RPG魔同盟勝手にFSS 『酒を飲もうよ。いつの日か我々も杯になる。』 ----------------------------------------------------------------------------------------- 「お集まりの皆々様方、即ち、王、皇帝、賢者、隠者、背徳者、愚者、勇者、人間、亜人、巨人、森の人  選民、賎民、遊民、吸血鬼、ゾンビー、リッチ、レイス、オーガ、オーク、デーモン、器物、天使、竜、  その他並べ立てては夜の明ける、途方も無く、多様な皆々様方。本日は多忙にも拘らずこのような席に  お越しいただいたことに、私、好みを枯らせる程の涙を流し、、新たな湖がこの世の歴史に生まれる所で御座いますが  私その涙をぐっとこらえている次第で御座います。この盛大にして豪華絢爛の宴席に涙などというしおらしい物は  似合いますまい。」「長いぞ。」「早くしろ。」「早くするッス。」「乾杯はまだか!」「マチクダビレダ!」「静かにしろ。」 「じっとしていろ!」「暴れるな!」「うるせえ!」「んだと!」「やるのか!」「落ち着け!」「馬鹿どもめ!」「…。」 「最早この場に縦も横も右も左も上も下も天も地も正義も悪も上も下も貧富も強弱も貴賎も御座いません。  ただただ、我々の血の奥深くに刻み込まれた、只一つの理に、身をたゆたわせればよいので御座います。  皆様、杯を。」「樽が、たりねぇ!」「俺の分はまだか!」「バカ、まだ飲むんじゃねえ。」「いいから座ってろ」 「処女の血はないのかね?」「僕は、口が無いのだが。」「アホかいなお前ら!」「あの…ジュースありますか?」 「GRRRRRR!!」「グガオオオ!」「私がお持ちいたしましょう。」「フン!」「いい加減にしないか!」「知ったことか!」 「では皆様!乾杯!サルート!プロースト!チアーズ!」「乾杯!」「カンパイ!」「ウオオオ!」「かんぱーい!」 「かんぱいッス!」「完敗だ!」「え、ちょっと、まっ」「ギャアアア!」「うーい!」「んあー!」「乾杯!」「万歳!」 「魔同盟に栄光あれ!」「我が君を讃えて!」「カーンパーイ!」「「かかんんぱぱ〜〜いい」」「…!」「GYAAAAHH!」 「ウホオオオ!」「イエーイ!」「ウイッス。」「うぇーい。」「ヒャッホー!」「ヤッホー!」「ウヒョー!」「よいしょー!」 「これ抜いてくれねぇか?」「散らかすなあってばぁ!」「おい、こっちこっち!」「がっつくなって!」「水で割ってくれー。」 「血はないのかと聞いている!」「ミードはねぇのか。」「俺はこっちの方が好みだ。」「そんままで、おおっとっと。」 「クハー、きくねぇ。たまらんよ。」「んー、中々だがぁ、ウチの酒にゃ劣るなぁ。」「火ねぇかい?火。」「そらよ。」「恩に着るぜぇ!」 「我輩は・・・その・・・」「つまんねー事言うなって!」「生き返るねぇ〜。」「お前食ってばかりじゃないか?」「KGYYY!」 「ええい、熱よ引け!頭痛よ去れ!こんな日だってのに。」「ウハ!ウハ!コレ、ノドアツイ!」「足りひんぞー!樽で持って来い!」 「あそーれイッキ!イッキ!イッキ!」「うぐ…んぐ…ぷっはぁあ!」「女に負けてられるか!俺もいくぞ!」「酒は心を惑わすというぞ。」 「うっせージジイ!お前もいけいけ!」「なんだい、いつもの元気はどこに行ったんだ?」「どうにもねぇ。今日は。」 「あらしにのみかへるやふはいらいっすー。」「らによこのめふぶた、あらしがももっちいちばんらのよ!」「ほら二人とも喧嘩しない、ね?」 「うーい!飲んでるかい諸君!」「うおおおお!兄貴ぃいいいい!」「まぁ、ボチボチやらせてもらってまさ。」「ま、ま、お一つ。」 「…。」「…。」「「ああののささぁぁ??ここんんなな席席ななんんだだかからら……」」「…フン。」「…フン。」「オッサン達ゃ駄目だねー。」 「して、隠者殿。渇くのが先か、飲むのが先か?」「ふむ…旧い時代、我々の遠い祖先の時代において…」「お注ぎいたしましょうか?」 「ノってるか〜い!」「イエー!」「…!」「おおー!演れ!演れ!」「…不快である。」「ヒャハ!ヤれ!ヤれ!」 「嗚呼…愛する人…。君をこのような饗宴…いや、凶宴に誘う訳にはいかなかったが…それでも君と離れるのは…辛い…」 「この人泣き上戸だったの?」「というか、いつもこんな感じだねぇ。」「ええい!酒が不味くなります!飲ませましょう!」 「ビスティ、ジャッバウォック、イェガンツラ、お前達はひたすらに注いで周れ。ザーフリドとマガムラは頃合を見計らって介抱係に。  サイクロディアは厨房とこちらの連絡係に。ギライファは厨房の手伝いに、すでにデモンとオーガニアが行っているが  それでも圧倒的に人手が足りぬ。ドルヒ、お前はじっとしていろ。エンダーワンツは…じっとしていろ。いいか、剣アルカナの  名誉にかけて、この宴は成功させる。エンリルやヴァラーハを稼動させねばならなくなるような、最悪の事態だけは避けるのだ。」 「「「「「「「「「「サー!イエッサー!」」」」」」」」」」「征くぞ!お前達!」「「「「「「「「「「サー!イエッサー!」」」」」」」」」」 「近くに寄らないでくださいよ、熱いから。」「お前が離れればよいだけの話だ。」「クク、炎と、影、ぴったりの組み合わせじゃあないか?」 「ソーセージがたらーん!」「骨はないのかー!」「処女の血は無いのか!耐え切れん!」「少々お待ちになってねー!」 「ニク!ニク!オレサマ、オマエ、マルカジリー!」「いていていてええええてててて!待て待て!俺はおいしくないぞ!」 「ああーん、イツォル様ー。あたし酔っ払っちゃったみたーい☆」「パパー、あたし酔っちゃっ…んだこのメスブタ。離れろや。」 「あーら、誰かと思えば野盗の女頭領さんじゃなぁい。貴女が呼ばれてるとは意外だわぁ。失せろ落ちこぼれ。」 「前々からてめぇの不細工な面と、薄汚ぇ肌の色が気に入らなかったんだよなぁ。メスゴリラ。」「あら、何?闘るつもり?」 「ぶよぶよの脂肪の塊に負ける気はしないわねぇ。」「へぇ、小アルカナにボコボコにされて泣きべそかいてたお嬢さんの台詞とは思えないわ。」 「劣等種族のオーガ風情が舐めたクチをきく。」「…ぬかしやがったな。」「かかってきなさいよ。 女 オ ー ガ 。」 「「ははーーいい、どどううももどどううももー!」」「エルギータでーす!」「…ボソッ。」「三波治夫で…」「誰だよ!」 「なんやお前らー!飲みが足らんぞー!ガルちゃーん!大樽二つ追加でー!」「私はウェイトレスじゃありません!」 「ぶあーはははー、たまにゃあ、外れろむのも、いいっれもんらー、うあはははー。」「なんですの、この酒臭いおじさま?」 「四本腕があるんだから、四つ杯がなきゃあいけねぇだろう!おーいガルちゃーん、酒、酒!極東のサケがあったらそれでー。」 「なんやお前イケるクチやなぁ!」「パルト…、僕は…ちょっと…帰りたいなぁ…」「らぶちゃん、がまんがまん。」 「死ね!死ね!皆皆飲んで死ね!死んだら私が蘇らせる!そしてまた、飲んで死ね!」「俺のコップが消えたぁ!」 「…ふはぁ。いい気分。」「魔法の水を口にして、王も奴隷もおおはしゃぎ、老いも若きも消え去って、ここにゃ愚かな者しかおらぬ。」 「KYYYYAHHHH!」「…ねぇ、旦那様…ちょっとお外へ…。」「ダメー。オマエ、盛ってんじゃねーヨ!」 「大体さぁ、皆酷いわけだよ。妻も愛想尽かしてどっか行っちゃたけどもね?私が何をしたっていうんだあい!帰って来ておくれぇええ!」 「皆、すごいですね。」「…うん。」「飲まないんですか?」「…うん。」「…ええと。」「…うん。」「…モゴモゴ。」「…うわっ!ウェイストさん!」 「…嗚呼…。」「クレメンス…さん?」「…。」「……。」「………。」「(誰か助けてぇ…)」 「見よ!我が『喜ばしき光を征したる威風堂々たる魔の聖剣』を!この煌きが、お前達の栄光に満ちた未来を照らすことであろう!」 「いよっ!一発芸人!」「渇かす為に潤すのか…潤す為に乾かすのか…」「霊魂、渇きたる場所には住まい居たまわず…との言葉もある。」 「ソムリエよ!新たなる形態の創造者よ!我等をば、飲まざる者より、飲む者へと変じたまえ。そして願わくば、この狂態が永劫のものと…」 「アハハハ!お前全然意味わかんねー!なにそれ、詩?てか誰お前?」「可愛いでしゅねー、猫ちゃーん!(なでなで)」 「クソウ!魔同盟め!また僕をバカにしたな!杯もて、酒を飲もうよ!何れ我等も、この杯を作る土になっちまう!」「ギャハハハ!」 「嗚呼、可愛い私の子…食べ物がいっぱいあるわよぉ…」「お前、その瓶から開放するなよ、絶対にするなよ!」 「ホウ、ホウ、ホウ。ちと肉が足りませんな。」「チョイ待ち。ちとカラス飛ばしてみらぁ。」「さぁ、コウ様…こちらへ…」 「あ、いや、僕、あの。」「天尊さまー!」「…何故お前が此処に居る?」「申し訳御座いません…いつの間にやら拙僧の陣に…」 「おひももるるーおあえ、かお、まっからぞー。ももっひさいきょうのざはわらしのものらー。」「ちょっと、ねぇ、酷い顔色よ?」 「らんら、おまえらって、かお、まっさおりゃないっすかー。あらあしこそ、さいきょうのももっひ…」「すまない、うちの出来損ないが…」 「お前、お前、知ってるか?うちの家系はなぁ?スゴイ、なんていうか、すごかったんだぞ!」「俺んとこも魔界でスゴイかった!て聞いた!」 「フン、お前たちの乱れ振りを見れば、その言葉に偽りのあることが、手に取るように解るわ。高貴な血を引くものはこのような場でも…」 「なにー?ケイちゃんちいとも飲んでへんやないのー!ガルちゃーん、酒、酒ー!ケイちゃんの分もなぁー!」「…もうやだこの貴族…」 「この手だ、この手だよ兄貴!これのせいで俺達ゃ真っ赤になっていくんだ!最高だぜ!」「ハムが足りなぁい…ハムゥ…」 「酒瓶ととっくりの違いや如何に?」「お〜、おいらは陽気な〜♪」「あれぇ、お前そんなに美人らったっけ?」「溺れたい〜。」 「やべ、おさまらねぇ。」「頭ぁ…いてぇえ…」「あいつどこ行った〜?」「GYUUUIII…」「え、此処どこ、お休み。」 「処女の血はどこに!?」「あ、無理、出…」「うひゃあ、吐いた、吐いた!きったねーーー!ギャハハハ!」「明日なんかあった気がする…」 「おいおいおい、まだ早いって!」「おお!異の腑の奥からこみあげうぼぇおおおおええええ。」「足らないろー、渇いてるろー!」 「み…み…ず…」「みみずのから揚げまだあったっけ?」「あれ、お前俺に金返したっけ?」「明日は明日の風が吹く。」 「漏れる、漏れるって。」「ヒャハハ!漏らしちまえ!誰も気にしねェ。ていうか俺はもう漏らしてるゼ!」「やっらー、カッコイー!」 「貴方と一緒に朝日を見ながら決闘してみたいわ。」「朝日を浴びれば塵になってしまうから、君の勝ちだな。」 「あ、ゴメン、もう無…理…ZZZ」「お前っ、ざけんなよぉ。お前…くああ。」「ホウホウ、フワアア…。」「カァカァ。クァアア…。」 「ももるる〜」「ろ〜あ〜」「「むちゅ〜」」「何をしとるんだお前たちは。」「まぁそっとしておいてあげましょう、ね?」 「イツォル様ぁ〜…ムニャムニャ」「おとうさぁん…ムニャムニャ」「…全く。手のかかる。」 「天尊様。無念ながら、ここで御然らばです。」「老体には応えますなぁ。流石に。」「天尊様〜…大好き〜。」「うむ。存分に休むが良い。」 「ZZZ」「zzz」「zzz」「ZZZ」「zzz」「ZZZ」「ZZZ」「zzz」「zzz」「ZZZ」 「ZZZ」「zzz」「zzz」「ZZZ」「ZZZ」「zzz」「zzz」「zzz」「ZZZ」「zzz」 「お休みなさい。皆様。良い夢を…。」「すまんね、アンジエラ。」「いえいえ。それよりも、本当に楽しかったですわ。」 「アドルファス君の声かけが無ければ、ここまで集まることも無かったでしょうね。」「そういってくれるなら報われる。ああ、眠い。くたくただ。」 「お、アドっち乙。俺もそろそろくたばるとするわ。じゃ。」「珍獣は…あーゲロまみれだ。クッションにしようと思ったんだが。ではお休み…」 「愚者様はお休みにならないのですか?」「私はここで皆の寝顔を見ています。」 「わじはごなぐでぜいがいだっだようだな。」「あら、死神様。」「丁度いい所に、今からは死にぞこない二人で侘しく飲むとしますよ。」 「それでは、お休みなさいませ。」 「隙間から零れでじまうな。」「私もですよ、この間、腹に大穴が開いてしまいましてね。」 「…がんばいだ。」「何に乾杯しましょう?」 「「…愉快な仲間達に」」 「「乾杯。」」 〜おわり〜