレポートを繰り返してこと ごとくその攻撃を回避する、蓮宮(白乃)はその姿を見失うたびに周囲に目を走らせ攻撃 を加えるが、完全に翻弄されていた。 「そこだ!」  今までででひときわ大きな刃がミサミサを襲う、テレポートした先を読んでいると思え る絶妙なタイミングだ。しかしミサミサは見切っていた、この攻撃は避けなくとも自分に は当たらないと。  それ故にミサミサは挑発的な微笑を湛えて仁王立ちになる。  その姿に蓮宮はほくそえんだ。  ズンッ―― 「えっ…」  砂刃が交差する瞬間、ミサミサは大きな衝撃を受ける。  攻撃は見切ったはず――確かに砂刃は自分を通り過ぎて背後の校舎にぶち当たっている。 だったら…何故?  腹部に熱を感じる。ミサミサが見下ろすと、そこには地面から生えた触手がミサミサの 茂みを掻き分け、体内の奥深くまで侵入しているのが見て取れた。  破瓜を示す赤い雫が砂の触手を黒く染めていく、地面から伸びた触手は処女幕を打ち破 り膣壁を押し広げて完全に埋没していた。  砂粒のザリザリとした感触と、それ以上の破瓜の痛みにミサミサは絶句した。 「う、うそ…ど、どうしてッ――攻撃は、ちゃんと見切って…?」  息も絶え絶えにミサミサは疑問を口にする、その様子をしたり顔で見やり、蓮宮(白 乃)は計画通りとばかりにニヤリと顔を歪ませた。 「本気で君を殺すつもりなんて最初から無かったんだよ、あんな簡単な囮に引っかかるな んてね。ただ僕は君に妹が味わった苦痛を思い知らせてやりたかっただけさ」  饒舌に話す蓮宮(白乃)の言葉に合わせるように砂の触手がズズっと蠢く、その度にミ サミサは声にならない悲鳴を上げる。股座がジクジクと激しく傷む、今まで感じたことの 無い痛みによって精神の集中が途切れ、能力を発動することが出来ない。 「本当なら直接犯してやりたいけど、この能力を使ってる間は体が女の子になっちゃうみ たいだし、こっちの方で我慢してもらうしかないよね」  そういうと触手をゆっくりと抜き差し始めた、砂粒が血で塗れた膣壁を擦り上げる痛み に、ヒッ――っと小さく悲鳴を上げる。その表情からは先ほどまであった余裕は完全に消 えうせ、苦痛に歪み、不安に脅えていた。  そんなミサミサの表情に、今まで復讐心だけに支配されていた白乃に、嗜虐的な気持ち を沸き起こさせる。その欲望のままに触手を激しく動かす。 「くぁッ! ひっ、んぐ!」  その度にミサミサはくぐもった悲鳴を上げる。異物が膣内を掻き回し、生理現象として 愛液を出して潤滑を良くしようとするが、それらは砂に吸収されていつまでも激しい摩擦 力を保ったまま、引き出され、突き上げられる。 「もう、やめ、やめてっ! あぁ!」 「随分しおらしくなったじゃないか、だが断る。妹の受けた苦痛はこんなもんじゃない」  蓮宮(白乃)は復讐を果たした満足感と、弱者を虐げる征服感に酔いしれている。  容赦を知らない責めによる痛みに耐えかねて、ミサミサはついに失禁してしまった。膣 に砂棒を差し入れられたまま不恰好に黄金に輝く尿を飛び散らせる、それは湯気を立てな がらミサミサの太ももとを濡らし、砂棒をより黒く染め上げていく。  ミサミサは余りの恥ずかしさに唇を噛み締め、赤らめた顔を伏せて咽び泣く。 「あはははははは! いい様じゃないか! 散々人を弄んだ報いだよ。でもまだだ、まだ ―― ――もう我慢できん!!」  哄笑と共に高らかに宣言する蓮宮(白乃)の声を、突如野太い声が遮った。  蓮宮(白乃)は驚いて声のしたほうに振り返る。果たしてそこには屈強な体躯を誇る男 が、はちきれんばかりに怒気も露にした男根を聳えさせ、茂みの奥で仁王立ちしていた。 「だ、誰!?」  突然の闖(チン)入者に当惑してうろたえる。 「あんなものを見せられていつまでもシコシコやってられるか! 俺はもうどうなっても 知らんぞ!!」  そういうと彼は茂みを飛び越えて怒涛の如く蓮宮たちに向かって走り始めた。それと時 を同じくして別の茂みから新たな人影が現れる。 「くそっ、一人で抜け駆けしようなんて許さないぞ! 俺も限界なんだ!!」  新たな人影は先の男に遅れじと走りこむ、その姿を見咎めて第二、第三の追随者が―― いや、合計数十人の男達が姿を現して蓮宮たち目掛けて疾駆した。  彼らは別段突然沸いて出たわけではない、いくら人気のない放課後の校舎裏とはいえ、 アレだけ大声で大騒ぎしていれば自然と人の目に付く、そしてそれが万年全裸のミサミサ や、美少女の誉高い伊万里更乃、さらに女体化した蓮宮の三人による痴態となればそのま ま見過ごせるわけもない。  そんなわけで彼らは三人に気が付かれることなくその数を増していき、茂みの奥で、校 舎の影で、校舎の窓からそれらを視姦し、自らを慰めていたのだ。  それが今、限界まで水を溜め込んだダムが決壊するか如く、押さえを失った欲望の濁流 となって三人に襲い掛かろうとしてた。  その7  そこに生徒会長が現れる。  偶然騒ぎを聞きつけ駆けつけた彼は、暴徒と化した男子生徒を諌める為にその身を投げ 出して彼らを制止する。会長は自らの正義感と校則を踏まえ、常に学園生徒の規範となる べき行動し、人望を得ていると自負している。 「やめたまえ諸君! 神聖な学び舎をなんと心得る、それでも栄光あるサイオニクスガー デンの生徒か!」  が、もちろんそんな言葉を聴くものなど一人もいやしないわけで。 「止まれ! 止まらんか! おわっ、誰だ今蹴ったヤツは!?」  いかに長身でがっしりとした体格である彼でも、数十人の野獣の群れを一人で止めるの は不可能というものである。さらに古傷の膝が軋み、ついには波に飲まれて押し倒されて しまう。 「えいくそ、誰か、誰かある! ――ん、なんだ貴様、何故俺のズボンをずらす、名前と 学年を言え」  返答せぬ相手に業を煮やして自らの超能力を発現させる。  会長は超能力の中でも特殊な能力を保有している、それは肌を触れた相手の能力を自分 も使えるようになるというものである。彼はその力で相手の力を利用して灸を据えてやろ うと考えて念を込める。触れ合った肌から相手の力が流れ込んでくる、どうやら相手の能 力はテレパスのようである。相手の考えを読み取ることが出来る能力であるが、コレでは 直接相手に灸を据えるのは難しそうだ―― 「――ちょっと待て、何故お前もズボンを脱ぐ、聞いているのか」  もう一度言おう。彼の力は能力共有である、ゆえに彼個人では無能力者に等しい。  そしてその能力によって相手のテレパスを自らの物として扱い、おぞましい相手の思考 を読み取る。 「おい、おま――」  アッー!  南無三  若干一名の欠員を除いた残りの男達は3人の美少女目指してひた走る。  少女のうち一人は半ば気絶して地面に横たわり、一人は股間を抑えて蹲っているため、 まともに動けそうなのは半裸の蓮宮(白乃)のみである。  そんな蓮宮(白乃)は性欲むき出しで迫ってくる野郎どもを前に完全に取り乱していた。  粒子操作の力を使って砂刃を放とうとするが、全く力を収束できず粉塵が巻き上がるだ けにとどまる。  ついに一人の男子が蓮宮(白乃)の手を掴んだ、そのまま押し倒されて胸を乱暴に掴ま れる。 「痛ッ! やめ――」  拒絶の言葉の途中で口を塞がれる。歯がガチガチあたって痛いことこの上ないが、相手 はそれに構わず舌をねじ込んでくる。 「んッー! んぐー!」  必死に抵抗を試みる、蓮宮の力の作用で身体能力は向上しており、力を振り絞ってなん とか振りほどくことが出来た。そのまま逃げようとするが別の一人に髪を掴まれ引き倒さ れてしまう。  したたかに打ち付けた腰に鈍痛を覚える、逃げたい、ただそれだけを思う。  逃げたい、白乃はただその一心で蓮宮の体を抜け出し、そして精神と肉体は互いに元の 在り処へと定着する。  先ほどまで感じていた痛みや圧迫感はなくなっていた。  逃げられた! ――と一瞬だけは安堵したことだろう。  しかし目を開けたその先にあるのは血走った目で自分を見つめる幾対もの瞳と、今にも はちきれんばかりに怒張した男根の群れである。  伊万里更乃自分の姿を見下ろし、実はちっとも逃げられていなかった事に今更気がつい た。  そんな伊万里と精神を入れ替えられていたことにすら気がついていなかった蓮宮だが、 心地よい倦怠感と疲労感でぐったりしていたところ、急激な臀部の鈍痛と圧迫感に意識を 覚醒させる。  周囲にはなぜか男子生徒の人垣が出来ており、そのうち一人が自分に覆いかぶさってき ている。  自分の体を見てみると、いつの間に力を使ったのか女の体になっており、下半身を剥き 出しにした無防備な姿を晒している。 「な、何だお前ら!?」  事態を把握できずうろたえて呼びかけるが「うるさいと!」一喝されて恐怖に身を竦め させる。  そんな蓮宮を気遣うことなく、数人の男達が発達の遅れた彼女の体に手を這わせる。肌 が粟立ち、嫌悪感と吐き気が襲う。逃れようとするが手足を押さえられて身動きが取れな い。  不意に強烈な刺激を受けて腰を跳ね上げさせた。  アソコに男の指が伝い、もっとも敏感な部分に触れたのだ。  ほんの少し前まで男の象徴であったそれは、小さくなった今でも勃起しており、触れら れただけで軽くイってしまった。 「あ、あぅ」  小さく痙攣して脱力していると、今度は股間に焼けた鉄棒を押し当てられたような熱を 感じる。  ガチガチの鉄棒はぐいぐいと蓮宮の股間を突き上げようとするが、焦っているためか表 面ではじかれ、ひだを滑っている。 「だ、だめ…俺、まだ女の子は処女なんだ、だ、だから――」  必死に懇願するが、処女という言葉を聴いた瞬間、鉄棒はさらに張りをまし、先ほどよ り激しく押し付けられる。 「やぁ、やめッー!?」  ぷちっと小さな抵抗を打ち破って、鉄棒はゆっくりと蓮宮の奥深くまで埋没する。  引き裂かれるような痛みと、焼け付くような熱を感じて蓮宮は声にならない悲鳴を上げ る。そのまま狂ったように激しく腰を振付けられ、膣だけでなく全身をズタズタにされる ような悲痛を受ける。  今蓮宮を犯している男は、ほんの少し前の自分である。  相手を気遣うことなく、自分の欲望と快楽のままに相手を蹂躙する。蓮宮は自らの愚か しさをその身をもって十二分に味わうことになった。  ミサミサは悶絶していた。  蓮宮(白乃)の触手攻撃を股間に受けて、膣の中に大量の砂粒が入り込んだためである。 先ほどまで彼女を苛んでいた砂の触手はいつの間にか消えうせ、膣の奥から濡れて泥の塊 と化した物がぼとぼとと流れ出してくる。それでも膣内に残った砂粒が、腰を動かすごと に擦れて痛いの気持ち悪いので最悪な状態である。  早く中を洗い流したい、そう思うが痛みで精神の集中が途切れていまだにテレポートす ることが出来ないでいた。  美砂の側にも鼻息を荒くした数人の男が走りこんでくるのが分かる、速く逃げないとや べぇ、そうは思うがどうにも身動きが取れない。 「ひゃわっ!?」  走りこんできた男の一人が背後から抱え上げるように両手で胸を揉みあげる。そのまま ぐいぐいと乱暴にもみしだく。意外にボリュームのあるミサミサの胸はその度に柔らかに 変形していく、その感触に男はご執心であるが、揉まれている当のミサミサには痛みしか 感じない行為であった。 「いたっ、へたくそ! 離せバカっ!」  逃れようと手足を振り回すが、その度に膣の砂が擦れて身が縮こまる。  さらにミサミサの前にもう一人の男が現れ、膝に手をかけて足を押し開いた。抵抗むな しくあっさりと男の眼前に泥で汚れた秘所が露になる。我慢できないとばかりに男は自分 の物をつかみ、割れ目にこすり付ける。 「ちょ! こら、やめなさいよ! ほらアレよ、さっきは生物じゃない道具みたいなもの だから処女的にはセーフっていうか、生物はアウトっていうk――」  ミサミサが最後まで言う暇を与えず、生物であるところの肉棒がミサミサの膣内に侵入 する。血と小便で濡れた泥がローションの代わりとなったのか、男のけして小さくない肉 棒がすべて埋没する。 「ひぐっ…うそでしょ…」  顔を真っ赤にして涙を溜めた瞳で、ミサミサはしっかりと結合した肉棒と肉壷を見つめ る。肉棒は入れただけでビクビクと強く反応し、暫くしてからゆっくりと動き出す。その 度に膣壁を砂粒と肉棒が刺激して気持ちの悪い痛みが走る。  数回動いたところで肉棒が突然動きを止めて膣内でビクンと大きく震える、その痙攣は 暫く続きやがてゆっくりと抜き取られる。  その動きに良くない予感を覚えてミサミサは青ざめた顔で結合部を凝視した。ちゅぽん と抜き取られた先から砂粒交じりの白濁したものがどろりと流れ出した。  伊万里を最初に犯したのはまだ中等部の生徒と思われるあどけない少年だった。皮をか ぶった性器は、先ほどまで彼女を犯していた蓮宮のそれより一回り以上小さい。  しかし処女を失って間もない彼女の膣は、その小さな侵入者に対しても過敏に感応し、 押し出そうとするように激しく締め付ける。幾分少ない痛みに耐えている間に少年は絶頂 に達したようで、ぎゅっと目を閉じてぷるぷると体を震わせていた。大きく息を吐いて小 さな性器が糸を引いて抜き取られる。  そんな彼を押しのけて新しい男が伊万里の前にどしっと腰を下ろす。今度の男は身長2m は在りそうな大男である、体の張りもそれにふさわしいもので、男根は平均よりも大きい 蓮宮のそれを遙に凌駕する巨大なものだ。  黒光りする古強者に伊万里は心の底から恐怖する。 「そ、そんなの入らない…入れたら裂ける!」  イヤイヤするように首を振るが、古強者は拒絶を無視して膣口に押し当て、ずぶずぶと 埋没させていく。先の部分が半ばまで入った時点で既にほぼ限界に達しているにもかかわ らず、さらに古強者はみしみしと音を立てて最奥まで辿りつく。  亀頭が子宮口に密着しているが、古強者はまだ余力を残していた。  子宮口を突かれるたびに脳天まで貫かれるような電流を受けて、伊万里は痛みの感覚す ら麻痺させていた。  その8  三人が三様に陵辱され続けた。  巨乳の伊万里は当然の如くパイズリを強要される。それも一度に二、三本を使って間断 なく胸を犯していく。既に何度も発射された精液で胸全体がてらてらと光り、強烈な生臭 さに鼻はあっという間にバカになってしまっていた。  長く美しいツインテールのミサミサは、その髪をチ○コに巻きつけられて擦り上げられ る。艶やかで張りのある髪コキで既に数人が射精し、緑の髪に白いマーブル模様がいくつ も出来ている。  胸の小さな蓮宮は、その代わりとして口内を激しく犯される。喉の奥に亀頭がぶち当た り何度も嗚咽するが、相手はそれに構わずに頭を掴んで激しく振り回す。喉の奥で射精さ れて飲み込むまもなく直接ザーメンを胃に流し込まれる。休むまもなく次の亀頭が喉の奥 を打ち、病的なまでに白い肌の顔に黄濁したザーメンをぶちまけられる。  全員が常に膣内に異物を挟み込んでいた、そしてその大半がそのまま膣奥深くに精を吐 き出す。発射したものはさらに快感を貪ろうとするが、後ろで控えていた男達が蹴倒し、 まだ一度も発射していない元気の良い男根をねじ込む。  前の穴ばかりではない、時折後ろの穴まで犯そうとする者達がおり、三人ともが二穴攻 めを体感させられる。三人ともほんの一時前まで処女であり、ただでさえ狭い膣内を押し 広げられているにもかかわらず、さらに肛門までも限界まで広げられて喘ぎ声すら出せず にひゅーひゅーとか細い吐息を漏らすしかなかった。  陵辱は肉体的なものに留まらなかった、三人の美少女を輪姦している男達は当然ながら、 その種類や力の過多の差はあれど何らかの超能力を有している。そんな力を使ってのレイ プも行われる。  電気を操るエレクトロキネシスの能力で、クリトリスに微弱な電流が流される。その刺 激に腰をガクガクと揺らして、強制的な絶頂に達する。  透視の能力を使って挿入中の断面図を視姦し、その様子を事細かに説明される。  テレパシーを利用して妄想を相手に直接送り込み、脳内すらもレイプする。  物体生成能力によって生み出された特大ディルドーを、物体操作能力で手動では不可能 な動きで突き入れられる。  肉体変異の能力で二本に増えた男根で、一人に二穴攻めを受ける。  もっと直接的にサイコキネシスでGスポットを刺激され、激しく潮を吹く。  およそ考えうるあらゆる手段を使って陵辱は延々と続いた…  その9  こうして鬼の生活指導と公安委員会が介入し、最後の一人が捕縛されるまでの1時間32 分16秒間狂艶は続いた。  最後には伊万里は焦点の定まらぬ目で虚空を見つめて薄ら笑い、蓮宮は泣き腫らしなが らなんどもゴメンナサイと繰り返し、ミサミサは正気を失って意味のない隠語をわめき散 らすという惨状であり。三人がそれぞれ100回以上もの回数射精され、膣内、肛門、口内 はもちろん、全身のありとあらゆる場所にぶっかけられ、酷い有様であった。  検挙数49人、取り逃がした者も含めると1.5倍にはなるだろうと推測されるこの学園最 大の不祥事は、検挙された中に現役生徒会長も含まれていることもあり、報道委員会によ る情報統制が敷かれ、一部関係者に対しての記憶操作に加え、写真や映像などの物理的証 拠の抹消、地獄に落ちた方がマシだといわれる長大な補習授業などの処罰が加えられ。第 三者に詳しい内容が伝えられることなく内々のうちに処理されることになったという。  その後…  とある日の放課後、校舎裏で二人の男女が向き合っていた。  共に背は平均よりも低く、女生徒のほうは桃色の長い髪、男子生徒の方は薄い水色の短 い髪をしている。  男子のほうはやおら地面に手を付き、頭を地面にこすり付ける。  そのままの体勢で謝罪の言葉を口にする、それはけして口先だけから出たものでないこ とは、男子の態度や声色から窺い知れる。  女子は最初こそ怒気を露に男子を睨みつけていたが、相手の真摯な態度に感じ入ったの か表情を和らげていく。  そして嘆息して男子の手をとって立ち上がらせる。  手を繋いだまま暫く言葉を交わす。  夕日に照らされ、長く伸びた二つの影が重なった。  レイプから始まる恋があってもいいじゃない。 了