■ストマル・レイOP&ED■ ■OP■ 〜ワシントンD.C FBI本部〜 (局長室の部屋をノックするスーツを着た白人男性) 局長「入りたまえ。」 レイ「レイ・ブレーダー、入ります。」 (黒のスーツに青いシャツを着用したレイが入る。」 レイ「お呼びでしょうか、局長。」 局長「うむ。レイ、君にやって貰いたい仕事が出来た。」 レイ「・・・。」 (局長、ゆっくりとパイプを吹かし、机の上のチラシに目をやる) 局長「(ストリートマルス、知っているな?)」 レイ「マルスタウンで開催される格闘大会、ですね?」 局長「そうだ、世界中の格闘家やマフィアのクソ供が一同に会す。君にはそれに参加してもらう。」 レイ「腕試し、という訳ではなさそうですね。」 局長「新興製薬会社、(セヴンスピース)の誰かが何らかの目的でそれに関わろうとしている。   我々に向けて情報をリークした者によれば、彼らの一部が生体実験を行うために大会を利用しようとしているということだ。」 レイ「・・・まるで三文SF小説ですね、そんな世迷言を信じるのですか?」 局長「私だって耳を疑ったさ。しかし密告の相手が相手だ。動かざるを得まい。」 レイ「相手は誰です?」 局長「・・・ガブリエル・エヴァンス。」 レイ「・・・!」 (固まるレイ、大きく息を吐きながらレイを見る局長) 局長「まずは真偽を確認して欲しい、その為に君に動いてもらう。」 レイ「わかりました。」 局長「ああ、マフィアの連中を倒すのはついででいい。いい腕慣らしにもなるだろう? 刃(ブレイド)。」 (レイ、一礼し部屋を出る。) ■ED■ (燃え盛る研究所、それを見つめるレイの姿) レイ「・・・哀れな人間の末路か、運命に逆らった神への報いだな。」 (後ろを振り返るとそこにはジョナサンの姿) ジョナサン「・・・鮮やかな手並みだな。」 レイ「・・・仕事ですから。」 ジョナサン「・・・そうか。」 (一瞥を交わし、行こうとするレイ) ジョナサン「追うのか?」 レイ「・・・今回の一件は単なる企業内の内部抗争ではないと確信しています。私は逃げたヤツを追う。」 ジョナサン「・・・頼む。」 レイ「・・・大統領直々の依頼、感謝の極みです。」 (真剣な眼差しのレイ、その目は新たなる犯罪者を狩る様な光を帯びている)