『ストリートマルス2011』  リアルでの現在(2011年11月末日)まとめサイトに登録されているデータを「2010年度大会版」と仮定し、 その一年後、「2011年度大会」が始まろうとしている時期。  それぞれのキャラクターたちは、2010年度大会をどう戦ったのか。  そしてどんな目的をもって2011年度大会に挑むのか(あるいは挑まないのか)  そういった妄想を語るネタ企画が『ストリートマルス2011』です。  要は、格闘ゲームの攻略本やムックによく載ってる、大会前のキャラの動きを追ったミニストーリー みたいなもの。  ※使用できるキャラの数だけアナザーストーリーがあるのが格闘ゲーム。   以下で語られているのも数ある可能性のうちの一つに過ぎず、別の場所(たとえば他のキャラの  個別ストーリー内やSSの中)で、下記のキャラたちがまったく異なる動きを見せ、試合の結果や  経過が食い違うものだったとしても、それらは決して互いに矛盾、対立するものではないということを  あらかじめお断りしておきます。  ※あくまで妄想語りのお遊びです。本編と混同せず、ここだけのネタということをご理解ください。 ********** ■真壁 端人(まかべ はしひと)■ 日本人の職業ストリートファイターで「壁際の魔術師」の異名を持つ23歳。軽量級。 野球帽の上からパーカーのフードを目深に被り、さらにその上にヘッドホンを付けている。長い前髪。 異名の通り「壁」近くでの攻防に特異な才能を発揮する業師。 路上戦専門なだけあって、戦う場や時を自分に有利なよう選んだり、舌戦やハッタリまで駆使して体格の 不利を補う駆け引きの上手さを持つ。 ゲーム的には、画面中央では低威力の必殺技が、画面端ではモーションが変化して大ダメージになる。 相棒はネズミのチュー次郎(追加設定) ■2010年度大会では  はじめてストリートマルスに参加した端人。  本職のストリートファイターらしいクレバーな立ち回りで、戦う相手、時間、場所を慎重に選ぶことにより、 三週間ある予選のうち一週間目を21勝というパーフェクトな結果で終える。  しかし、体格に恵まれずタフさとスタミナに弱みを持つ端人の肉体は、すでに悲鳴をあげはじめていた。  以降は一日三試合のペースを二試合、一試合に落としながら戦い、何とか負けなしの31勝で二週間目を終えたものの、 その時点でそれ以上の勝ち星をあげている選手が複数いたため、本戦出場はほぼ絶望となる。  プロとして名と顔を売る宣伝のため大会に参加している端人。  三週間目はゆっくり身体を休め、最終日に「大物」の有名選手に挑むことで最後の自己アピールをしようか……と 考えていたところに、大会をスポンサードする日本のビデオゲームメーカー「セカムコック」から声がかかる。  独自の格闘スタイルが目に留まったのか、ストリートマルスを題材にした格闘ゲームの新作に、登場キャラ候補として 端人の名があがっているというのだ。  世界的なヒットシリーズに登場できれば大幅な知名度アップは確実。  端人は、他の候補15人とともに、ゲームの出場権をかけた仮想のトーナメントにのぞむ。  セカムコックの指定した相手と戦うという以外は、普通に大会予選の一部として処理されるこの試合で、端人は 一回戦こそ突破したが二回戦で敗北。  そのときの負傷のせいで最終日に一花咲かせる作戦も実行不可能となり、32勝0敗(予選落ち)という成績で 大会を終えたのだった。 ■2011年度大会では  予選落ちこそしたものの、世界的に注目されるストリートマルスでそれなりの結果をあげたことで、端人は 格闘ファンのあいだで一定の知名度を得る。  小さな会社ではあるがストリートファッション系のブランドがスポンサーについてくれたりと、収入の不安定さも いくらか改善され、トレーニングに割く時間を増やせるようにもなった。  そしてむかえたストリートマルス2011年度大会。  もちろん端人はエントリーし、リベンジを誓って渡米する。  しかしマルスタウンに到着した端人を、思いがけないトラブルが襲った。  かけがえのない相棒、ネズミのチュー次郎が行方不明になったのだ。  チュー次郎を捜し街をさまよい歩く端人の耳に、もれ伝わってきた一つの噂。  それはストリートマルスの裏で行われているというもう一つの最強決定戦。世界でもっとも強いネズミを決める 闇の大会『ストリートマウス』の存在だった。  チュー次郎に行き着くための手がかりは、大会を主催しているという謎の犯罪組織のみ。  そしてその組織の構成員たちが、何らかの目的でストリートマルスに出場しているという。  互いにファイター同士。情報を得るための手段は当然「腕ずく」ということになる。  相棒と再会するため、「壁際の魔術師」が新たな戦いに挑む―― ■2011年度版の真壁端人  基本的には2010年度版を引き継いでいるが、チュー次郎がいないため一部の超必殺技が使用不可能になっている。  ただ、かわりに新技が追加されているため、全体的な性能は決して落ちておらず、むしろ強化されてる部分もある。  外観は、スポンサーがついたことで服装がロゴ入りのやや派手目のものに変わっているものの、野球帽、フード、 ヘッドフォンというトレードマークとも言うべきスタイルはそのまま。 ■シークレットキャラ  アーケード版ではタイムリリース、家庭用では端人のエンディングを見ることで「真壁端人(2010)」が 使用可能キャラとして追加される。  前作でおなじみのチュー次郎がいるバージョンだ。  いくつかのバランス調整が行われている他はほぼ前作通りの性能で、2011からの新技は使えない。  また一人用プレイでのストーリーモードは存在しない。 ********** ■御盾 鏡士郎(みたて きょうしろう)■ 「防御は最大の攻撃」を旨とする古流武術、御盾(みたて)流の使い手。 本業はボディーガード。ストマルに出場しているとある人物を、本人に悟られないよう護衛している。 跳び道具反射、セービングアタック、ブロッキング、アドバンシング、空中など多彩なガードを使い、 攻撃もガードキャンセル起点がメイン。いわく「御盾流に先手なし」 27歳男性。よれた黒スーツにネクタイ。黒い眼帯。無精ひげにくわえタバコ。長髪ポニテ。 ニヤけた表情と軽薄な態度のせいで薄っぺらい人間に見えるが、仕事は命がけでやり遂げる。 ■2010年度大会では  社長の鏡士郎の他は、実妹の玻璃耶(はりや)が唯一の社員という小さな会社「御盾警備保障」に、 一つの依頼が舞い込んでくる。 「ストリートマルスに出場するとある人物を、当人に気付かれないよう密かに護衛してほしい」  まとまな護衛をするには護衛対象本人の全面的な協力が必要不可欠なのはボディガード業界の常識。  それを抜きにしても怪しげでキナ臭さを感じる仕事だが、提示された報酬は申し分ない。  24時間密着ではなく予選の試合中のみ、対戦相手以外から危害を加えられそうな場合に限りガードする、という条件も 無理難題というほどではないし、そもそも御盾警備保障は仕事をえり好みできるほど流行ってはいないのだ。  依頼主から送られてきた航空券でマルスタウンに渡った兄妹は、鏡士郎が出場選手として対象を間近でガードし、 それをギャラリーを装った玻璃耶がサポートするという警護体制をとる。  難度かヒヤッとする場面はあったものの、大事にはいたらず無事に予選の日程は終了。  結局、護衛対象を狙う「何者か」が姿をあらわすことはなかった。  カモフラージュで予選に出場していた鏡士郎の通算成績は「8勝2敗」という実にやる気のないもの。  一方の護衛対象はみごと予選を突破し決勝トーナメントに進出したが、依頼で決められた警護期間は予選のあいだのみ。  御盾警備保障の仕事は終わったのだ。  決勝トーナメントの夜、会場の裏口。そこに、大会の予選にも参加していたある人物あらわれる。  目的は乱入。鏡士郎が護衛していた対象への怨恨から、決勝の試合をぶち壊すつもりなのだ。   会場に入ろうとする乱入者の前に立ちふさがる鏡士郎。 「ギャラは出ないが、アフターサービスさ。それに……入れ込みすぎるのは良くないんだが、ずっと見てるうちに あの人のファンになっちまってね。せっかくの晴れ舞台を邪魔されたくない」  華々しく決勝トーナメントが開かれている会場の外で、人知れず行われた本物の「路上戦(ストリートファイト)」  傷つきながらもこれを制した鏡士郎は、元護衛対象の試合結果を見ることなく会場を後にするのだった。 ■2011年度大会では  ふたたびめぐってきたストリートマルスの季節。  今年は家でテレビ観戦でもするか、とゆったり構えていた鏡士郎のもとに、新たな依頼が舞い込んでくる。 「ストリートマルスに出場するとある人物を、当人に気付かれないよう密かに護衛してほしい」  去年とまったく同じ依頼内容。だが依頼人も護衛する対象も去年とは別人だ。  例によって仕事を選べない御盾警備保障はこの依頼を受けたのだが、一つ大きな問題があった。  鏡士郎が今回の護衛対象と顔見知りなのである。  ストリートマルスには、政治家や実業家、貴族、王族などのVIPが多く出場している。  昨年、大会を終えて前回の護衛対象がマルスタウンを去ったのを確認した鏡士郎は、それらVIPに名刺を配り 「ボディガードが必要な際はぜひとも一つ」と営業をかけていた。  そのうちの一人が、今回の護衛対象だったのだ。  警護のためには相手の近くにいなければならない。顔をあわせて「去年会ったボディガードさんじゃないですか。 どうしたんです?」と声をかけられでもしたら、白々しくとぼけ通すのも無理がある。  そこで今回は、素性を知られていない妹の玻璃耶が選手として出場、鏡士郎がサポートにまわることになる。  御盾流の腕は兄に勝るとも劣らない玻璃耶だが、性格は正反対。  鏡士郎の言動は軽薄そのもので趣味はナンパ。前回大会でも仕事の合間に美女、美少女ファイターたちと ツーショット写真を撮りまくり、メールアドレスをきいてまわっていた。  一方の玻璃耶は男を寄せ付けないクールなタイプで、臨機応変の才には欠けるところがある。  果たして、御盾警備保障は今回の依頼を無事達成することができるのか……。 ■加護 玻璃耶(かご はりや)■  鏡士郎にかわってストリートマルス2011年度大会に出場する24歳。「加護」は母方の旧姓。  ピシリと決めた黒スーツに長髪ポニテ。性能は前作の鏡士郎と完全コンパチだが技のモーションが変わっている。 (設定が存在せずスレに投下もしていないキャラ) ■シークレットキャラ  アーケード版ではタイムリリース、家庭用では玻璃耶のエンディングを見ることで「御盾鏡士郎」が使用可能キャラとして 追加される。  玻璃耶が前作の鏡士郎の技を受け継いでいるため、今作の鏡士郎はよりクセの強いテクニカルな性能に変更されており、 実用性よりも開発者の趣味でつくられたネタキャラの意味合いが強くなっている。  一人用プレイでのストーリーモードは存在しない。 ********** ■おまけ■ ********** ■プロフィール(2010) 名 前: 真壁 端人(まかべ はしひと) 出身地: 日本 身 長: 171cm 体 重: 65kg 趣 味: ストリートカジュアル系の服やアクセサリーのデザイン 好 物: ホットドッグ 大切なもの: ネズミのチュー次郎 苦手なもの: 女の集団 特技: サッカー(フリースタイルフットボール) キャッチコピー:「壁際の魔術師」 ■技表 【特殊技】 ・三角跳び(画面端で壁に触れた瞬間、逆方向の上にレバー入れ)  画面端を足場に二段ジャンプする。  端人の通常ジャンプはやや速度が遅めだが、二段目は1.5倍ほど速くなる。 ・三角降り(画面端で壁に触れた瞬間、逆方向の下にレバー入れ)  三角跳びをキャンセルして、斜め下に素早く落下する。 ・前転(レバー前方斜め下二回+K)  上段攻撃をすかせる前転。相手との接触判定がなくなる(当たり判定はある)ため、  近距離で出せば相手をすり抜けて立ち位置を入れ替える(裏回りする)ことができる。 ・飛び込み前転(レバー前方斜め下二回+P)  下段攻撃をすかせる移動技。上記の前転同様、立ち位置を入れ替えるのに使える。 ・壁受け身(吹き飛び中、壁に接触した瞬間に攻撃ボタン複数同時押し)  地面ではなく壁で行う受け身。ダウンせずに素早く体勢を立て直すことができる。  壁への叩きつけでダメージが入る技ではダメージ軽減の効果がある。 ・風車蹴り(空中で↓+K)  ひろげた脚をブレイクダンスのように回転させながら真下に蹴りを放つ。  ジャンプの軌道がかわるのでフェイントにも使える。 ・手繰り当て(→+大P)  踏み込みながらの肘打ち。画面端で当てると、壁にぶつかった相手がよろめいて一歩前にでてくる。  次の攻撃につなげるも良し、前転で裏回りして、自分が壁を背負った状態で有利な技につなげるも良し。 【投げ技】 ・突き飛ばし(近距離でPK)  両手で相手を大きく突き飛ばす。  相手が壁を背負った状態だと、追加モーションで鳩尾へのエルボーが入りダメージアップ。 ・モンキーフリップ(近距離で←+PK)  相手を後方へ放り投げる巴投げに似た技。  自分が壁を背負った状態だと、投げた後に追加モーションで後転しながらの両足蹴りが入りダメージアップ。 【必殺技】 ・ステップインピポットブロー(↓\→+P)  軽くステップインしててから放つ、拳の底(鉄槌)を使った回転裏拳。出がかりで相手の足払いをすかせる。  ノックバック性能が高く、当たると相手を大きく後退させる。  回転するのは、パワー不足を補い、腕を振りづらい壁際でも威力を出せるようにするため。  ・アクセルソバット(ステップインピポットブローヒット直後に↓\→+K)   ステップインピポットブローからの連携技。裏拳を当てた反動を利用し、身体を逆方向に一回転半スピンさせ   コンパクトで素早いローリングソバットを放つ。   画面中央では、一段目を密着した状態で当てないとつながらないが、画面端では確定で入る。   ・サマーソルトラダーキック(アクセルソバットヒット直後に↓\→+K)    アクセルソバットからの連携技。壁際でなければつながらない。    ジャンプしながら相手の胴に蹴りを入れ、直後に逆の足で顎を蹴り上げて後方に宙返りする。 ・壁パウンド(←↓/+P)  小刻みで素早い打撃により、相手の頭を壁に何度も叩きつけて脳震盪をおこさせる。  ダメージは低いが気絶値が高く、前後に大き目の攻撃を当てればたいていの相手をピヨらせることができる。  必殺投げ扱いでガード不能。壁際以外では失敗モーションが出て不発になる。 ・ランニングレッグダイブ(→\↓/←+P)  ダッシュからの素早いタックルで相手を押し込み、そのまま一定距離を運んでから倒す打撃判定の投げ技。  画面中央では、起き上がりざまに倒した相手を踏みつける。ダメージは少なめ。  画面端に届けば、踏みつけの前に(→\↓+P)でマウントパンチが二発入り、ダメージが増加する。 ・エアフリップ(通常ジャンプ、三角跳び中に→\↓/←+P)  空中投げ。成立すると、巴投げのようなかたちで相手を後方へ放り投げる。  自分が壁を背負った状態だとモーションが変化しダメージアップ。相手を掴んだまま壁に叩きつけ、  壁を足場に前方へ放り投げて地面に落とす。 ・壁駆け(↓/←+K)  バックジャンプして壁にとりつく。  なにもしなければそのまま真下の地面に着地。壁方向にレバー入れっぱなしでとりつき状態を数秒間維持できる。  ・肘落とし(壁駆け中にP)   壁から跳び降りながら真下に肘打ち。  ・ムササビ蹴り(壁駆け中にK)   壁から斜め下方に跳び下りながら膝蹴りで攻撃する。  ・スリングブレイド(壁駆け中に↓/←+P)   壁を蹴ってほぼ真横、やや下方に跳び、相手にフライング・ネックブリーカー・ドロップを仕掛ける。   見た目は投げ技だが判定は打撃扱いなのでガード可。 【超必殺技】 ・マウストラップ(↓/←↓/←+PP)ゲージ1本消費  ネズミのチュー次郎を上方向の画面外に放り投げると、フィールド中央にオブジェクト(鉄骨や看板など ステージによって異なる)が降ってくる。  オブジェクトは縦長で、キャラの移動は妨げないが端人の特定の技に対してのみ壁(画面端)としての 役割を果たす。  つまり端人にとっては、フィールドが中央で区切られ広さが半分になるということ。  オブジェクトには耐久度が設定され、三角跳びや叩きつけやなどで利用すると減少し、ゼロになると壊れる。 ・大山鳴動(↓/←↓/←+KK)ゲージ1本消費  敵に背を向けて高速ダッシュ。そのまま壁を駆け登り、バク宙大ジャンプから全体重を乗せたフットスタンプで  相手の頭上を襲う。  ある程度は敵を追尾し、またレバーの左右によって落下地点をコントロールすることもできる。  威力は高いが予備動作が長いので、確実に当てるにはあらかじめピヨらせておくなどの手順を踏む必要がある。 ・くるみ割り人形(←/↓\→+KK)ゲージ1本消費  前転からの両足突き上げで相手を宙に浮かせ、すかさず三角跳び。  空中で相手を捕まえそのまま壁に叩きつけ、壁を蹴って反転し向かい側の壁に叩きつけ……を繰り返しながら  上へ上へと上ってゆく。  最後は相手の顔面をつかみながら、逆落としに地面に落下してフィニッシュ。  マウストラップによる壁オブジェクトを設置していないと、一発目の壁叩きつけで技が止まってしまい  ほとんどダメージを与えられない。実質ゲージ2本消費技。 ・パイドパイパー(小P・小P・→・小K・大P)ゲージ3本消費  残り体力が1/10以下のときのみ発動できる。  大量のネズミが相手に向かって突進する。その数は空でも飛ばないかぎり回避できないほど。  相手にガードを強いることができるが、当たってもダメージは小さく、まして削りとなると威力は微々たるもの。  遊び要素の強いジョーク技。 ********** ■プロフィール(2010) 名 前: 御盾 鏡士郎(みたて きょうしろう) 出身地: 日本 身 長: 187cm 体 重: 83kg 趣 味: ナンパ 好 物: 日本酒 大切なもの: 携帯電話のメモリ(女の子と一緒にとった写真やメールアドレスが入っている) 苦手なもの: 妹の説教 特技: 人生相談 キャッチコピー:「鉄壁のガード職人」 ■プロフィール(2011) 名 前: 加護 玻璃耶(かご はりや) / 御盾 玻璃耶(みたて はりや) 出身地: 日本 身 長: 174cm 体 重: 66kg 趣 味: 歴史小説、時代劇鑑賞 好 物: 日本酒 大切なもの: 家族 苦手なもの: 子供の相手 特技: ヒヨコの雌雄を鑑定できる キャッチコピー:「難攻不落の女衛士」 ■キャラ性能 御盾流においては、自ら仕掛ける攻撃は相手の動きを誘う牽制と位置づけられている。 そのため鏡士郎の通常攻撃は、遅い(技の出)、弱い(攻撃判定)、小さい(威力)とダメな方向に三拍子そろっている。 基本技での差し合いは大半のキャラに対して分が悪いため、ガードを固めて後をとる戦法がメインとなる。 打撃系、特に手数で勝負してくるキャラとは相性が良い。 逆にガードできない投げ技が主戦力の投げキャラには、決定力不足で劣勢を強いられる。 さまざまなガード技能を使いこなしてやっと対戦ダイアグラムの真ん中あたりに入れるようなテクニカルキャラ。 ■技表 【特殊ガード】 ・未先 = ジャストディフェンス  相手の攻撃が当たる瞬間にガードすると発生。  必殺技による削りを無効化し、飛び道具なら反射できる。 ・隅仮 = アドバンシングガード  防御硬直中に攻撃ボタンを連打することで発生。  防御したまま相手を押し返し間合いを離す。入力が簡単なのでとっさの緊急回避に使える。 ・誘名 = セービングアタック  PK同時押しで発生。一発分だけスーパーアーマー状態(攻撃を受けてもくらいモーションが発生しない)に  なりながら攻撃を繰り出す。  ボタンを押す長さによって段階的に効果が上がる。 ・哉手 = ブロッキング  境火(パワーMAX状態)中、攻撃を受けた瞬間にレバーを前方(下段の場合は下方)に入力。  極限まで高めた集中力によって、最小の動きで相手の攻撃を捌く。  成功すればガード硬直なしで相手より先に動けるという有利な状況を作り出す。削りダメージも無効化する。 ・円令 = 投げ抜け(↓/←+P)  特殊なモーションをとり、その間は必殺投げに対して無敵(投げられない)になる。  ただし打撃や通常の投げに対しては無防備。 ・他にも空中ガードが可能。 【必殺技】 ・宮微(↓\→+P)  踏み込みながら掌底で相手の鳩尾を打つ。  出の早さ、判定は並。必殺技としては威力が低く、コンボによるダメージ減補正がつくとさらに寂しいことに。 ・EX宮微(↓\→+PP)  宮微の強化版でゲージ一本消費。  早さと威力が上がって実用的な性能に。  コンボに組み込んでもいいが、真価は通常ガードからガードキャンセルで出せること。  カウンターダメージプラスで威力的にもおいしい、鏡士郎の主戦武器。 ・砥鋸(→↓\+P)  手刀で頭上を切り払う対空メインの技。  判定は特に強くないが、宮微に比べるとそこそこ威力があるので相打ち覚悟で使えなくもない。  地上戦でも背の低い相手以外には当たるので、密着状態ならコンボの締めは宮微よりこちらを使いたい。 ・EX砥鋸(→↓\+PP)  威力が上がって技の出がかりに無敵時間がある強化版の砥鋸。ゲージ一本消費。  対空技として安定。通常ガードからガードキャンセルで出せる。  判定そのものは変わらないので地上戦では密着していないと当たらない。 ・振馳(↓/←+K)  ステップインして放つ横蹴り。  出が遅いためコンボに組み込めず、判定も弱いので奇襲ぐらいにしか使えないが、  特定の状況でのみ追い打ち攻撃としてヒットさせることができる。 ・EX振馳(↓/←+KK)  振馳の強化版でゲージ一本消費。  威力は上がったが出の早さは変わらない。  地上ガードだけでなく空中ガードからもガードキャンセルで出すことができ、  その場合はモーションがかかと落としに変化する。 ・離打(→\↓/←→+PorK)(上段・下段)  いわゆる当て身投げ。相手の攻撃を受け流しつつ巻き込むように懐にもぐりこみ、  回転しながら体重を預けて地面に叩きつける。  超必殺技をのぞく単発攻撃としてはもっとも威力が高いが、失敗モーションの硬直が大きく外すと隙だらけ、  出がそれほど早くないので相手の連続攻撃に割り込むような使い方も不可能といった欠点を持つ。 ・四能(↓+PP同時押しっぱなし)  御盾流独自の練気法で、主に集中力を高める。いわゆるパワー溜め。  EX必殺技や超必殺技を使うために必要なゲージをストックする。  鏡士郎はゲージをストックできる本数が多いため、相手がカウンターを警戒して仕掛けてこない場合には  どんどん溜めてプレッシャーをかけられる。 ・境火(PPKK同時押し)  気を使った集中力のオーバーブースト状態。  ゲージを一本消費することで一定時間パワーMAX状態になる。  通常攻撃の威力はそのままだがカウンターによるダメージボーナスが10%アップすることに加え、  哉手(ブロッキング)が使えるようになる。  カウンター主体の鏡士郎にとっては攻撃力の底上げが期待できる重要な技。 【超必殺技】 ・地暗(↓\→\↓/←+PP)  ゲージ三本消費。全身で相手にぶつかってゆくショルダータックル。  御盾流には珍しい防御のための余力を残さない全力攻撃。  移動距離が短いので突進技としては微妙だが、威力はそれなりに高い。  宮微からつながり、さらにヒット後には振馳が追い討ちで入る。  境火(パワーMAX)→ガードキャンセルEX宮微→地暗→EX振馳は、ゲージ六本を消費する鏡士郎の最強コンボ。 ・通反散  ゲージ三本(実質四本)消費。  相手の連続攻撃や多段技を、哉手(ブロッキング)で三回(以上)連続でさばいた後に(→←→+PP)で発動。  哉手の連続成功数が増えるほど攻撃力が増す。  両腕を角度をつけて左右に大きく開き、全身をスピンさせることで周囲をなぎ払う。  全方位に攻撃判定が発生し、発動すればくらい判定がなくなる無敵技。  出の早さは並程度で、読まれると連続攻撃中断でガードされる可能性があるので、相手の多段必殺技に  割り込みで使うと確実。  難易度が高く見せ技の要素が強い。 ■鏡士郎(簡易)汎用勝ち台詞集 (辛勝) 「惜しい惜しい、もうちょっとで鉄壁を崩されるところだったよ」 (楽勝) 「御盾流は難攻不落。まぁ、乙女の純潔の次くらいにはね」 (対壮年男性) 「お互い苦労しますな。今夜にでもどうです一杯」 (対VIP) 「わたくしボディーガード業を営んでおりまして。腕はご覧になった通り、ご用の際はどうかご連絡を」 (対ドSキャラ) 「ぴろり〜ん、きょういちろうはじゅもんをとなえた  こころのぼうぎょりょくがあがった! ばりぞうごんにもきずつかなくなった」 (対若い女性) 「若い娘さんと接する機会なんて少ないから、おじさんドキドキしちゃったよ」 「これも何かの縁、良かったら連絡先を……ダメ? じゃあ友達を紹介してくれないかなぁ」 「可愛いなぁ、食べちゃいたいけどそれが無理なら舐めるだけでも……あ、冗談だから。引かないで通報しないで」 「きみ専属のボディガードに立候補しちゃおうかな」 「じゃあ、オジサンが勝ったんで約束通り膝枕ってことで」 「出会いに飢えてるオジさんのために、ボランティアでお茶してくれたりしない?」 ■ここまで。お粗末。