■プロフィール■ 名前:ジャスミン・ジャクソン 格闘スタイル:体格を活かした我流格闘術「ファットアーツ」 出身地:アメリカ 年齢:/29歳 誕生日:1月4日(孤児院の院長に拾われた日) 身長/体重:170cm/150kg 血液型:A型 趣味:食事、おやつ、間食 好きな食べ物:ハンバーガー、カレーライス、ピザ、フライドチキン、オムレツ…とにかく多い 大切なもの/嫌いなもの:孤児院の院長先生と仲間達/子供を捨てる親 備考:見た目に反してゲーム性能的にはスピードキャラの分類だが、 体に比例して当たり判定が大きいという普通のスピードキャラにはない欠点も持つ。 イメージCV:青木和代 ■インタビュー■ ・今大会の抱負 「どんな相手でも平らげてあげるよ!」 ・誰と一番闘いたいか? 「そりゃあこの街のヒーローである市長さ!それともう一人…あの人が来てればいいな」 ・チーム戦では誰と組みたいか/組みたくないか? 「ご飯をおごってくれるなら誰でもいいさ」/「あっ、悪人だけはプライドが許さないから嫌だね!」 ・あなたにとってストリートマルスとは? 「そりゃあ…あたしの腕でサクッと賞金稼ぐ場さ!」 ・ファンに一言 「あたしにファン?そうだね〜…とりあえず親睦を深める意味でご飯おごってくれない?」 ■オープニング■ ここはマイクのハンバーガーショップ。 ちょうどお昼時で店内で食事する客やテイクアウトの客でにぎわっていた。 マイク「ふんふんふ〜ん♪」 (鼻歌を歌いながらパティをいくつも焼いている) モーリス「マイクの店は安くてうまいけど、今日も待たされるなぁ…ん?」 (巨大な人影に気づき、一気に青ざめる) ジャスミン「お兄さんも順番待ちかい?」 モーリス「あ…はい…今日は天気がよすぎて、待つのも一苦労ですねお姉さん(この人、マイクより太ってるな……)」 マイク「おーいモーリス!君のハンバーガーができたよー! ジャスミンのいつものやつはまだ時間がかかるから、もう少し待っておくれ」 ジャスミン「あいよ!屋台のホットドッグでもパクついて待ってるかね〜」 (巨体の割には軽やかな足取りで一旦マイクの店から離れる) モーリス「…マイク、彼女もここの常連さんかい?」 マイク「そうだよ、いつもは君と来る曜日が違うけど…。 彼女の名はジャスミン・ジャクソン、ああ見えてなかなかのストリートファイターだ。 今回のストリートマルスにも出場するらしい。 まっ、魔法少女としてのアタシの萌え萌えドギャーンにはかなわないけど♪」 モーリス「何回も言ってるけどさ…食事前にそれはやめてよ……」 ジャスミン「ね〜え、ハンバーガーはまだか〜い?」 (大量のホットドッグをスナック菓子をつまむかのように食べながら再び登場) マイク&モーリス「………………」 大食女ジャスミン・ジャクソン、果たして彼女はストリートマルスでどんな戦いを繰り広げるのであろうか!? ■技表■ 【投げ技】 ・ビッグプレス 接近して←or→+強パンチ 相手を引き倒し、そのまま腹から飛び乗る。 ボイス「よっ!」 ・フライングビッグプレス 空中で接近して←or→+強パンチ 投げ間合いの広い空中投げ。相手を掴み、そのまま腹の下敷きにして地面に叩きつける。 ボイス「よいしょっ!」 【挑発】 片手で自らの腹をで勢いよく叩きながら手招きする。 ボヨンボヨンと独特なSEつき。 ボイス「フフ〜ン♪」 【特殊技】 ・二段ジャンプ ジャンプ中にレバー↑要素 ・三角飛び 壁近くでジャンプ中に→ ・ファットヒップ ジャンプ中に↓要素+強キック 斜め45度に急降下する高速ヒップアタック。 ボイス「そーら!」 ・ファットダッシュ →→+弱中強キックのどれか ダッシュ中に通常の立ちキック攻撃とは異なる動きが可能。いずれも削り性能なし。 コマンド及び詳しい技性能は以下に各自別記。 ・ファットダッシュ・ワン ダッシュ中に弱キック ボタンを押した時点で急停止し、ニュートラルモーションに移行する。 ・ファットダッシュ・ツー ダッシュ中に中キック ダッシュからのスライディング。 ヒットすればダウンを奪える。 ボイス「せいっ!」 ・ファットダッシュ・スリー ダッシュ中に強キック 全体重をかけた豪快なタックル。 ヒットすれば相手は壁に激突するほど吹き飛び、状況や技限定で追撃も可能だが、 こちははガードされれば反撃確定。 ボイス「おりゃ!」 【必殺技】 ・ファットプッシュ ↓\→+パンチ(三回連続入力可) 前進しながら右突き、左突き、両手突き(右向き時)と張り手を繰り出す。 出が早い上に威力も高く、連続技に組み込めばさらにダメージを増やせる。 弱中強で変化するのは移動距離のみ。 ボイス「はいっ!」(一&二発目) 「はーい!!」(三発目) ・フライングビッグハム ↓/←+キック 高く飛び上がり、そのままボディプレスを仕掛ける。 ボイス「はいよっ!」 ・ファットプレス ←/↓\→+パンチ 腹を突き出し、相手めがけてかっ飛んでいく打撃投げ扱いの突進技。 ヒットすればそのまま画面端に相手を叩きつける。 ボイス「ふんっ!」(突進)「潰れな!!」(ヒット) 【超必殺技】 ・ファットラッシュ ↓\→↓\→+パンチ ファットプッシュのパワーアップバージョン。 途中で止めたりはできず、強制的にレベルに応じた回数の張り手を繰り出す。 レベルと共に無敵時間が増え、レベル3ヒット時には突き出した腹によるダメ押しの一撃が追加される。 ボイス「はいっ!はいっ!はーい!!」(レベル1) 「はいっ!はいっ!はいっ!はーい!!」(レベル2) 「はいっ!はいっ!はいっ!はーい!!オマケだよ!!」(レベル3) ・ファットハリケーン ↓/←↓/←+キック きりもみ回転しながらでかい腹を相手にブチ当てる。 ヒットすれば相手は大きく吹き飛ばされ、ガードさせてもヒット時の三分の一程度は体力ゲージを削る事ができる。 発動後は任意に前後移動やジャンプが可能で判定も強いが、飛び道具や無敵技には弱い。 レベルによって技の回転持続時間が変化。 ボイス「回るよぉ〜!!」 ■汎用台詞■ 「あっはっは!ちょろいちょろい!」 「手加減なしでかかってきな!それが戦うレディへの礼儀だよ!?」 「あたしゃデブと呼ばれるのを誇りに思ってるんだ。お腹をすかせてちゃハッピーになれないからね」 ■BAD■ 「食後の運動にもなりゃしないねぇ!」 「お腹がすいてる時につまらない試合させるんじゃないよ!!」 「あたしは食う為に格闘してるんだ!遊びでやってるあんたとは違うのさ!!」 ■GOOD■ 「気に入った!あんたには晩飯をおごってやるよ!!」 「好きな食べ物を聞かせておくれよ、それを食べる度にあんたを思い出すからさ」 「あんたの技の重み…しかと受け止めたからね」 ■特定キャラ専用■ vs根賀 鼎武 「あんた、もっと肉つけなよ!そんなガリガリじゃ、骨と変わんないよ?」 (オマケ:根賀の勝利台詞) 根賀「人をガリだの骨だの…あなたこそ健康の為に痩せた方がいいですよ…ふんだ!」 vs幾年 熟睡子 「あらま、あたしのお腹はベッドじゃないよ」 (オマケ:熟睡子の勝利台詞) 熟睡子「ZZZ…きょうのごはんはすくなめにしとこ(寝言)」 vsトムヤム・プラームック 「今日の晩飯はタイ料理に決めた!トムヤムクン大量に作って待ってな!!」 (オマケ:トムヤムの勝利台詞) トムヤム「うちは大食のお客さんも大満足でノープロブレムなお店だから、ぜひ来て欲しいねー!」 vsペンカイザー 「ペンギンはいいよねぇ…あのお腹に親しみを感じちゃうよ」 (オマケ:ペンカイザーの勝利台詞) ペンカイザー「脂肪だけじゃなく筋肉も相当ついてるな!」 vsミノタウロス 「あ、ステーキが食べたくなっちゃった」 (オマケ:ミノタウロスの勝利台詞) ミノタウロス「ステーキだと?俺はどちらかと言えば牛丼派…何を言わせる貴様!?」 vs海江田 一馬 「あたしゃあんたみたいな口だけの男は大っ嫌いだよ!!」 (オマケ:一馬の勝利台詞) 一馬「その体格で卑屈にならないのはいいけどよ、長生きしたきゃ節制しなよお姉さん」 vsレオポン仮面 「おまえさんほどの女傑はプロレス向けだ!四の五の言わず入団してくれ!!」 (オマケ:レオポン仮面の勝利台詞) レオポン仮面「プロレスかぁ…お金になるなら考えてもいいかねぇ」 vs朝里 リムセ 「アイヌ料理?いっぺん食べてみたいねぇ」 (オマケ:リムセの勝利台詞) リムセ「アイヌ料理が食べたいべか?割と油っぽいものが多いから…今さら手遅れだべな」 vs綾清水 溜 「なーんか見覚えのある動きだねぇ」 (オマケ:溜の勝利台詞) 溜「その体格でその身のこなし…ただ者じゃないねあんた」 vsアリーセ・フォン・ドゥンケルガイスト 「最初は気取ってていけすかない小娘だと思ってたけど、あんたも食べるのが好きって聞いて親しみが湧いたよ!」 (オマケ:アリーセの勝利台詞) アリーセ「痩せの大食いに生まれて感謝しますわ…夕食は少し控えめにしておきましょう……」 vs山根 豪信 「ボーズは肉食ったらダメなんだろ?そんな人生楽しいのかい!?」 (オマケ:豪信の勝利台詞) 豪信「生臭上等!食いっぷりでは負けへんでぇ!!」 vs天海 晴希 「もっと食って体を作ってからだねBOY!!」 (オマケ:晴希の勝利台詞) 晴希「そりゃ育ち盛りなお年頃だけどさ〜。ものには限度ってあるよね?」 vsヴィロック・カルトブール 「あたしゃシーフードも好きだよ?肉ばっかりじゃ栄養が偏るからね!」 (オマケ:ヴィロックの勝利台詞) ヴィロック「正しい育ち方ってのは、俺の肉体みたいなのを言うのさ!」 vsソムタム・プーカイ 「元ムエタイチャンピオンと聞いたけど、あたしのファットアーツにはお手上げみたいだねぇ!!」 (オマケ:ソムタムの勝利台詞) ソムタム「なかなか面白いオリジナル体術だが、ムエタイの前には児戯でしかなかったな」 vsフィストキング 「あんた、ワルぶっちゃいるがそこらのゴロツキとはなんか違うね」 (オマケ:フィストキングの勝利台詞) フィストキング「女を殴るのは趣味じゃねぇ!あんまり孤児院のガキどもを心配させるんじゃねーぜ!」 vs吉川 桐子 「細いくせにあたしを投げられるだなんて…あんた何者だい?」 (オマケ:桐子の勝利台詞) 桐子「相手が重い程度で投げられないだなんて、柔道家失格ですから〜♪」 vs闘竜姫 「あたしは竜をも呑み込む女!竜を名乗るならあたしを呑み込む気迫で来るんだね!!」 (オマケ:闘竜姫の勝利台詞) 闘竜姫「油断ならないぽっちゃり系だが、そんな相手は実家のジャンボラーメン挑戦者で飽きるほど見てきたのだ!!」 vsモーガン・ヒューバート・カーン 「腹ごなしにもならない雑魚はもうお腹いっぱいだよ…あれぇ?」 vsコピーキャット(同キャラ) 「あんた偽者だね?あたしがそんなにスリムなわけがない!」 vsシャーロット・マイヤー 「それだけ食べて美貌が維持できるなんて…得な体質だねぇ」 vsゴンザレス 「ゴリラと殴り合う乙女…ってのは、ちょっと恥ずかしいねぇ」 vsマニーシャ・アロチャナ 「あたしの勝ちだね!今度あんたの店にカレーを食いに行くから、そっちの意味でも覚悟してな!」 vsリブロース・ウェルダン 「あんた自慢のステーキを平らげるのと同じようにペロッと勝っちまったよ!」 vsファウナ・バクスター 「なかなかの根性だねあんた!あとは太って貫禄つけりゃ一人前さ!」 vsジェニー・ジョーンズ 「婦警さん、あたしとJJタッグでも組むかい?賞金は倒した相手の数に応じて山分けで、もちろんあたしが大勢倒す!!」 vsうん子 「気に入った、あんたにもチョコソフトご馳走したげるよ」 vs八甲巴 「あたしを吹っ飛ばすにゃパワー不足だ!もっと食って肉をつけな!胸にもついたらもうけもんだよ〜?」 vsバーニィ・レッドフィールド 「その程度じゃあたしの体脂肪も燃やせないよ!」 vsアリス・ヒルビリー 「最近野菜不足だったからねぇ…帰ったらシーザーサラダを10人前ほど食べるとするよ」 vsシュラゴ・エアハート 「お兄さんもいい肥えっぷりだけど、もう少しバランスよく肉をつけるんだね!」 vsエイヴィー・カーニー 「エビもカニもまとめて食っちゃうよ!」 vs悪浪波 「あんたの人生にとやかく言わないけど、そのシャツ悪趣味だよ」 vs魏留守・真央 「お年寄りを悪く言いたかないけどさ…もう少し歳相応の格好で接客しなよ。せっかくの料理やスイーツが泣いてるよ?」 vs超姉貴 「あたしの肉はただの贅肉じゃないよ!!」 vsスオウ 「今度は鎧を脱ぎ捨てて生身でぶつかってきな!」 vs富士由乃 「フジョシだかなんだか知らないけど、あたしをガッカリさせないでおくれよスモーガール」 vsMrダルトン 「あんたみたいな腐り切ったブタ野郎は容赦なくブッ飛ばす!!」 vsイルカ 「日本人はイルカを食べるって聞いたけど…日本料理店カミカゼに持ち込んだら料理してくれるかな?」 vsアレック・スパイビー 「この体は特殊メイクじゃないってば!」 vs七瀬 零 「あんたのお仲間に伝えな!『たかが66kgでぽっちゃり系名乗るんじゃないよ!!』…ってね」 vsソールorホーネット・スカルスキー 「あ、あ、あたしなんか食べてもおいしくなんてないよ!?」 vs弁天・エンデバー 「あんた、その神経の図太さがあれば何とかなるよ。体も太くなれれば言う事なしさ!」 vsエミリー・ブラックウッド 「お嬢ちゃん!その程度で強くなった気でいるから痛い目に遭うのさ!!」 vsロビン・セラフィーニ 「そろそろお説教は終わりかい?お腹すいたからまた今度ね」 vsモーリス・ワシントン 「約束通り、マイクのハンバーガーをおごってもらうからね?」 vsゼウス 「孤児院の先生達や子供に手を出したら…あんたら全員こんなもんじゃ済まないからね!!」 vsグリフ・マイヤー 「やっぱりあなたはこの街で1のヒーローだよ!憧れの人の片割れと戦えてよかった……」 vsサミュエル・レッドロック 「いっぺんカンガルー肉を食べてみたいって言ったら怒る?」 vs地緑二十五 「あたしはスモーレスラーじゃないよ?人違いの期待外れだから帰った帰った!」 vsラ・ティグレ 「あたしの肉の鎧は虎の牙でも貫けやしないさ!!」 vs超姉貴 「あんた、女としての恥じらいまで捨てちゃおしまいだよ」 vsその他忍者系 「う〜ん、あの人の流派とは違うねぇ」 ■番外・コンティニュー台詞■ 「ホラ!ボケッとしてないで追加注文だよ!!」 ■中ボス戦(vs八甲巴)デモ■ (試合前) 巴「……腕に自信があるようですが、貴女は武道家として少し不摂生のようですね」 ジャスミン「食べたい時が美味い時なのさ! あんたも若いんだし、もう少し自由に生きてみなよ。 ガリガリに痩せちゃって……せっかくの美人さんが台無しだよ?」 巴「それ以上の戯れは無用!!自由と自堕落は似て非なるものです!! 武道家たる者、問答よりも仕合いで語るべし!!」 ジャスミン「すごい気迫だ…日本人って、体は小さいけどやっぱりすごいね……」 (試合後) 巴「…我が未熟、笑いたければ笑うがよろしいでしょう……」 ジャスミン「いやいや、あんたみたいなタイプは嫌いじゃないよ。 あたしもこれからの試合で気を引き締めなきゃね」 巴「貴女の技は古武道…いや、忍者の使う体術とお見受けしましたが」 ジャスミン「うん、ちょっと昔お世話になった人がね……」 ■ラスボス戦(vsリブロース・ウェルダン)デモ■ (試合前) リブロース「やあジャスミン!食べるのとお金が大好きな君なら参加すると思っていたよHAHAHA!!」 ジャスミン「おやっさんも賞金目当てかい?おとなしく観光客相手にステーキ焼いてた方が儲かると思うけどね〜?」 リブロース「何を言う!『人は肉を食べるほど強くなる』という私の信条を証明し、 店の宣伝も兼ねる絶好のイベントに参加せずにはいられないのだよ! 常連客だからといって手加減はしないから覚悟したまえ!!」 ジャスミン「それはこっちも同じだよ!あたしが勝ったらTボーンステーキ二十人前おごってもらうからねー!!」 ■エンディング■ ジャスミン「どうだい!美味しいご褒美がかかった試合は絶対に勝たなきゃねぇ!!」 リブロース「ファイトでも見事な食いっぷりだったよジャスミン…今回は私の負けだ。 今夜は勝者の君を讃えてTボーンステーキ二十人前の大盤振る舞いをしようじゃないか!!」 …その後ジャスミンは奮闘したものの、結果的に優勝を逃してしまった。 院長「そう気を落とすな…と言いたいが、余計な心配だったようだねジャスミン」 ジャスミン「あれだけ頑張って決勝進出すらできなかったんだから、改めてすごいレベルの大会だと思ったよ」 (大量のジャンクフードを両手いっぱいに持って頬張っている) 職員「院長、面会の方がいらっしゃいました」 院長「おお、ジャスミンの活躍を見て寄付に来てくれた有志かな!?そうであって欲しいなー!!」 (ジャスミンを院長室に残し、猛ダッシュで玄関に向かう) 溜「こんにちはー」 院長「おお、寄付ですかなお嬢さん。若いのに感心感心!」 溜「いえ、ぶっちゃけお金は帰りの旅費ぐらいしかありません。そちらのポッチャリレディとお話がしたく参りました」 院長「はぁ……(世の中うまい話はないんだなぁ……)」 ジャスミン「あんた確かあたしと対戦した…リターンマッチ以外なら何の用だい?」 溜「TV中継を見てた身内の年寄りがあんたに見せて欲しい写真があるって、これを送ってきたんだ」 (スマホにはジャスミンに似たぽっちゃり幼女と、忍び装束を纏った壮年の日本人男性が笑顔でピースサインしている写真が映っている。 それを見てジャスミンの細い目が見開かれ、涙がにじむ) ジャスミン「これはあの人!…名も名乗らなかったニンジャの先生じゃないか! この写真はあたしの宝物なのに、どうしてあんたが!?」 溜「あー…その写真の男はね、今はハゲでチビのどうしようもないスケベジジイに落ちぶれた私の祖父なんだ……」 ジャスミン「ハゲでチビの以下略はともかく…あんたの身内だったのかい!?」 溜「大会の時から動きの一部が妖水流に似てるとは思ってたけど…まさかドンピシャだったとはね。 一体、どういう縁があってあんたとあのジジイが?」 ジャスミン「今から19年ほど前…子供の頃のあたしが孤児院の先生と夕飯の買い物に行った時、ギャングの麻薬取引現場に出くわしたのさ。 もちろんあいつらは女子供だからって容赦はしない。 あたし達が殺されそうになった時…先生が飛び込んできて、ギャングどもをまとめて叩きのめした。 まるでコミックのヒーローが現実に飛び出してきたようなカッコ良さだったよ……」 溜「ほうほう、なかなかやるじゃん。 じいちゃんはちょうどその頃に私が生まれた知らせを聞いて、世界武者修行の旅から帰ってきたとは聞いてたけど」 ジャスミン「ギャングどもを警察に引き渡し、あいつらの仲間があたし達に二度と手出ししない手回しまでしてくれた先生にあたしは惚れ込んじまってねぇ。 無理に頼んでニンジャの基礎的な体術を教えてもらって、後は我流で磨き上げた…それがファットアーツなのさ」 院長「ふーむ、あの頃ジャスミンは風変わりな東洋人と遊んでばかりいたとばかり思っていたが、ニンジャの修行だったのか」 ジャスミン「よーし!じゃあ賞金を旅費にして日本に行っちゃおうかね!あたしの初恋の人に会いに……」 溜「OKOK!私がちゃんと会わせてあげるからノープロブレムね(トムヤムの真似)! (じいちゃんの好みとは全然違うけど、面白そうだからとことんつき合うか!)」 幼き日の師との再会に大きな胸を、本場日本食に腹をときめかせるジャスミンであった。 (目をキラキラさせながらフジヤマゲイシャニンジャ、そしてテンプラスシのやや勘違い風味日本を思い浮かべるジャスミンと それをニヤニヤしながら眺めるマスクオフ&私服姿の溜の一枚絵が表示され、スタッフロールへ)