ジュゼッペ・「カンクロ」・バルビエーリ 出身地:アメリカ(詳しい地名は不明) 出自:イタリア系アメリカ人 通称:カンクロ(イタリア語で癌)・ジョセフ 年齢:30代半ば 身長/体重:181cm/64kg 性格:表/陽気 裏/冷淡・若干短気 趣味:ナンパ、知恵の輪、筋トレ、時計集め他多数 好きなもの/嫌いなもの:若い女の子、カルボナーラ、ホッケ/元上官、偉そうな奴、女性に手をあげる男 苦手なもの/男の名前を覚えること 格闘スタイル/傘・薔薇・コート・ボールペン等、身の回りにある物を使用した近接格闘術 備考:胸にぶら下げている十字架は飾りではなく、戦死した同僚の形見 ■op■ マルスタウンから少し離れた人気の無い住宅街。その一角で男が一人、携帯電話で会話している ???「・・良いかジョセフ、一般人はなるべくバラすな。参加者に紛れた構成員を排除し、あくまでゼウスのドタマをぶち抜く事だけ考えていろ」 ジュゼッペ「言われなくてもそうするつもりですよ。シリアルキラーじゃないんだ、怨敵とか弱い市民の区別ぐらい付けられますって」 ジョセフと言われたその男はいつものやたら抑揚のある声で相手に喋りたてる ???「そのか弱い市民に噛みつかれることだってあるんだよ、この街では 不安要素は早目に排除しておかないと後々厄介になる。それは俺も経験している」 ジュゼッペ「例のシマ争いの事ですか」 ???「そうだ。あの時奴にやられていなければ俺はこの街の全てを握っていた。 足がかりを作る為に当時の市議や公安に取り入って根回しを怠らなかったし、 商品売買のルートも俺が国中を駆けずり回りながら一から築いたもんだ。 インフラや開発にも手をかけた、出来すぎたと言ってもいい全てが順風満帆だった。 野郎が力を振るえたのはそれを横から全部掻っ攫いやがったからだ・・俺の築いたモノ全てを!」 電話の向こう側で怒り交じりに机を叩く幹部の様子が目に浮かんだ。 ジュゼッペ「でも話によりゃその後、二人共捕まったんでしょ?アンタはそこから自力でネバーランド行きを決め、奴さんは未だにムショで燻ってる。 立場はもう逆転してるんだ、それで御相子とはいかないのかね?」 ???「結果だけ考えればな。だがさっきも言った様に野郎に動きがあった以上、今後俺の身にも何かしら危険が降りかかる可能性は否定できない。 何より、これからもゼウスを生かしておくのはどう考えても虫が好かねえ」 ジュゼッペ「なら市長達は?アンタをフロリダのゲイ・パレードに放り込んだ張本人のことですよ。奴さんが危険だと思うならこっちを放っておくのは今のアンタの立場上、もっと不味い事になり兼ねないんじゃ?」 ???「・・勿論奴等も恨めしい、あの野郎と一緒に箱にぶち込んでくれた礼くらいはしてやらんと気が済まねえ。だが正攻法でやっても勝算は限りなく低い。 たとえお前のような精鋭が居たとしても返り討ちを食らう恐れは大いにある。だから俺は事前にある保険をかけた。 野郎の組織の情報を一部にあえてリークしておいたんだ、(野郎が市長への意趣返しを企み、殺害の為に構成員を送り込んでいる)とな。偽名を使ってわざわざ奴らに近い場所についたのはその為だ」 ジュゼッペ「フ〜ン・・、じゃあその話の行き着く所は情報を手に入れ、または聞きつけた市民と連中が潰し合い、あわよくばお互いの戦力を消耗させようってハラですか?」 ???「そこからマイヤー達も動けば上出来だ。仮に奴等が野郎の撃退に成功としたとなれば、大会の安全運営に街と参加者が貢献したという建前も出来るしな。 後はネタの匂いを嗅ぎつけたマスコミの大体的な報道により、その偉業は十数年前と同じく全米中の話題を攫うことになるだろう。見出しはそうだな、 「無法者共の攻撃から二度に渡って街を救った勇敢なカウボーイとその仲間達」 こうして連中は再び、正義の味方として民衆に祭り上げられる。同時に英雄を生み出した大会の評判もうなぎ登り、次回開催の辺りにはシノギの方も大儲けになる寸法だ。 まあ野郎を首を取るまでは利用させて貰うさ、そして裏から飲み込んでやる。もう同じ轍は踏まねえ」 ジュゼッペ「・・アンタの腹積もりにゃ興味ないが、とにかくこちらに食ってかかるような連中に出くわしたら即刻撃破しろ、というのがファイナルアンサーなんですね?」 ???「相変わらず口の減らない奴だ、要はそういうことなんだがな。・・・野郎の戦闘員には手練れが多いらしい、用心してかかれよ」 ジュゼッペ「ご心配どうも。んじゃ、ラウロさん。そろそろ時間になるので」 ラウロと呼ばれた男「任せたぞ」 「ok」と短く返事を返したところでジュゼッペは電源を切った ジュゼッペ(椅子に腰掛けてても金が舞い込んでくるような身分だってのに、変なプライド持っちゃって・・。現場でかち合うのはどっちなのか少しは考えてほしい所だけどな・・) 実際ジュゼッペ自身も気に入らない人間を次々と始末させる今の依頼主のやり方には少なからず疑問を感じており、 良心の呵責から多少距離を置いている面がある しかし依頼主が実業家として名が通っており、金払いと待遇がそこそこ良い事。 命令を確実にこなす、軍人だった彼の腕に依頼主が絶大な信頼を寄せていること。 暗殺業という後ろめたい経歴が足を引っ張り、なかなか表社会での職業にありつけないことが彼の鞍替えを踏みとどまらせている ジュゼッペ「さてと・・、イゴールやデイヴ達はもう行ったんだっけか。乗り気じゃないが、ただ出遅れてサラリーだけ減らされるのも嫌だしなあ・・」 そう愚痴をこぼしていた所で、空中から大きな破裂音と共にストリートマルス開催の号令が彼の耳に届いた (おっと、もう始まったか。仕方ない、先を越されない内にパッパと片付けに行きましょうか。) 思い悩んでた割には比較的足取りは軽く、そのままスタスタと街の方角へ繰り出していった。 ■専用台詞■ vsグリフ・マイヤー 「やるねえ、流石家のゴッドファーザーを負かしただけある」 vsマイク 「このルックスは、言葉じゃ形容しがたいな・・」 vsジェニスorシャーロット・マイヤー 「元気な娘は好きだぜ、でも無茶だけはしないようにな。何かあって悲しむのは決まって身近な人間なんだ」 vsトムヤム・プラームック 「ノープログレムネー!・・ちょっと似てなかった? vsロビン・セラフィーニ 「汝自らの如く、汝の隣人を愛せよ。俺に対して愛情を向けられなかったのが君の敗因さ」 vsマスクドエロス 「こっちに来な。レディとの付き合い方についてこれからみっちり講義してやる」 vs紅花 「チニー(中国人)はどいつも同じような顔に見えるけど、君は中でも飛びぬけて可愛いな」 vsアヌビス 「過去の遺物にそこまでこだわる理由は俺にはわからないな。先人の培った物を未来に向けて発展させていく事こそが、一番先祖に恥じない生き方なんじゃないか?」 vsドクトル・ゲネイロ 「痛てて・・ったく、まだ腕がプラプラしてらあ。これが医者のやることかよ・・」 vsガナル・W・ダレル 「力任せじゃ何事も限界があるんだぜ。なあ・・、ガダルカナル君だったか?」 vsムハンナド・ザファル・シャーヒーン 「信頼できる仲間っていうのは金には換えられない。それを理解する日がお前さんにも来るといいな」 vsセルジュ 「寒そうだな。コートだけなら貸してやろうか?あとで返してもらうけど」 vsファビオ=ヒルベルト=バウティスタ 「腕は悪くなかったな。でもモてたいと思うなら髭くらいはちゃんと剃ったほうが良いぜ?」 vsモア・イーグレット 「何?抱きしめさせて欲しい?お、俺は遠慮させてもらうよ、マダム」 vsキョウコ 「なんだい?改造人間って言うくらいだから、てっきりターミネーターみたいなのを期待してたんだがなあ。可愛かったから手加減したけど」 vsペンカイザー 「流石はペンギンだね、腹滑りがとても巧い」 vs黄 「此処は介護センターじゃないぜ、ヘルパーさんの言うことはきちんと聞いときな。お爺ちゃん」 vsアレックス・スパイビー 「スタントなんて若いのによくやるな。まあ演出は面白かったよ」 vsゼウス 「任務完了・・っと。個人的な恨みは無いが、アンタに生きてて貰うと迷惑がる人がいるんでね」 vsアレス 「遊びは終わりだ、くたばんなモネッロ(悪ガキ)」 vsカーティス・パントック 「俺を罵って満足か・・。なら殺されねぇうちにとっとと失せやがれ!ニガァ!!」 vsテオドロス=「エヴァンゲリア」=カラグーニス 「君の恋はいささか盲目的だ。心の拠り所があるのは良いが、依存しすぎてもいけないぜ?」 vsグイ 「あんた、家の所で働いてみないかい?サラリーに関しては俺が保障する」 「奥の手なんてのは実際に使えなきゃ、ただの飾りさ。その点、俺の得物は勝手が利くがな」 vsガニメデ 「まるでアメコミから飛び出たような奴だったな、こりゃあ他も期待できそうだ」 vs影狼 「アンタ影薄いとか言われない?自己主張が出来ないと、世渡りに苦労するぜ?」 vsヴィルジリオ・アナーテ 「見事なまでにゴリ押しだな・・。せっかく頭が良いのに、もったいないじゃないか」